2016/04/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にリリさんが現れました。
リリ > 富裕地区内の端の外れにて、小さくのどかな一軒屋、
仄かに香るパンの焼く匂いが煙突から煙と混ざってもくもくと空へと舞い上げる。
時間は大体夕方でそろそろ陽の落ちる頃、
今日の営業が終わる間際の時間帯に試作品のパンを焼いている最中。
上機嫌気味に焼き釜へ鉄板に並べたパンをゆっくり投入していいき鼻歌交じりに釜の扉を閉じた。

「よっし・・・、今日もおっしまいですね~・・・あと少し時間歩けど・・・、お疲れ様ですかなぁ~?」

ふぅっと一呼吸ついて少しだけ釜の熱で額に汗をかいたところをタオルでぬぐう。
ぱっぱ、とエプロンについたパン屑を両手で払い落として、汗を拭ったタオルを机の上においた。

「まだちょっと早いけれど・・・、お店の看板をクローズにしちゃおうかな?・・・たぶんもうこないだろうし。」

何時もの経営している感覚だとこの時間に人が来たためしがあまりない、
パンの試作室を出て店内へと歩いていけば、
ゆっくりとお店入り口の扉のほうへと向かっていく。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からリリさんが去りました。