2017/09/23 のログ
ご案内:「富裕地区:ブティック」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 富裕地区にある小さなブティック
小さいながらも、品揃えは豊富で、サイズ、年齢問わず取り扱う店だ
頼めば高額ながら魔法縫製によるオーダーメイドもしてくれる
そんなブティックの、小さな一角。子供服売り場に少年はいた。まだ幼い小さな天使、女物しかないこの店だが、少年の目当てはその、女物の服である

「かわいー、こっちもかわいー♪ どっちがいいかなー」

と、黒と白のゴシックドレスと、メイド調のドレスを見比べる。秋物のキッズドレスもいいし、所謂オリエントなチャイナ服もある
女の子になれないなら、女の子の格好をしたら、皆はどう思うだろう、的な発想できたブティックで、キラキラと目を輝かせて品物を物色する

別に女装が好きではない、しかし抵抗もないのだ、可愛い服を着たらかわいがってくれるだろうか、という安直な考えである

シャルティア > とりあえず、メイド服を試着。上はスッキリ、下は少々ボリューム感をだしたふわりとした長めのスカートのメイド服である。店員がすすっとやってきて、丁寧に試着させていく。鏡の前に立つのはどうみても小さな小さなメイドの少女。まあ、少年はメイドと言うのは見たことがないが、似合ってるのは事実である。

これちょーだい♪と、店員に言うと、店員はちょっと困った顔。富裕層のブティックのドレスを払えそうな子には見えない。でもすぐに少年は懐から、大小さまざまな宝石のはいった革袋をだし「これからとってって♪」とにこやかにいう。 あっけにとられる店員、しかしプロらしく、丁寧にお辞儀をして、中から高級な宝石を選んで、相応の価値のものを拾い上げる。優良な店らしい。
少年は、嬉しそうな顔で革袋を返してもらうと、そのメイドの格好のまま、ブティックをでていってしまって

ご案内:「富裕地区:ブティック」からシャルティアさんが去りました。