2017/07/30 のログ
ご案内:「富裕地区の祝宴会場の一つ」にアダンさんが現れました。
アダン > 肇国を祝う大祝宴も後僅かとなった。
終わりに近づいてはいるものの、未だ祭りの喧騒は続いている。
この富裕地区での祝宴も、祭りの最後に向けての盛り上がりの一つと言えるだろう。

「……ええ、それではまた」

アダンは、富裕地区の様々な場所で行われている祝宴の一つに出席していた。富裕地区の館の一つでそれは行われている。
複数の貴族が合名で祝宴を企画したもので、そのために王侯貴族の多くが出入りしていた。王城の会場といっても限りがあり、こうして富裕地区でも独自に祝宴が行われているのだ。
アダンもその一人に名を連ねていた。もちろん、単に肇国を祝うなどという目的で行われているわけではない。
様々な陰謀や策謀、そのための駆け引きがここでは行われていた。
地下では退廃的な宴が行われ、祭りに乗じで不穏の行為を行ったとして、事実かどうかは別にして既に何人かの女性も捕らえられていた。
彼女たちがその宴の見世物となるわけである。
アダンももちろんそういった目的で参加している。祭りの残りは僅かだが、まだ終わっているわけではない。
ここはアダンの屋敷にも近く、そこに連れ込んでもいい。退廃的な宴に参加してもいいだろう。
アダンは肇国節が終わった後のことを見越してとある貴族と密約を結んだ後、席を離れて会場を巡り始めた。
今宵の獲物を求め始めたのである。
肇国節という性格上、王侯貴族以外にも平民なども参加できる祝宴となっている。

アダン > アダンはその後会場内を巡った後に、会場を後にした。
今日はめぼしい相手というものが見つからなかったのである。
静かに会場を去り、自らの館へと向かっていった。

ご案内:「富裕地区の祝宴会場の一つ」からアダンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にレアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からレアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にレアさんが現れました。
レア > 月夜に照らされた王都富裕地区。
祭りも最終日へと近付き狂乱の宴も疲れやフィナーレへ向けての最後の一準備からか若干の落ち着きを取り戻しつつあるこの一時。

その暗闇の中を溶け込むように1つの人影が駆けていく。
塀や壁を伝い、屋根屋根を警戒に飛び回り、衛兵達の視界の影から影を渡り歩く。さながら猫のような身のこなしでその影は大きな家々が連なる富裕地区の町並みを容易く進んでいく。