2015/11/29 のログ
魔王アスモデウス > 身長が近いからこその密着感。
彼女よりも豊かな乳房に背を押し付けてこられれば、形が歪み、硬くなった先端が擦れて甘い痺れを生み出す。
快楽に蕩ける顔は見えないが、代わりのように蕩けた声が聞こえてくる。

抽挿の度に蜜と先走りが空気を含んで泡立ち交じり合う、ぐちゅぐちゅ、という音と共に。
彼女の甘い声は、嬌声は、自身の脳髄までも快楽に満たしてくれる。
胸を弄りながら浅く出入りしていれば、物足りないとでも言いたげに膣壁が蠢く。
奥へ招き入れるような蠕動と収縮。
たまらなくて、はぁ、と熱い熱い吐息を吐き出した。
そして。
ずっちゅん。一気に奥まで貫く。子宮口にごつりとぶつかるほどに。
焦らすような動きから一転、追い立てるように激しく何度も抽挿する。
は、は、と浅ましく快楽を追い求める呼気が、彼女の耳に届くだろうか。

セリア > ぐちゅ、ぐちゅと確かな水音、すぐ真後ろより聞こえる呼気が共に己が鼓膜を叩く。
相手もまた快楽を感じてくれているのだと知れば、弄られていた豊かな胸が微かに揺れた。

再び奥深くまで貫かれ、子宮口を叩かれる抽挿を繰り返されれば近づく絶頂の波。
自らも腰を激しく振って煽る。
何度と無く抜き挿しされる肉棒に絶えず膣壁は絡みつき。
絡ませた指に緩く縋るような力が籠った。

魔王アスモデウス > 乳首を挟み、転がし、押し潰し、摘み、引っ張る。先端への愛撫。
次には手のひら全体で乳房を掴み、こね回す。
痛みをも与えかねない力強さで。そうかと思えば繊細に、柔らかく揉みしだく。
胸への愛撫の手を再開しながら、腰も一層淫らに前後する。
もはや互いに声はなく、快楽に悶える微かな喘ぎと荒い呼吸と、水音ばかりが響く。

肉棒への吸い付きが強まり、彼女の腰つきもまた激しくなる。
絡み付いてくる膣襞に快感を引き出され、煽られて。
絡んだ指に緩く力が籠る。
こちらからも、縋るように指先に力込めて。

「……セリアっ」

限界が近く、肉棒が一回り膨らんだように感じられるだろう。
彼女の絶頂に合わせるために、堪えていた。

セリア > 趣向を変え行われる胸への刺激に合わせ、背で相手の乳房を刺激していく。
声も無い、喘ぎと呼吸、水音ばかりの状況はまた異なる雰囲気を纏わせて。
激しい抽挿と共に前後し合う腰は、ぶつかり合う度に鈍い音が響き――

「……あ、んっ……イっ、イっっ…!」

一回り膨らむ肉棒が膣内を刺激した瞬間、びくっ、と大きく腰を震わせて絶頂に達した。
同時に、膣壁がキツく肉棒に吸い付き、強請るかのように絡みつく。

魔王アスモデウス > 胸への刺激を変えるたび、彼女の背が反らされた後に自身の胸へと押し付けられる。
返される刺激に甘い吐息を幾度も零し。
淫水の交わる音と、肉のぶつかり合う音と。
声ではない、情交の奏でる音楽に身を委ねて心のまま、貪り。

「……っく」

小さな嬌声と同時に、彼女の身体が大きく震え、膣内がきつく吸い付き絡み付いてくる。
小刻みのそれは達した証。
腰を吸い取られそうなその刺激に任せ、自身も達した。
どくり、と濃く熱い白濁が彼女の胎内へ注ぎ込まれる。
膣内を、子宮口を、叩くほどの勢いで、びゅるびゅると射精を続け。
上半身はくたりと甘えるように彼女の背にのしかかり。
やがて、精を吐き出し終える頃には、結合部からも溢れて白濁と蜜の混合液が滴るほどとなる。

セリア > 胎内へ注ぎ込まれる白濁の、その熱と感触は久しく味わっていなかったもので。
のしかかる相手の上半身を受け、此方も眼前の壁に凭れ掛かるような体勢。
絶頂の余韻に浸りながら、結合部から溢れ地面に滴り落ちた混合液も気に留めず。

「……っ、は……は、ぁっ……ん……」

滲む汗を拭うこともせず、腰を揺らして一旦は肉棒を膣内より引き抜いた。正面に向き直る。

「……夢中になりそうよ、私……」

もっとして、と。間近に囁けば、唇を重ねにいく。

魔王アスモデウス > 彼女にとって雄を受け入れることがどれほど振りなのか、そんなことは気にしてもいなかった。
自身が彼女と共に楽しめればそれでいいから。
絶頂の余韻に浸りながら、ゆるゆると彼女の胸を揉んでいたが、その手が離れる。
腰を揺らし彼女から離れていけば、ずるりと肉棒は膣内から抜け出て。
ぽたりと白い雫が糸を引いて地に落ちる。
正面に向き直った彼女から、間近に届けられた囁きに、嬉しそうに眦蕩かして笑み。

「嬉しぃ……いくらでもぉ、セリアが満足するまであげる」

言葉通りに自身の肉棒は一度果てたくらいでは変わりもなく硬く昂ぶっていて。
重ねてくる唇を迎え入れる。
柔らかな唇の感触を堪能し、舌で唇の形をなぞって。
舌を絡め、歯列を舐めて、頬の内側や上口蓋も撫で擦る。
深く甘い口付け。頬に手のひらを添えて、逃げ場がないようにして。

セリア > 相手の肉棒から、白い雫が地面に滴り落ちた。
それを視界の端に捉えながら重ねた唇を深く交わらせる。

口腔を隙間無く舐め回される甘い口付けに意識は蕩けるようで。
逃げる心算は無いと主張するように、頬に添えられた手を掴み取った。
互いの掌を合わせるように指を絡めて繋ぐ。

「……ん、っ……嬉しい……アエーシュマぁ……」

先程受け入れたばかりの秘所を肉棒の先端に擦り付け、挿入を強請るように煽る。

魔王アスモデウス > 余すことなく彼女の口腔内を犯し味わってから、唇を開放する。
頬に添えた手は彼女のそれに掴まれ、手のひらを合わせるように指を絡ませ合う。
ぴっとりと触れ合う肌は白も褐色も柔らかくしっとりと張り付くようで。

「ふふっ……はしたなくてかわいいセリアぁ」

彼女の方から秘所を擦りつけて挿入を強請るように煽ってくれば、愉しげに笑う。
そうして、片手で彼女の膝を抱え上げる。
不自由な体勢にして、ずぶり、と遠慮なく最初から奥まで貫いてやる。
先ほど注いだ白濁が、挿入に押し出されるように結合部から溢れ出し、互いの下肢を汚す。

セリア > 唇を解放されれば、はっ、と息を吸い込んで笑う。
しっとりと張り付くような掌を隙間無く触れ合わせ、絡み合わせた互いの指は白と褐色のコントラストを描くよう。

「……んっ、……は、あぁっ……すごく、いい……」

すっかり快楽の虜になってしまった身体は、奥深くまで貫かれようと臆せずに。
膣が再び肉棒に絡みつき、ぐち、と小さく水音が立つ。

不自由で不安定な体勢となれば、少しもたれるように相手に寄り添う。
重なる胸が形を変えて擦れ合う悦を愉しむように。

魔王アスモデウス > 「私もぉ、セリアの身体どこも気持ちいぃ……」

色欲の齎す快楽に魅入られてしまった彼女は、二度目の、性急な挿入もすんなりと受け入れて。
歓迎するように膣内は絡みつき、淫靡な水音を立てる。
自身の身体に凭れてくる相手、受け止めて支えてやれば、二人分の肉鞠が弾み、押し付けあうように。
悦を齎すじゃれるような胸はそのままに、腰を数度軽く振る。
前後に、上下に、それだけで膣壁を抉り、快感を与える。
浅く浅く、深く、浅く、深く深く。リズムを変えて、何度も奥を手前を刺激して。

セリア > 行為前の態度が嘘かと言う程に、すっかり色欲の快楽に夢中になっている。
二人分の乳房が押し付け合い重なり合う。
腰が小刻みに揺れ、奥深くや浅い箇所を繰り返し刺激されれば連続で快楽が押し寄せてきて。

「……あ、っん、んぅ……気持ちいい、よぉ……アエーシュマ……」

淫靡な水音を路地に響かせて、膣内に残っていた白濁が掻き出されるように地面に落ちる。
自らも腰を振って、膣壁を抉り擦り立てる肉棒にも快感を与えんとしながら。

魔王アスモデウス > 一番最初、声をかけてきた時の警戒したような様子はすっかり跡形もなく。
押し付けあう乳房から生まれる快楽に。
腰を小刻みに揺らして、奥深くも浅い場所もそれぞれに感じる様を紅眼細めてじっくり眺め。

「うん、もっとなってぇ。……いっぱいイってぇ」

抽挿のリズムを変えれば、彼女の腰の動きも変わる。
自らに合わせるように膣壁を抉る肉棒を刺激してくるのに、嬉しそうな声漏らし。
どっ、ぢゅぶ。
奥深くへと貫けば乾いた肉のぶつかる音と、胎内に響く肉棒が子宮にぶつかる音とが重なり。
ノースリーブの上着からむき出しの肩へと唇を寄せていく。
かぷ、と軽く歯を立ててから小さくちゅ、と吸い付く。
白い肌に、ごく薄く、小さく、口づけの跡をひとつつけて。

セリア > 快楽をただ貪ることに満ちた頭に、此方を眺める紅眼の意図など知る由も無い。
むき出しの肩に触れる唇、そこに残る口付けの痕に嬉しそうな表情浮かべながら。

「……ん、っ……もっと、なる……ん、っあ、ぅ……」

上着はすっかり前が肌蹴て、肩から豊満な乳房までを露出させてしまっている程。
ちろっと舌で唇を舐め、抑え切れない熱が吐息に籠った。
戯れるよう頬に軽く口付けると同時、膣内が柔らかく肉棒に絡みついて締まる。

魔王アスモデウス > 快楽に蕩ける彼女を見る瞳に映るのはただ、喜びであり悦び。
自身の属するところを受け入れて堕ちている様を見るのがただ、嬉しいのだ。
肩に落とした口付けの痕を喜ぶような表情を見せれば、満足そうに口角あげて。
彼女のすっかり前がはだけた上着から豊かな乳房がまろびでいていれば、自身の布地の小さな上着もずらして胸を露出させ。
裸の乳房を押し潰し合うような形へ。
戯れに彼女からの口づけが頬に落ちれば、膣肉もじゃれつくように肉棒へと絡みつき締め付けてくる。
柔肉をこそぐように、せり出した雁首でごりごりと膣内を抉る。
勢いよく抜ける直前まで引き抜いて、ゆっくりと亀頭で押し広げながら奥まで貫く。
その、繰り返し。
彼女の吐息にこもる熱までも愛おしく、絡めた手指を引き寄せて、結合を深めた。

セリア > すっかり堕ちてしまっている、現状。
今与えられる快楽を求めることに意識は向いてしまっている。
互いに裸の乳房を重ねる形になれば、殊更硬く尖った先端同士を擦り合わせるように押し付ける。
白と褐色の乳房が押し潰れ合う光景は至極扇情的でもあって。

引き抜かれ、奥深くまで貫く肉棒に只管膣壁は絡みつき、抉られるままに締め付ける。
結合が深まるのを感じれば、空いたもう片方の手指も絡み合わせて。
近い身長、目線もほぼ変わらぬ相手の顔を間近に見つめる。

魔王アスモデウス > 白と褐色の柔らかな乳房が押し付け合って歪む、扇情的な光景は、今は二人だけのもので。
滑らかな肌の感触や、硬い先端の擦れる快感に、はふ、と甘い呼気を吐く。

幾度も、幾度も激しく引き抜いてはゆっくりと、膣内へ自身の肉棒の形を刻むように挿入していく。
その度に膣壁は従順に絡みついて、締め付けて肉棒へと快楽を与える。
抱えていた脚を下ろしてやり、両手を絡め合い、見つめ合えばまるで、愛し合う二人の睦言にも似た空気。

「セリアぁ……」

愛おしげに名を呼び、身長の近い彼女の顔へ唇を寄せる。
頬に、触れて。唇に、触れて。
それまでゆっくりだった抽挿を、絶頂へ追い立てるように激しくした。

セリア > 扇情的な光景に煽られるのもあって。
その柔らかな感触、先端が擦れる悦をもっと味わうように距離を詰める。乳房を押し潰し合う。

何度となく膣内を擦り立てられる抽挿、快楽の中に絶頂の波が見え隠れし始めた頃。
両手指を絡ませ、愛おしげに見つめ合う。
行きずりであれ、睦言の空気は確かに路地に漂っていて。

「…アエーシュマぁ……」

名を呼び返す。
重なる唇を啄み、少し離れてより深いものを求めるように舌先をちらつかせた。
俄かに激しくなる抽挿に、はっ、と荒い息を零して自らも腰を振り――

魔王アスモデウス > 煽られる。確かに、間違いなくその光景に煽られた。
貪欲に距離を詰めれば、ぐにぐにと柔らかな肉が形を変えて滑る感触がお互いに、一層はっきりと感じられるだろう。

行きずりの、そのひと時の中に自身の愛情は確かに存在している。
今この時この瞬間、自身は彼女を愛している。
身体を愛でることで、彼女の全てをも。それが色欲の愛。刹那の。

自身の名を呼ぶ彼女が愛しい。
啄むような口付け。離れれば、より深くを求めて舌先を覗かせる彼女に、応えてやる。
激しくなる抽挿。それと合わせるように貪るような口付け。
ごつごつと膣奥までも貫かんばかりに強く肉棒を抉り込みながら、
白濁と溢れる蜜との混合液を雁首の返しでかき混ぜて、掻き出して。
彼女からもまた合わせるように腰を振られれば、限界が近くなる。
二度目の絶頂が、見えて。ぎゅ、と絡めた手に力を込めた。

セリア > 互い、どちらともなく距離を詰める。
滲む汗のせいもあって潰れ合う柔肉は滑り、擦れ合って確かな悦を与える。

刹那であれ、今確かに自身は愛されていると行為の中で感じ取る。
ならば此方からも愛さない道理は無い。愛で合う。
ただ貪欲に目の前の彼女を求め行く。

貪るような口付けに応え、今迄になく激しく唇を交える。
息つく暇も惜しい程に舌を絡ませ、擦りつけ、溶け合う。
奥深く、子宮口を強く抉られ突き上げられる。
徐々に近づく限界が間近に迫れば、縋るように絡めた両手を握った。
びくっ、と大きく腰を震わせ、身を強張らせる。声も無く絶頂に達した。

魔王アスモデウス > 刹那の愛。行為に応えることこそが、その愛に応えることに他ならない。
彼女と自身は今この時この瞬間、確かに愛し合い、睦みあっていた。

どちらからともなく、求め合う。
息もつかせぬ激しい口付け。互いに舌を絡め合い擦りつけ合い、溶け合い。
二度目、彼女の身体が大きく震えるのと同じくして、自身もまた達した。
どくっ、どぷっ。一度目と変わらぬほどの精を勢いよく放ち、再び膣内を、子宮までも白濁で満たそうとする。
濃く、熱く、多い。情欲に満ちたりた証。
声もなく、長い長い息を吐いて、ようやく射精も終わる。

「……あ、はぁ……とぉっても素敵だったよぉ、セリアぁ」

口づけから唇を解放すれば、銀糸を口端に引きながら蕩けた顔で微笑む。
女の顔で、雄の匂いをさせて。
愛おしげに絡めた手指をこね回し。

セリア > 愛し合い睦み合うひと時も終わる。
互いに達せば、求め合うように舌を溶け合わせた激しい口付けも収まり。
唇を離せば銀糸がつぅ、と口端を繋いだ。

「……あ、ふぅ……アエーシュマも、素敵……」

雄の匂いが辺り一帯に漂うも、今此処で笑い合う二人はどちらも女の顔をしている。
余韻に浸りながらは離れ難く、此方からも絡めた手指をこね回し、ぴったりと触れ合わせた掌を擦り付ける。

魔王アスモデウス > 睦み合う二人の時は、静かに、穏やかに終焉へと向かう。
余韻に浸り、掌を手指を擦り合わせていれば、くすりと笑い。

「セリアぁ、今更だけど時間はだいじょぉぶ?」

あれだけの間身体を交えていたのだ、夕刻だったはずの辺りは既に暗い。
本当に言葉通りの今更を口にして、いまだ繋げていた肉棒をずるりと引き抜く。
最初よりは幾らか大人しくなったとは言え、手を出せばまだ昂ぶらせることは容易いだろうが。
自身から手を出すことはせず、彼女の望むに任せるつもりで。

セリア > 「……時間?私は大丈夫よ。アエーシュマこそ、平気?」

肉棒を引き抜かれる際の悦に微か、腰を震わせるも。
今更な問いには一度頷きを返す。気がつけば確かに辺りは暗く。
問いを返しながら、未だ引ききらぬ余韻を示すように掌を緩く擦り合わせて。

魔王アスモデウス > 「セリアが平気ならぁ、私も平気ぃ」

情事の時と同じ調子でころころと無邪気に笑い、絡めた右手を自らの口元へ引き寄せる。
そして彼女の指に口付けでもして、上目遣いになるよう顎を引いて見上げ。

「もっと、する? それともぉ、お話でもする?」

ある程度以上には満たされた顔をして、彼女へとお伺い。
そうしながら尚も指先にちゅ、ちゅ、と啄むようにキスを落としていく。

セリア > 指に口付けられながら、見上げてくる視線をも絡ませる。
お返しのように此方は絡めた左手を引き寄せ、指先にキスを何度か落とし。

「そうね……なら、ちょっとお話でもしましょうか」
「お話中に手を出すかもしれないけど…ね?」

此方も割合満たされた。そんな戯れの言葉を投げかけながら。
ちゅく、と相手の指に口付け、舌で擽るようにして。

魔王アスモデウス > いまだどこか甘い空気漂わせ、互いに視線合わせて相手の指へ戯れに口付けながら。
お互いに裸の胸や股座を晒したままの格好。
もう暗いとは言え、そのままでは夜風に冷えるやも知れず。

「風邪をひかないような格好か場所、その両方があると望ましいねぇ」

くすくすと、冗談のように言って。
彼女に口づけられ、舌に擽られた指、ぴくん、と肩震わせて感じ。
先に右手をそっと解く。

「この格好じゃぁ、絶対にまた手を出しちゃうよぉ」

無駄に自信を持って言い切って、彼女のはだけた上着を片手で留めようと悪戦苦闘はじめ。

セリア > 互いに無防備極まりない格好。
夜風も吹き始めた頃合か。冗談のように紡がれた言葉に此方も笑って。

「……格好は無理だけど。なら、どこか空いた宿に二人で泊まる?」

続けて左手を解き、悪戦苦闘の手助けを。
此方はずらされた彼女の服を元の位置に戻す。

「出されたら出されたで、また愉しむだけでしょう。…ね、アエーシュマ」

そっと甘い声で囁き、笑った。

魔王アスモデウス > 宿に、と彼女が提案すれば喜色を浮かべて見せ。

「いいねぇ。ベッドがあれば、もっと別の体位も楽しめるし」

解かれた左手も用いれば、悪戦苦闘の様子はかなり改善し、次第に彼女の服を整えていく。
それと同時に自身の衣装も彼女の手によって整えられて。

「んっふふ……そうだね、セリアぁ」

囁きに返し、同じように笑う。
そうして一歩、裏通りへと向かい振り向く。
暗がりの中、紅眼が誘うように揺らめいて、差し伸べた褐色の手が間近に。

「そういえばぁ、セリアはお仕事何をしてる人なの?」

彼女が手を取っても、取らなくても。戯れのようにそんな質問を投げ始めて。

セリア > 「ん、そうね。……アエーシュマの、好みの体位は何?」

互いの服が調ったのを確認すれば、そんな問いを投げかけながら。
差し伸べられた褐色の手を取り、共に裏通りへと。

「……仕事? まぁ一応、国の騎士。今時期忙しいったら無いけどねぇ」

富裕地区の裏通り。
歩いていれば宿を見つけることだって珍しくも無い。
質問に応えながら、視線はつらっと辺りを見渡して。

魔王アスモデウス > 衣服を調えて手を繋ぎ、歩き出す。
その最中、好みの体位、とひとつ呟くと酷く難しい顔をして悩み始め。

「んんぅ、正常位もいいし騎乗位も楽しいけど、対面座位、後背位……うぅん、ひとつに絞るのは難しいなぁ」

心底困った、と言いたげな顔をして、セリアは、と聞き返しつつ。
問うた答えを得れば、気づくかどうか知れないほどの一瞬、興味深そうに目を細めて。

「内乱で大変そうだもんねぇ。おつかれさまぁ」

よしよし、なんて言ってプラチナブロンドを軽く撫でて。
彼女が辺りへ視線を向けていれば、富裕地区に相応しい隠れ家的な宿も見つかるだろう。

セリア > 「ふぅん。……私は、そうね……騎乗位とか、対面座位とか好きかな」

聞き返されれば、少し考えつつも答えを紡ぐ。
一瞬の表情の変化には、周囲に目を走らせていたせいもあり気づかなかった。
頭を撫でられれば、擽ったげに肩が揺れる。

「……あぁ。あそこなんてどう?」

見つけた隠れ家的な宿。指差し問うて、其処へ足を向ける。
今の頃は宿に泊まる人も少ないのか、あっさり部屋は取れた。

魔王アスモデウス > 「いいねぇ、セリアに乗って欲しいなぁ」

つい先ほど睦みあったばかりだと言うのに、あっさりと欲情した顔を向けて。
これでも二割ほどは冗談のつもり。

擽ったげに揺れる肩に上機嫌になって、彼女が指さした宿を見る。
こだわりがなければ、異論あるはずもなく。

幸いにもあっさりと部屋が取れて、案内される。
富裕地区に相応しく、そこは上質の家具や寝具を置き、風呂まで使えるようで。

「さっき散々汚れちゃったし、身体だけでも流してくる?」

と尋ねて。

セリア > 「……いいよ。宿で乗ってあげようか?」

等と此方も冗談めかすが、別に抵抗はなかった。
此方も先程睦み合った時が思い出されて、浮かべた笑みに欲情が滲む。

上質の家具、寝具や造りを備えた一室に、感心するような声が零れる。
富裕地区とはいえ此処までとは予想していなかったらしい。

「……んー。そうね…これからまた汚れるだろうけど」

尋ねられれば、考えつつも了承。
止められなければ、その場で汚れてしまった服を脱いでいく。

魔王アスモデウス > 部屋の中は燭台の灯りでゆらりと明るい。
自身は寝台の上へと腰掛けて、その場で汚れた服を脱ぎ捨てていく彼女の裸身を眺め。
とろんと眦下げて嬉しそう。男であればやに下がった顔とでも表現されそうな好色そうな表情で。

「そしたらぁ、また後でお風呂を使えばいいよ」

否定はもちろんない。
これからまた、汚れるようなことをしてしまいそうな予感が、否。
確信があったから。
そうして彼女が裸身を晒して浴室へ向かうのを見送って、身体を流してくるのを待つつもり。

セリア > 此方も、これから汚れる確信が半ばあった。
一人浴室に向かい、身体を流す。
そう時間を置かず汚れを落とせば、裸身のまま部屋まで戻ってきた。

「…お待たせ」

笑みと共にそう言葉を紡げば、寝台に腰掛ける彼女の隣へと。
何も言わぬままその服に手を伸ばす。
互いを一糸纏わぬ様相にしてしまおうと試みつつ。

魔王アスモデウス > 卑猥な汚れの残る裸身を眺め、見送ってしばらく待てば。
一糸纏わぬ姿で彼女が室内へ戻ってくる。
ゆらめく橙の光に照らされた白い肌は、艶めかしく美しい。

「ぁは、お話するんじゃぁ、なかったっけ?」

彼女が自身の衣服に手をかけてくれば、手伝うように身を動かしてやりながら。
冗談めかして指摘しつつ、目論見通りに褐色の裸身を晒すこととなる。
その股座では、いつの間にやらまた男根がしっかりと立ち上がっていて。
少し気にしてみれば、その奥の女性の秘所は絖っているのも見て取れるだろう。

セリア > ゆらめく橙の光は、己の裸身と共に相手の身体をも艶かしく映し出す。

「……別に、服を脱いだってお話は出来るでしょ?」
「それにアエーシュマの服だって汚れてるし」

実際に汚れているかどうかはともかく、いわば口実である。
目論み通り、その褐色が晒されるなら目に入るのは屹立した男根。
その奥にも見える秘所に気づけば瞬き、次いで笑み零した。

「………ふふ、興奮してるんだ…?」

魔王アスモデウス > 「ふふぅ、そうだねぇ。でも、お話どころじゃなくなっちゃうよぉ?
 ……興奮、しちゃうよぉ。好みの美人が目の前で裸なんだもん」

事実そこまで汚れてはいなかったけれど、口実には乗って。
ベッドの上、互いに裸身を晒せば、ぽんと膝の上叩き。

「じゃぁ、約束通り乗ってもらおっかなぁ」

自身を跨いで膝に乗れ、と強請る。
彼女がその気ならば挿入も叶うだろうが。
ひとまず強請ったのは、対面座位の体勢となること。

セリア > 「……ふふ、それを言うなら私だって、目の前の美人が裸でいるんだし」
「興奮するわね、誰だって」

叩かれた膝の上に目を遣り、緩やかに口角を持ち上げる。
一先ずは挿入ではなく、強請られるままに膝に腰を下ろした。
秘所は興奮もあってか、すっかり溢れた愛液が灯りに光っている。

近くなった視線を絡ませながら、次に行われることに期待するかのよう。

魔王アスモデウス > 「そういうこと」

互いに褒め合うような言葉を送って。
唇で弧を描き、彼女を膝の上へ招いた。
白い裸身と褐色の裸身を並べ合わせ、何度目か、唇を重ねた。

それから行われたことが、彼女の期待に応えられたか、はたまた超えることができたのかは、二人の間でのみ語られることとなり――。

セリア > 何度目かともなる口付け。
それはすぐに深くなり、並べ合わせた白と褐色の裸身が再び絡み合う。

それから行われたことは、さてどのようなものだったか。
それは二人のみぞ知ることで―――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からセリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」から魔王アスモデウスさんが去りました。