2022/04/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にセリーナさんが現れました。
■セリーナ > 日も暮れた時間帯の富裕地区にある屋敷の一つ。
そこではパーティーでも行われているのか窓からは灯りが漏れ賑やかな音楽が聞こえる。
そんな屋敷の門付近、屋敷の持ち主の私兵や雇われの傭兵や冒険者に交じり警護の為に立つ。
真面目に見回りをする者や手を抜くものの中では比較的真面目に仕事をしている分類に入り。
サーチ系の魔術を使い周囲に何かあればわかるようにして。
「予定だと…もうすぐ終わるはずだけど、終わらないよね、あれだと」
外へと意識を向けながら屋敷を見ればにぎやかな雰囲気は終わりそうになく。
契約の時間以降も続きそうな光景に思わずため息を吐き、同じように見張っている冒険者に人気をかけ門の外へ。
そして周囲にああしい人影がない事を確認しては壁に背を預けて空を見上げて息抜きをして。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にハシュレイドさんが現れました。
■ハシュレイド > 「確かに、終わらないかもしれないねぇ」
そんな声が聞こえ、聞こえたほうを見ると…少し低い位置に金髪の頭が視え。
褐色の肌をした少年が一人、とことこと近づいてくる。
手には、お盆をもって、その上には卵とハムのサンドイッチ、オレンジジュースと思わしき液体が入ったコップが乗っている。
ただ、お盆のサイズに対して空きの部分が多いため、何処かで配った後なのかもしれない。
「おねーさんも、警備の方で雇われた人、だよね…であるな?
なんか、俺の事知ってる人が、雇い主に言ったみたいで、延長になるから警備の人に軽食作って出せって言われたんだ…のでな。
今こうして配ってる最中なんだ……なのだが」
微妙におかしな言葉使いでそういって、お盆を差し出してくる。
ちなみに、覚えているかは少女の記憶次第だが、少年も雇われた冒険者の一人だったはずで、見た時はローブ姿だった気がする。
ちなみに、他の誰かとの会話を聞いていたなら、喋り方が最初は偉そうにというか、勘違いした偉そうだったのが、その内普通になっていくのも知っているかもしれない。
■セリーナ > 延長は少し困るかなと考えていると聞こえた声に視線を向ける。
そこには金髪の頭が見え、少年が近づいてくるのが見える。
「そうそう、警備の冒険者の一人。
へぇ、貴族で人に言われてそんな事をする人もいるのね。
それなら遠慮なく貰おうかな」
少年が持つお盆にはサンドイッチやジュースと思われる物が入ったコップ。
元は一杯に乗っていたのだろうが空いている部分が目立つことから、配っている最中だと見て取り。
それならありがたくと、サンドイッチとジュースを一セット貰う事にして。
「そろそろ何か欲しいって思ってたから助かったよ。
あ、あと…変に言葉使いは直さなくていいから」
少年を見てはみたような見ていないようなと記憶がはっきりせず。
給仕の少年だったかなと思い出そうとしながらサンドイッチに口をつけ。
口元をコップで隠すようにしながら少年に言葉使いで無理をしないで良いと告げて。
■ハシュレイド > 「食材は、パーティ用の余りがあったからそれ使え…と。
あと、延長分の報酬から食事代は引かれる…そうだ。
あ、うんどうぞ」
そうして残っていた分を少女に配り、開いたお盆を腕に挟んで持って壁に寄りかかる。
んぅ、と腕を頭の上で組んで背筋を伸ばして。
言葉使いを言われれば、苦笑しながら。
「ん…やっぱへんかなぁ、それじゃ普通に。
というか、警備に雇われた人が大体そうだったみたいだよ、小腹すいたって。
だからって、同じ依頼受けた人間に、料理作らせた方が役立つからって、雇い主に交渉するとか、酷いと思わない?」
ぶぅっと頬を膨らませて、愚痴をこぼして。
どうせ延長分からひかれる食事代は、定額だろうから、余ってた食材とか全部使ってやった、と悪戯っぽく笑う。
ちなみに、此処に来るまでに男性冒険者などが、かなりの量とってしまったので、少女の所に来た時には、渡した分しかなかったらしく、それについては、少ないかもしれないけど、と、すまなそうな顔。
そして、残りを全部渡したので、少年分はなかったらしい。
■セリーナ > 「報酬からこれ引かれるの?」
受け取った軽食を口に運び、引かれると聞くと困った顔になり。
しかし口を付けた以上返す事も出来ずに食べ進め、同じように壁に寄りかかる少年に目を向ける。
「普通の方が私も話しやすいから。
だって差し入れの一つもないし、仕事中だから干し肉をかじる訳にも行かないし。
それって…何か方向がおかしいような…」
そこで依頼を受けたのに作らせるとかと呆れてしまい。
しかい続いた言葉、余った食材の使い切りを聞くとよくやったというように笑って返し。
量にすまなさそうにされるとこれぐらいで丁度いいからと告げ。
「あ…キミの分も取っちゃったね」
そこでようやく、少年の分まで取っちゃったかと気が付いて済まなさそうにして。
■ハシュレイド > 「そういってたよ、どれくらいかは判らないけど、ある程度は延長分も出るみたいだけど」
予定外の仕事をさせられたのに、報酬はいっしょなんだよね、俺も。
と、壁によりかかったまま、小さく地面を蹴って。
「そっか…うん、まぁ…なんか、あの喋り方すると大体そういわれる。
この時間で、ある程度拘束するなら差し入れくらいは、欲しいよね。
あはは、屋敷の料理人じゃなくて、こっちで作る人間用意するからって、いってた」
まぁ、それが俺だけどと苦笑。
良くたったという風な笑顔に、びしっとサムズアップしつつ。
丁度ならよかった、と微笑み。
「あぁ、俺はそこら辺なれてるから、冒険者以外に飯の屋台なんかもしてるし。
それ知られてて、こうなったけどね」
誰かに食事を提供して、自分は後廻しなんかは、よくあるからね、と何故か偉そうに、胸を張る。。
■セリーナ > 「どれぐらいか分からない……延長分は割に合うのかな」
仕事時間が伸びても追加報酬が割りに合わなければそれはそれ。
地面を蹴る少年をちらりと見てジュースを口にして。
「本当にそれよね、でもなんもないからサボる人もいるし…。
それなら向こうの料理人に頼めばいいのに」
それがと言って苦笑する少年にご愁傷さまと苦笑し。
サムズアップをする少年に親指を立てて。
元々小食なのでこれぐらいが丁度よくて。
「それでも少し悪いかなと思っちゃうんだけど。
そう言うのを知ってる人がいると頼まれるよね」
自分が後回しなのに胸を張る姿に偉いねと言っては頭を撫でようとして。
■ハシュレイド > 「どうなのかな、あんまりこういう依頼で延長とかなかったしなぁ」
そもそも、警備で入った依頼で料理させられてる時点でおかしいのだが。
「結構サボってる人いるよ、でも飯はいっぱい食ってる…おねえさんは、魔法で警戒してるかんじかな、魔力がお姉さん中心に動いてる感じする。
ホントそうなんだけど、こういう家だから料理人もプライド高いんじゃないかな。
その点でいえば、俺とかは使いやすいのかも」
魔力の感知能力はそれなりに高いらしく、警戒用の魔術を感じてるらしい。
料理は嫌いじゃないからいいんだけどね、と返して。
親指を上げて返してくれたことに嬉しそうに笑って。
「大丈夫大丈夫、慣れてるし役得もあったしね…それに、まぁ、飯食いに来てくれる相手だし、売り上げに貢献してくれるからね、言いだした人」
手が伸びると、素直に頭を撫でられて、照れくさそうに笑う。
「あのさ、お姉さん…これヒミツにしてほしいんだけど。
残り全部使って良いっていわれたからさ、余ってたこういうの貰って来たんだけど、飲む?」
エプロンの下につけている小袋、魔法使いである少女なら、それが魔道具であると気付くかもしれない。
その小袋から、開いてない赤ワインと、絞って空き瓶にいれたらしいオレンジジュースを取り出して見せる。
あきらかに、少年が手を入れればいっぱいになりそうな小袋には入らないサイズに見える。
■セリーナ > 「普通は時間で終わりだから。延長は私も経験がないかも」
だからこの仕事を受けたのだからと。
もし延長があるならば受けていなかったのだから。
「貴族の屋敷を襲おうなんてもの好きは少ないから、それにこういう仕事を受ける人は腕に自信がない人もいうし。
よくわかったね、この辺りの魔術は私のだよ。
プライドだけで仕事は出来ないのにね、キミは本当についてないね」
まさかの警戒の魔術の事を口にされると驚きを見せ。
嫌いじゃなくても契約外の事をさせられるのはねと口にし。
「役得?何か良い事あったの?売り上げに貢献してくれるならそれはそれで助かるよね」
拒絶されずに頭を撫でれば、ゆっくりと優しく撫でまわして。
「秘密?どんなことをしたのかな??
キミって実は悪い子なんだね」
何を隠してるのかと少年にもう一度視線を向け、見えた小袋は魔道具だと気が付き。
そこから赤ワインやジュースを取り出すのを見れば小さく笑みを零し。
大きさよりも物が入っている事に意外とすごいのも持っていると感心してしまう。
■ハシュレイド > 「そうだよね、警備系っていままでは交代制とかだったし、此処はそれ考えて無いのかな」
そういって首を傾げる、予定通りで終わってるなら進行に問題があるし。
この長さがよていどおりなら、依頼の仕方がおかしいとなる。
「ふつうはいなよね、念の為だから俺とかでも入れた感じだし。
んー、どんな魔術かは判らないんだけどね、魔力が広がってるし、そういう感じかなって。
そうなんだよねぇ、折角冒険者として依頼受けたのに、料理人させられるとは予想外だった」
使える魔術は、簡単なのとかなんだけどと苦笑し。
報酬はかわらなくてもしえる事が屋台の時とほとんど一緒で、冒険者ってかんじしないよ、とため息をついて。
「へへへ、いまみせるからね。その人結構たべるから、一人でかなりの売り上げになるんだよね」
優しく撫でまわされて、んっ、と気持ちよさそうに目を瞑って。
「こういうの持ってるのも含めてヒミツにしてね、時間停止までないし、容量小さいけど、欲しがる人多いんだ。
ふふふ、しっかりものの冒険者だからね、使って良いものはきちんともらってくるよ」
また、胸をはり、どっちかのむ?、と視線で訴えて。
この袋込みでの秘密という感じらしく、容量は結構小さいけど、屋台用の料理も運べるし、と微笑み。
そうしながら、おねーさんは、特別ね、とにこりと微笑む。
■セリーナ > 「普通なら警備兵とのローテーションなのに、ここは違うから」
交代制でもなく私兵と冒険者や傭兵が混ざっての警備。
しかもパーティーも予定通りに終わらないとなれば問題しかなく。
もしかして長引かせて勝手に居なくなった事で報酬を削ろうとしているのかと考えてしまい。
「そこも変よね。いくら雇ってるって言っても厨房まで入れるのもおかしいし。
これはね、小さな魔力の玉を飛ばしておかしな波長を感知するやつ、それで索敵する感じね。
でも、出来る事が多いのは良い事だよ」
簡単な魔術しか使えないという少年に、自分は魔術は使えるが運動はさっぱりと。
自分も料理は出来なくはないが商売にできるほどではないので、出来る事が多いのは良い事と慰めて。
「お得意さんって訳ね。そういうお客さんは大事にね」
そうして満足いくまで撫でれば手を放して。
「大丈夫、そう言うのは誰にも言わないから。私だって欲しいと思うし。
確かにそうね、でも見つからないようにね?」
少年の視線の問いかけに少しだけ考え。
仕事中という事もあってジュースにすると告げ。
特別と微笑まれるとありがとうと笑い返して。
■ハシュレイド > 「そうなんだ、なんでそうなってるのかなぁ」
色々な人間が混ざっての警備、連絡の不備や、祖語が出てもおかしくはなく。
予定ではすでに終わって、依頼終了の手続き等を行っていた時間を過ぎていて。
経験の少ない少年には、あまり思いつくことは無くて。
「そういえばそうだよね、普通は入れないし。
そうなんだ、結構普通の魔法なのかな?
ん、そうだね、稀に料理店の依頼なんかもあったし」
運動は、俺も微妙かなぁと、一般人の力自慢あいてに護身程度はできるかも、と。
少女の言葉に、うん、と頷いて。
「そうなんだよね、だから無視できなかった」
離れると、小さく、ぁ、とちょっと残念そうな声を上げ。
「ん、ありがとうおねーさん、運よく見つけられたんだよね。
うん、其処は気を付けるよ、はいどうぞ」
先ほど使ったコップに、ジュースを注いでいく。
そうしてから、依頼について考えていたのか。
「なにかあったら、逃げるのがいいのかな?」
すこし心配そうな声で、少女に問いかける。
■セリーナ > 段取りの不備か元々立てていなかったのかはわからない。
しかしながらこれでよく警備が成り立っていると思えるレベル。
次からはこの依頼人の仕事は避けるようにしようと決めるに十分な事で。
「もし危険人物なら大事だから。
これは私のオリジナル、学院では教えてくれないよ。
そっちの方が安定したりしない?」
もし少年が運動が得意と言えばそこは立つ瀬がないのでほっとし。
料理店の依頼の方が安定していそうと口にして。
「なるほどね……」
それは大変だという顔をしてしまい。
そう言う人だから無視できないよねと。
「そう言うのって遺跡でも滅多に見ないから大事にね。
ありがとう」
コップにジュースを注いでもらうと口にして息を吐き。
「そこは人の多い所に向かってから隠れる方がいいかな。
逃げると仕事の放棄になっちゃうよ」
逃げるではなく誘導するようにと説明をして。
■ハシュレイド > 確かに不思議な仕事で、微妙に心配になる。
「子供だからとかもあったのかなぁ…?
そうなんだ、オリジナルの術使えるのは凄いなぁ。
っ…うん、実は安定するんだけど、ね」
オリジナルの術自体は少年もあるが、術の存在自体をそうそう人に教える事もできず。
それ以外で使えるのは、自分の家では使い物にならないと判断された、弱い召喚術。
そして、実際いまでも屋台の方が収入は良く、何処かの料理店にきちんと入れば、とも考えつつ。
「でも、冒険者が…いい、なぁ。
来てくれなくなると結構売り上げ落ちると思う」
その呟きは、、少年が持つ憧れなどから出ている言葉で。
本人だけでなく知り合いも連れてくるので、余計にねと苦笑。
「うん、基本信じれそうな人にしかみせないよ。
えへへ、どういたしまして」
嬉しそうにお礼を受け取って。
「そっか、それじゃそうするよ、おねーさんも一緒にかくれよね。
放棄になると、報酬貰えないんだよね、それは困るね」
少女の言葉に納得して、頷いて。
一緒に、とじっと目を見て、いってくる。
■セリーナ > 「子供の暗殺者も居るんだし…たぶん、ちゃんとした警備の責任者がいないのかも。
こういうのは慣れると作れるようになるから。
安定するならそっちの方が良いと思うよ」
元々は迷子を捜すために作った魔術であるがそれ以外にも重宝でき。
こういう場では予想以上に使えるので気が付けば愛用魔術の一つとなっていて。
少年ぐらいの歳ならば危険がなく稼げる方が良くないかという考えを告げ。
「そっか、だったら無理強いも出来ないね。
そう言う人って本当にお金を使ってくれるよね」
小さな呟きが聞こえれば少年の希望を尊重し。
それだけの人なら大事にしないとと笑い。
「私はそう思ってくれてるのね、少し嬉しいかな。
こう言った立ってる仕事って意外と喉が渇くの」
なので本当に助かったからともう一度お礼を口にし。
「戦うのは戦士とか傭兵の仕事だし、頑張ってくれるよ。
私も……?私は戦う方かな。そうそう、ここまで頑張って貰えないのは困るよね」
一緒にと言われると自分は戦わないとと困った顔をしてしまう。
■ハシュレイド > 「そういえば、そういう子供がいるっていうのは聞いたことあるね、確かにそう考えると責任者いないのかな。
そうなんだ、あんまりちゃんとした魔術はできないんだよね。
うーん、結構言われる気がするけどね、それも」
普通の魔術は、相性が悪いのか習ってもあまり使えず。
いまも、実際にはきちんと警備をしているのだが、余り人に言う気がない方法なので。
料理をたのまれれば、行うし、軽く会話なども楽しんで。
「ううん、心配してくれてありがとう。
頼む量もおおいし、多めに払って釣りは取っとけとか結構あるよ」
心配から出た言葉と理解し、お礼を言って。
そうなんだよね、と微笑んで。
「良い人は、さっきみたいにもていくとまずお礼言ってくれるから。
あ、確かに喉乾くかも」
自分も、ジュースを袋から出したコップへ注いで、飲みながら。
再びのお礼には、微笑んで。
「見つけたら知らせて任せれば、いいんだね。
そうなんだ、それじゃ…うん、俺はちゃんと隠れるよ。困るよ、仕入れとかもだけど学費もかかわるし」
困った顔をみて、それじゃ俺はちゃんと隠れるから、気を付けてね、と。
■セリーナ > 「もしくは子供だからって油断してるのかも。
そうなんだ……魔術は感覚で私はやってるからうまく説明できないから」
自分は魔術は結構感覚で使っているのが大きく、どうすればいいかと説明が出来ずに申し訳ないという顔になり。
設置をしているサーチ魔術に何もかからず、平和だと少し気を抜いて。
本来ならば気を張るべき仕事でこうして話をするのも中々なく、つい話してしまい。
「でも、危ないとはしないようにね?
そんなに気前がいいんだ」
お礼を言われるとお節介なだけと照れてしまい。
きっとすごい人なのだろうと考えて。
「横暴な人はお礼は言わないし、変な事を言いそうね。
それに魔術を使う時に喉が渇いて声が出ませんって敵に言えないし」
発音がいる場合もあるからと話し。
ジュースをゆっくりと味わうように飲んで。
「そうそう、慣れない事をして怪我をしても損だしね。
私も危なそうなら隠れるんだけどね。学院ってお金かかるからね」
困った笑みと心配する言葉に笑い。
今回の仕事はそう言うのは無さそうだからと口にして。
■ハシュレイド > 「それはあるかもね、戦士の人とかが見れば、戦えなさそうだってわかるし。
魔法使いの人って、結構感覚派の人と、理論派の人いる感じがする」
感覚でときけば、そうなんだと頷いて。
少女の申し訳なさそうな顔に、気にしないでね、と微笑して、頷く。
少年が取っている警備手段は、今回は蝙蝠型の魔獣を使ったもの、少女の近くは魔術でサーチされているようなので、人が少なそうな場所を小さなコウモリが飛び交っている。
「ん、基本的にはこういう依頼とか、採取メインだよ、あとは屋台がお金稼ぎ手段。
まぁ、依頼で大きく儲けると気も大きくなるみたい」
受ける依頼で戦闘は出来る限り無いのを選んでると、言って。
まぁ、名前は知らないんだけど、とけろっと言ってくる、
「ちなみに、おねーさんの所い来るまでに、遅いとか少ないとか言ってくる人は結構いたね。
それはたしかにそうだね、自分の仕事できないし」
そっか、と発音も大事だもんね、と頷く。
ジュースを飲み切って、ぷは、と息を吐いて…コップに対して『クリーン』と唱えて、コップを綺麗にして、袋へ仕舞う。
「ホント、怪我すると治療にもお金かかるし、良い事ないしね。
うん、近距離まできたら、その方がいいよ。あはは、そうなんだよね混合科で来て、入れたんだけど、結構大変」
怪我は痛いし、と本音もぽろっと。
そうなんだ、それじゃもう少ししたら終わるのかな。
館の方を見上げて、首を傾げる。
■セリーナ > 「そう言う見た目で判断すると痛い目を見るのにね。
私は感覚派なのよ」
学院で学んではいるが細かな理論よりもそちらの方が向いていると説明し。
教えれない事に申し訳ないと告げるが気にしていないという少年に微笑み。
少年が別の手段で警戒をしてくれているとは思わずに自分のサーチ魔術を信頼して。
「私も似たようなものなんだよ。採取に新人の手伝いとかかな。
そう言う依頼を受けれるだけでも大物って事だよ」
少年が受ける依頼を選んでいると聞くと偉いというように頷き。
大きく儲けているなら名前も売れていそうと思い。
「戦士や傭兵は沢山食べるから…怒らないであげてね?
自分の仕事が出来ないと問題になるから」
簡単な物なら即発動も出来るが大きな魔術となればそうもいかない。
そんな事を説明をしてはジュースを飲み干して。
「そう言う事、痛いしい金もかかるし…何よりその間は仕事が出来ないから。
そこまで近寄られる前に如何にかできればいいんだけど…調合科なんだ」
パーティーは伸びているが問題が起きなければ護衛はもういらないと判断されるかも。
そう思っていれば中から声が聞こえて門から覗けば屋敷からやってくる人影が見え。
「終わりみたいね。報酬を受け取って帰りましょうか」
やってくる人影が近くに来れば執事と判り、もう護衛はいいからと報酬を配ると聞こえ。
それを少年に告げれば一緒に報酬を付け取りに向かい、その後は良ければ途中まで一緒にと誘いをかけ仕事を終える事に…。
■ハシュレイド > 「沢山食べてくれるのは、儲けになるから大丈夫。
そうだね、俺も途中で変わったけど、仕事はしたし」
途中から警備ではなく、料理になったと苦笑し。
大きな魔術程魔力もいるし大変だよね、と頷いて。
「仕事出来ないのは凄く困るよ、
近づかれる前に対処しないと、かぁ…あ、うん混合科」
かなりの時間図書室にいるんだけど、と苦笑。
そうして、誰かが来るのをみて。
「そうみたいだね。んー、なんかいきなり料理作る事になって疲れたような。
あ、そうだ、おねーさん、良かったらお店来てみてよ」
店の場所を大体このあたりで、屋台だから少し移動してる時もあるけどと伝え。
そうして、お互いに報酬を受け取って、途中まで一緒に帰る事に……
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からセリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からハシュレイドさんが去りました。