2017/05/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にゼノビアさんが現れました。
ゼノビア > 就職難の時代、なのかは判らない。
でもとにかく執事と言う職業は王都に溢れかえっているのか、どうにもこうにも就職先が見つからないでいた。
正義を語る夢見の騎士でも良い、話し相手を求める深窓の令嬢でも良い、一人暮らしの素敵な未亡人でも……そう出来れば女性がいい。

――まあ、でも正直言えば今の生活も悪くは無い。
酒場で給仕し、偶に性別問わず素敵な主人候補を見つけては執事は要りませんか?と問い、今宵のようにふらふらと歩き、疲れたら眠る、そんな生活はある種実に充実していた。

さて、そんな訳で今宵も雇ってもらえそうな屋敷を探し、執事やメイド募集の張り紙を探し、富裕地区の通りを歩いているのであった。

昼間と違い一転して肌寒い夜。
燕尾服のジャケットを脱いでいるから余計に肌寒いが
それが眠気を追い払う役目となるし、いざと言うときに動けるように身軽でもある。
無論全てをきっちり着こなしたままでも戦闘は行えるが、身軽であるに越した事はないのだ……。

とか余計な事を考えながら、歩く姿は酷くふわふわした危うい足取りなのだろう、時折通り過ぎる人々が心配そうな視線と好奇の視線を交えて此方を見つめてくる。

其処ですかさず、執事用?の笑みを淡く口元に浮べて、軽い会釈をし、対象にばれぬように品定めをするような眼差しを向けて、気にならなければ通り過ぎるの繰り返しをして……。

ゼノビア > さて、今宵は一人で富裕地区を歩くのも早々に飽きてくる。
今度は他の通りを探すか、もう少し王城に近い場所を探そうと、一人頷くと早速今夜は宿の方に向けて歩き出す。

目標が決まれば行動は早く、また次の機会の為に英気を養う事を優先として……。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からゼノビアさんが去りました。