2017/09/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/邸宅街」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (―――旧知の家へ数日厄介になってしまったが、今夜こそ出て行こうと決めていた。
朝から使用人たちが慌しく立ち働き、今宵は客人が来るものと推察されたからだ。
客人、の中に父が含まれているかもしれないと思えば、長居は無用である。

塀を乗り越えるのはハードルが高いとみて、今回は使用人の中でも、
無害そうなお母さんを思わせるメイドを抱きこんで、
使用人用の出入り口、通用門を利用して―――ぽつぽつと街路灯の灯る通りへ出る。)

――――さて、どうするか……。

(取り敢えずは今夜の宿を探すべきか、と腰に片手を宛がい、
背負ったバックパックを軽く揺らす。
たった今出てきた通用門を背に、通りの左右を見比べて、
どちらが寄り、人通りが少ないだろうか、と思案顔になり)

リュシー > ――――― よし。

(頭のなかでこの界隈の地図を展開して、しばし。
ああでもない、こうでもないと考えを巡らせた結果―――ストレートに、
実家から遠まわりになる方を選んで足を踏み出した。

どちらにしても父がやってくるなら馬車だろうし、馬車には家の紋章が記されている。
それを見かけたらすぐ、馬車の入れないような細い道へ逃げこめば良い、と、
いったん心を決めた己の足取りは、どちらかといえば暢気なもので―――――。)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区/邸宅街」からリュシーさんが去りました。