2017/05/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にシャドウさんが現れました。
■シャドウ > 今夜は王城ではなく富裕地区のとある屋敷で仕事を終えた後である。
相変わらず王都マグメールに済む貴族共は腹黒く、どいつもこいつも表向きは親切そうだが一皮向けば何とやらだ。
兎にも角にも借りたいという枚数の分だけ金貨を都合し、期限を決めてキッチリと取り立てる、何時もの仕事、何時もの奴、の筈だ……。
何か嫌な予感と言うモノか取引を終えた後に背筋をゾクと走る怖気があったが、屋敷から離れるにつれて薄れたのだから、気にする必要は無いだろう。
だが今後はこの手の輩と仕事をする機会もあるだろうし、ここは一つ護衛でも雇う事にしようか?と思ったが、それも以前同じ事を考えていたことを思い出して深く溜息を吐く。
「疲れてんなぁ……。いや、それだけ重要って事なんだけどさ……。」
自衛手段は有るモノのなるべくは使わない方が交渉事は上手くいくし厄介なことにも巻き込まれにくい、用心棒がいれば交渉する際も少しは良い方向に傾こう、……たぶん。
唇には何時もと変わらぬ煙草モドキ、歩く軌跡は煙草モドキの先端に灯る青紫の不可思議な光の残光がなぞるように輝きを残す。
さて、どうしたものか?あまり質の悪い冒険者や騎士崩れを雇ったところで意味はなく、かと言って……うーん……。
と唸りながら富裕地区の通りを一人ブツブツいいながら歩いていた。