2023/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にテンドンさんが現れました。
テンドン > 王都マグメール。富裕地区の夜。
閑話休題、吾輩はミレー?である。
名前はテンドン。

今、路地裏の酒場裏手に物凄く一杯置いてある水瓶の一つにお尻から嵌っている。

「にゃーん」

路を塞いでいて邪魔だったので上からパルクールして乗り越えて進もうと思ったら、転んでお尻から落ちてしまったのだ。
もがく程に埋まり込んでUの字を描くような感じになりつつある。
中身が入っていなくて良かった。酒や水がまだなみなみだったら溺れ死んでいたかも知れない。

テンドン > 埋まっているだけなので、特にそれ以上成す術もない。
これが本当の万事牛(ぎゅう)す、牛なだけに。

「もー」

特に現状自分で出来る事は無い。
故に人生の一部を頗る無駄な思考に費やすのみなのだ。

テンドン > そして問題も無く酒場の人間に助け出されるのである。

「わーい」

そんな風な一日の出来事もある。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にインビジブルさんが現れました。
インビジブル >  ここは狩場としてはまぁまぁ悪くない。
 第1に獲物の質が良い事が多い。栄養を取っているからか沢山取れる。
 第2に遠慮しなくていい。相応に悪人も多い。
 第3に出歩いている人が少ない。つまりは自分達の領域に1人で踏み込む者も多い。
 まぁ、その代わりに見張りの兵とかが飛んでくる場合もあるから厄介といえば厄介だが、逆に見張りの兵が1人なら取り込んでしまえばいい話。

「ここ嫌い」

 落ち着いた声の女がそう言う。

「おねぇちゃん貴族嫌いだもんねー」

 元気な声が追従する。

「でしたら悪質なのが出てきたらお任せしましょうか。壊してしまった方が気が晴れるでしょう」

 優しそうな声が物騒な事を言う。
 ここは異界と現実のはざまの領域。前すら見えぬ霧の中。夜のそこは地獄への道か天国への階段か。

インビジブル >  
 しばらくそうして待っていると、向こうから1人の男が歩いてくる。
 ぐちぐちと不満を漏らしながら歩く男。仕事が長引いた事、そして霧に文句を言っていた。話している内容は下劣も良いところ。なんでも奴隷を好き勝手にしに行く途中らしい。
 だから護衛すらつけていないのだ。

「……あれ?」

 落ち着いた声が不満そうな声を漏らす。

「あれ!」

 元気そうな声が追従する。

「人をあれとかいっちゃいけませんよ。けど……まぁ……あれですね」

 優しそうな声がそれに続いた。
 はぁと溜息をもらす声。さっさと終わらせよ。


 後日、この通りに裸で震えている男が見つかった。
 精神的に徹底的に壊された男は、この日を最後に性行為というものに恐怖を覚えたのか一切他人に手を出さなくなったとか

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からインビジブルさんが去りました。