2022/11/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > ひらひらと、金色の蝶が舞う。
優美にも見えるそれは、しかし魔王ロブームの斥候である。
蝶の見るもの、聞くものはロブームの耳目に入り、必要になれば魔術により、蝶と彼の位置を交換する。
その蝶が探すものは、様々だ。
貴族や王族の後ろ暗い秘密、今の王都の市場調査という実利的な物ももちろんあるが。
彼の好みである、心の美しい女性を探すという事も並列して行っている。
蝶は、富裕地区のあちらこちらを飛んでいく。
ひらひらと、美しく――されど悪魔の為に
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にメレクさんが現れました。
■メレク > 王都のとある貴族邸宅にて行なわれている舞踏会。
普段よりも照明を落とした薄暗いホールには管弦楽団による艶やかな音楽が鳴り響き、
華やかなドレスで着飾った男女が肌が触れ合う程に身体を近付け、会話や舞踏に興じていた。
表向きにはやんごとなき者達の社交の場である夜会。
しかし、その実は有閑貴族達が一夜の享楽に耽るための集いであるのは明白。
貴族の他にも見目麗しい奴隷の男女や高級娼婦、事情も知らずに集められた女達が
出生地、人種も問わず、王国人以外にも北方帝国人、ミレー族や魔族まで、多種多様に混ざり込む。
そして、灯りの届かぬ会場の隅からは男女の熱い吐息や嬌声が、音楽の途切れる合間に漏れ聞こえてくる事だろう。
その会場の中央の壁際にて一人の男が二人掛けのソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいる。
でっぷりと肥えた身体に、節くれ立つ十の指に嵌めた豪華な太い指輪。
傍らに奴隷達を侍らせて、時折、近寄ってくる貴族達との他愛もない会話に興じながら、
男は快楽に堕落する人々の姿を眺めて、心底愉しそうに只々ほくそ笑むばかりであった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメレクさんが去りました。