2018/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にサナさんが現れました。
サナ > 蒼く晴れ渡る空が澄み切って、けれど外気に触れた指先が痺れる程寒い日。
用事を済ませて予定が空き、何時も来ることが無い場所に好奇心を擽られ、気を惹かれる儘に知らない道へ足をのばす。

手を出せる事等無いが見たことの無い珍しい装飾、桁が一つ二つ違う食べ物等
つられて緩々歩む内、何時の間にか店は途切れ
防犯の為なのか、己を二人縦に並べても未だ届かないような高い壁に取り囲まれた住宅街へと迷い込む。

一軒一軒の敷地が異様に広く、切れ目に道を探しては沿い、戻ろうとしても枝分かれにささくれ立った数本の路。

「広い………。どっちに行ったら良いの」

方向を見失ってしまった猫のように行けば行く程方向も見失う。
通り掛かりの人にと思っても、先刻から中々人とすれ違わない。


もういっそ道を聞こうかと、通り掛かった一軒の見知らぬ家の呼び鈴を鳴らす。
応答もなくて、門の前。ぺたりと地面に腰を下ろす。
足がじんじん痺れて少し、途方にくれる。

サナ > 暫くの間はそうしていて―――
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からサナさんが去りました。