2016/06/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは富裕地区、そこに建つ劇場の前だ。
ばらばらと客が扉から出て行く、その中に少女が混じっていた。
どう見てもお前寝てただろ?とか言われてしまうくらいに、重そうな感じに瞼が閉じかけている。

一度教養の為に見に行ってみると良いだろう。そう式の1人に言われたのが数時間前。
教養なんぞ必要ないだろうと思いつつも、まぁ、見た事もないし、暇だし、という事で見てみた。
…うん、なんと言うか…ごめん、内容全然覚えてない。
ってか、寝てた。
そんな結果だった。

劇場を少し離れ、大通りに着いたところで、くぁ…と背を伸ばしながら大欠伸。

タマモ > なんであんなものを、何時間も聞いていられるんだろうか…?
率直な感想はそれだった。

ちなみに、今日は楽団だかなんだか…名前は忘れた、そんなのがやっていた。
まだ派手な音楽でも流してくれれば良かったが、見事に正反対の静かな音楽。
なんと言うか…自分にとっては、子守唄以外のなにものでもない。
…あぁ、そういった意味では安眠出来て良かったかもしれない。

そんな感想を行って来いといった相手に伝えたら、拳骨落とされそうだが。

タマモ > 「………適当に、そこらに居る者に悪戯でもしてやれば良かったかのぅ…?」

いや、それはやったらやったでどうなるか分からないぞ?
そんな人に聞かれたらどう思われるか分からない呟きを漏らせば、ふーっと溜息。
なんか、教養を得るっていうか、鬱憤が溜まっただけだった。
そもそも寝ていたが、それはこの際どうでもいい。

せっかくだ、それを晴らしにでも行くか。
そんな事を考えれば、その足は裏路地へと向いた。
暇潰しというか、鬱憤晴らしというか…うん、裏路地便利。

タマモ > のんびりと歩く裏路地、耳を澄ませば、色々と音は聞こえてくる。
普通に生活を送る上で出る音から、話し声。動物の鳴き声。
そして…
裏路地を歩くのは同じ趣味なのか、他に理由があるのか、足音が聞こえた。
いや、同じ趣味とかはほぼ無いだろう、うん。

十中八九、ここを近道にしている者だろう。
でなければ…もう少し先の未来の自分と同じ、道に迷っているなんて事になる。
さて、どうするか…気分的に、気を晴らしたい感じだ。
相手には悪いが、少々付き合って貰おう。
酷い話だが、そうと決まれば足音のする方へと向かっていった。

タマモ > 進む進む路地裏の先、足音を辿るならば、その相手はすぐ側だ。
よし、ここだと思えば、その姿はゆっくりと辺りの景色へと溶け込むように…消えていった。

まずはあれだ、驚かす事から始めよう。
それから、相手次第で考えていけば良い感じに。
色々と考えを頭へと浮かべていきながら、最後の角を曲がっていった。