2022/03/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にフェリーチェさんが現れました。
■フェリーチェ > 品質と見栄えを気にするならここで間違いなし。
仕事で聞いたそんな話を参考に、プライベートではなかなか利用しない富裕層向けの商店を見て回る。
最たる目的は個人用魔道具の発注ではあるが、身に着ける以上は拘りたい部分もあってどの店舗にも目移りしてしまう。
さて、試しに正面から客として入るとまず接客に圧倒される。
続けざまに商品の綺羅びやかさに驚かされて、最後に値段で目眩を覚える。
仕事の卸しとは違って値札の桁が自身のお財布を直撃するとあれば、常よりもその目つきは真剣になるというもの。
一級品には手が出なくても、頑張って貯めたお金はより良いものに使いたい。
そうやって悩めば悩むほどに決定打を見出だせぬまま店舗を後にする。
「はぁ、ちょっと場違いだったかもしれませんね。
お手頃なもので手を打ってしまった方が……いやいや、折角ここまで来たんだから……」
道端のベンチでひとりごちる少女は、早速挫けそうになる心に鞭打ちながら露天で購入したレモネードを傾ける。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にタマモさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からタマモさんが去りました。
■フェリーチェ > 【…………状況破棄して移動いたします…………】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からフェリーチェさんが去りました。