2017/04/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にシャドウさんが現れました。
シャドウ > 前は王城、今宵は富裕地区、それも路地裏の人気のないところときたもんだ……。
流石にこの地区に住むような人間が金を奪ってはいサヨナラ、みたいな真似はしないと思うが、用心に用心を重ねて、今はそれが無駄に終わった事にほっと胸を撫で下ろしている。
荒事用の武装も技術もあるが金と人海戦術には敵うわけがないし、オレより強い奴なんてこの都市には腐るほどいるだろう、それも汚れ仕事を好んでやるような奴らが……。
あれか、そろそろ用心棒でも雇うか何とかしないと駄目な段階にきているのだろうか?
路地裏の丁度あらゆる方向から死角になっている一角で今宵も溜息が止まらない。

「温室に帰るか、花壇に帰るか、するかな……ほんっと今日の取引は時間食ったし疲れた……。」
右手のジャケットの裾から煙草モドキを1本だけ取り出すと、空に放り投げるようにしてから器用に唇で挟んで捕まえ、左手の指先だけを甲冑で包み込むと指を鳴らして金属同士を打ち合わせ、火花を起こし煙草モドキに火を灯す……。

ぽっと小さな音、青紫の灯火、直ぐに立ち上る紫の煙と身体に満ち始める魔力、本当の意味で一息つき始めると、暫く此処で一呼吸ついてから、何処か酒場にでも潜り込んで酒でも喰らって今日の事は何もかも忘れちまおう、と思わず眉間に皺を刻んで苦笑いを浮かべる。

シャドウ > 一服したら大分落ち着いた。
ので、後は帰宅するだけ……お酒は控えておこう。
一気に煙草モドキから滲む魔力を吸い上げると、それが口から完全に消えるのを確認して、それからゆっくりと明るい方へと歩きだすのだった……。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からシャドウさんが去りました。