2023/01/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にマリナさんが現れました。
マリナ > 平民地区のとある屋敷の門の近く。
この屋敷に荷物を運ぶという依頼だったのだがその荷物を受け取る人物が不在で渡すことができず。
戻るまで待てという横暴な事を言われ仕方なく門から少し話され場所で待つ。

「この屋敷の方は横暴なのは知っていましたけどこれほどなんて…。
お父様に付き合いは完全に辞めたほうがいいと言うべきですね」

あまり顔を合わせたことはないが付き合いのある貴族の娘の顔を覚えていないとか問題でしかない。
しかも最初は待つ間に如何にも怪しい誘いまであったのだから堪ったものではなく。

早く荷物を渡して戻りたい、そう考えては壁に背中を預けては空を見上げて。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からマリナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にメレクさんが現れました。
メレク > 王都の貴族邸宅にて行なわれる仮面舞踏会。
普段よりも照明を落とした薄暗いホールには管弦楽団による艶やかな音楽が鳴り響き、
華やかなドレスで着飾った男女が肌が触れ合う程に身体を近付け、会話や舞踏に興じている。
彼等は皆、一様に仮面を付けており、己の素性が何者であるのかを分からなくしていた。

表向きにはやんごとなき者達の社交の場である夜会。
しかし、その実は有閑貴族達が一夜の享楽に耽るための集いであるのは明白。
貴族の他にも見目麗しい奴隷の男女や高級娼婦、事情も知らずに集められた女達が
出生地、人種も問わず、王国人以外にも北方帝国人、ミレー族や魔族まで、多種多様に混ざり込む。
そして、灯りの届かぬ会場の隅からは男女の熱い吐息や嬌声が、音楽の途切れる合間に漏れ聞こえてくる事だろう。

その会場の中央の壁際にて一人の男が二人掛けのソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいる。
でっぷりと肥えた身体に、節くれ立つ十の指に嵌めた豪華な太い指輪。
仮面で顔を覆っていながらも、正体を隠す意志が見られない彼は、この夜会の主催者である。
傍らに奴隷達を侍らせて、時折、近寄ってくる貴族達との他愛もない会話に興じながら、
男は快楽に堕落する人々の姿を眺めて、心底愉しそうに只々ほくそ笑むばかり。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメレクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 魔術堂『金杖の双頭蛇』」にロブームさんが現れました。
ロブーム > 満月の夜にのみ、その店は開く。
月と星の飾り硝子が嵌る扉の先にあるのは、様々なマジックアイテムや魔法の触媒が収められた棚の数々。
その間を通った先に、とある太った男がいる。

「……夜9時。未だ客は来ず、か」

さして、残念そうでもなくそう言う。
実際、この店は彼にとっては趣味でやっているもので、採算性は重視していない。
今とて、彼の手にあるのはタロットカードであり、それを弄んで暇を潰しているぐらいだ。
ちなみに、この魔術堂は、マジックアイテムの販売だけでなく、彼の魔術の腕や知識を与えるのも商売の内としている。

尤も、マジックアイテムは勿論、そうしたサービスも、中々の高額であるのだが……
彼が求める美しい女なら、或いは。彼の出す条件さえクリアできれば――