2017/10/22 のログ
ご案内:「王都マグメール富裕地区/某公爵邸」にリュシーさんが現れました。
■リュシー > (とある瀟洒な屋敷―――を囲む、高い白壁の上。
未だ窓々に煌々と明かりの灯る屋敷を背に、街路のほうへドレスの裾から両脚を投げ出し、
ぶらぶらと華奢な靴を履いた足先を揺らしながら―――
幾度目かもわからない溜め息を、虚空へ向けてそっと散らす。
昔の知り合いに付き合うこと、すべてが嫌いなわけではない。
けれど、以前のように奔放に、身勝手な快楽のためだけの宴を楽しむことも、
のんきに眺めることも、いつの間にかできなくなっていた。
屋敷の中では今も、たいそう貴族的な宴が催されているのだろうが、
―――戻っても、心から楽しめるとは思えない。
楽しんでいるふりで笑うことも、たぶんできない。)
―――― 今のうちに、逃げちゃおうかな……。
(そもそもが、泊めてくれる、という話だったけれども。
あのぶんではまだまだ誰一人として、寝室へ落ち着く気配はなさそうだ。
ならば、ここに留まっていても、いたずらに疲れるばかり、のような気がしていた)
ご案内:「王都マグメール富裕地区/某公爵邸」にルヴィエラさんが現れました。