2016/12/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリトさんが現れました。
リト > 今日は特に贈り物を探しているというわけではなく、単に暇つぶしの散歩のようなもの。
かつ、どこかで美味しいものでも食べられたら…という希望も付いていた。
知る人ぞ知る名店が立ち並ぶ通りを歩く。とはいえ夜間、大体は閉店している。

「……ふー」

結構歩いたような気もする。ため息を吐き、脇にこっそり置かれていたベンチに腰を下ろした。
ボロボロのそれは座るだけで軽く軋む音を立てたが、細かなことは気にしない。休めればそれで良い。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にハルクラム=メイプルさんが現れました。
ハルクラム=メイプル > 何かと悪魔なるものは長年生きていても常に若く幼く見えるものだ。だがこんな灯りもない深夜に独り歩きしている子供はそうそういない。今、ふらりふらりと月夜に彷徨うは少女に見えるがそれは夢魔・・・、名はハルクラムと言われる、富裕地区の貴族でもある。特に仕事もない今、満腹でもあるし、暇を潰しに夜の街に気に入ったモノがないか探している所・・・

「・・・夜風が気持ちいいですの・・・」

リト > 「………ん?」

前方に見えたのは、自分と同じくらいかあるいはもう少し幼い少女の姿。
普段なら何の気なしに素通りするところだが、普通の人間とは異なる雰囲気を感じる。

「……なんだろ…」

ひとまずはベンチに座ったまま、少女の事を観察している。
此方から声をかけるつもりはない。

ハルクラム=メイプル > ぐー・・・と背伸びをし、長時間歩いた疲れを癒やしにふと見かけたベンチに座り。勿論すぐ傍にいる自分と同じくらいかちょっと大人の少女には気づいているが・・・、ハルクラムは敢えて気づかないふりをして、不思議な少女の出方を窺っている・・・

「あめだまぁ・・・ひょいと、ぱくっ、、、んー・・・」

ポケットに入れていた飴玉の袋を開け、空にひょいと浮かべては、口に見事に咥え入れて、舐めている・・・

横から注がれる視線をよそに、るーるるーと口笛まで吹きながら・・・