2022/06/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイナさんが現れました。
ロイナ > 「ふむふむ……なるほどー」

夜の富裕地区。その細い路地──表通りよりは幾らか人気の少ない道で、
淫魔の少女が魔族仲間である同年齢くらいの少女から話を聞いていた。

内容は、この辺りに構える魔族の拠点の情報。
貧民地区と異なり、うろついていると衛兵や貴族から目を付けられることがある。
その際の逃げ場所として、あるいは情報収集のポイントとして知っておく必要があった。
──悪いことを考えているわけではないのだ、決して。

「……わかったよ。ありがと!」

情報を聞き終えるとロイナは笑顔でお礼を言って、少女を抱き締めキスを交わす。
見送った後、ふぅ、と一息ついて漸く周辺を見渡した。

初めて来たわけではないし迷うことも無いのだが、
もし誰かに見られていたとなれば少々面倒だ。

だが、その心配は今の所無さそうでほっと胸をなでおろす。
と同時に、今日これからどうするか…という悩みが続けて湧き上がるのだった。