2016/11/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区公園」にリリアさんが現れました。
リリア > (富裕地区――力を、権力を持つ大人達が数多く住む地域である。誰も彼もが綺麗な衣を身に纏い、豪華な生活を営む選ばれた人間が住む地域。

この公園もその一つだ。常に綺麗に掃除され、ベンチや噴水、机なども貧民地区などとは比べ物にならない程に整備されている。あちらはベンチに砂が付着している、など当たり前であるがこちらはそんなものは見当たらない。そんな、常に整備されている公園であるからこの富裕地区に住む貴族・・・恋人達の逢瀬の場に選ばれたりもするものだ。
しかし・・・夜ともなれば顔を変える。未だ純粋なその恋人たちは姿を消し、権力と欲に溺れた大人達が闊歩し始める。その隣には、薄着の見目が良い奴隷を連れ、犬のような格好で散歩をさせる者、知り合いと互いの奴隷の自慢をするもの、物陰に視線を向ければ外で奴隷の服を剥ぎ、辱めを与える者・・・までいる始末。昼であれば、見目麗しいだけの公園であるが、夜ともなればここまで欲に溺れる二面性をこの公園は見せていて。)

たまにはこっちに来てみるのもいいかな、って思ったけど・・・また随分と

(欲望に塗れたものだ、と思う。なまじ、事実を塗りつぶせるだけの力を持つだけに夜になれば好き放題のようだ。・・・下手をすれば、堂々としているだけに貧民街の酔っぱらいより始末が悪いかもしれない。 ――そんな、貴族達の楽園 奴隷達の地獄 そう呼べるだろう公園に少女は一人で訪れていた。 そんな場所に一人でいれば少し浮くかもしれないが・・・本人は気にした様子もなく、ふらりと彷徨っていて。)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区公園」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 「…わぁ…」

一夜を過ごした代価に…想像以上に綺麗な服をもらったので、堂々と富裕地区を散策している少女が見つけたのは公園だった
特に珍しいものもないが、彼女がここに来たのはその性に対する嗅覚故だ

「…綺麗な服、してても…こういうことはするんだ」

公園では様々な辱めを受ける…奴隷と思しき人たちとその飼い主であろう小ぎれいな服を着た者たちが見える
昼の姿は知らないが、地区の名前からは想像できない光景についつい見入ってしまって

(わたしも、あんな、こと…されてた、んだよね…)

昨晩、更にその前の…観衆はいなかったものの、しかし自分にとっては壮絶な辱めを思い出して顔を赤くする
一人で来た先客の少女も近くにはいるだろうが、気づいた様子はなく、ただ赤くなりながら淫らな色に染まった公園を見つめ続けてしまっていて
はたから見れば純真なご令嬢が偶然この場を見てしまったように感じるだろうか

リリア > ・・・。

(とすん、と夜の闇に溶けるような漆黒のゴスロリ服を着た少女はその綺麗に整備されたベンチに腰を下ろす。その真紅の瞳が奴隷を連れた貴族達を見据えようとも、貴族たちはその欲望の矛を収めることはせず。むしろ、見られていようがお構いなしに自身の欲望を発揮できることで自分の力をひけらかすように堂々と欲を貪るだろう。)

・・・あら。

(その様をぼんやりと眺めていた少女である。まぁ・・・こんな有様であるが、お腹は空いたのだ。美味しそうな子がいれば、ちょっと誘ってみるのもありか・・・と、思ってここまで来ている。しかしまぁ、この様子では期待薄かな・・・と諦め半分となっていたのだが、この淫らな公園へと変貌し始めたここに可愛らしいお客がいるではないか。小奇麗な格好をした、可愛らしい女の子。顔まで真っ赤に染めてしまって、初心な様子を晒している。・・・ちょっと家をこっそりと冒険心で飛び出した令嬢、といった所だろうか。)

もし。そちらのお方。

(吸血鬼は、その少女に狙いを定めた。彼女が見目通りの可愛らしい子ならば、手篭めにするのも良いだろう・・・。声をかけてみて、まずはどんな子か探ってみよう・・・。)