2022/09/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアンジェラさんが現れました。
アンジェラ > 「はぁ~…っ」

あー、やだやだ。帰りたい。
内心でそう思いつつ、誰にも気づかれないつもりで小さくため息。
今は貴族や商人が集う夜会の最中。
あまり褒められた態度ではないが、誰かと会話を行うにしては猫くらいは被っていられる。

憂鬱の原因はどうしても好きになれない主催の問題。
ニヤけた面といい脂ぎった肥満体といい。生理的にどうしても受け付けないのだった。
今ここにいるのは家の面子を潰さないように、というだけにすぎない。
帰れるなら帰りたい、と思って過ごしていた。
まぁ、相手そのものは両親に任せていればいいわけだが…。
どこか体調悪いフリして休ませてもらおうかな、とも考えていると。

「っと。ごめんなさい。」

如才なく謝罪の言葉が流れ出る。すれ違う際に少し距離が近すぎたようだ。
思わず至近距離の相手を見るが…?

アンジェラ > 相手側も気にした様子はなく、そのまま会釈をしてその場を離れる。
まだ時間はありそうだ。どうしようかな、と人々に紛れていく。

憂鬱な時間はしばらく続きそうだった…。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアンジェラさんが去りました。