2018/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
フィル=クォーレンス > 日も沈みかけ、昼間の暖かさから夕暮れの肌寒さに変わりつつある大通り。
富裕地区というだけはあり。ほかの地区に比べれば小奇麗に整った衣服を纏い、振る舞いもどこか上品な人が多く見てとれるもの。
立ち並ぶ店も店構えから店内まで、調度品などでしっかりと飾り付けられている場所も多く。
慣れていなければ、町を歩いているだけで目移りをしてしまいそうである。

「本当に立派なお店だらけだ…。」

そんな中、人が多少減り始めた大通りから小道に抜ける少年。
あまり踏み込むことのない地区であれば、平民地区との差に色々興味は惹かれているようである。
辺りをきょろきょろと見回しながら進み、食べ物屋の看板を見れば財布とにらめっこすることしばし。
お手頃価格といっても、少々高いお店が多い場所だったようであり。
色々と財布にも優しくいいお店、というべきものを探すように入った小道を奥へと向かって少年は進んでいき。

フィル=クォーレンス > 「やっぱり、此処だとどこもちょっと良い値段だなぁ…。」

美味しそうなお店は多く、小奇麗なお店も多い。
ちょっと小道に入ったくらいでも、それなりに整ったお店はちょこちょこあり。
平民地区より値段相応になっている、というのは十二分に感じられるものである。
けれども、少年の懐事情からすればがっつりと食べたりと楽しめば、財布が悲鳴をあげそうなものであり。
半ばウィンドウショッピングの状態になってしまっているのが実状。

「こっちは…完全に裏道かな?」

奥へと進んでいけば更にいくつかある小道。
人気がまた一段と減っていくのを感じれば、裏道に近いのであろう。
主だったお店は流石になさそうな気配を感じる場所であり。
慣れない地区の裏道を歩きすぎても迷いかねないものであれば、道を覗いては戻るかどうかと一つ考えを少年はめぐらせ。

フィル=クォーレンス > 「さっきのお店…に行ってみようかな。」

少しだけ裏路地に踏み込んだところで、戻り足を決める少年。
慣れない地区というのもあり、治安が良くても裏路地を行き成りというのはやはりやめたほうが無難である。
少々値は張るものの、今の懐事情でそれなりに食事を楽しめそうな場所を探し。
やがて小道の中でそんなお店を見つければ、ゆったりとしたひと時を過ごしていったか―。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からフィル=クォーレンスさんが去りました。