2022/01/26 のログ
■ファンシャン > 実際のところ、ギルドから仕事を受けた以上は放り出すつもりは女にはなかった。そうすることの方が、ここで無為な時間をすごしているよりもずっと気持ち悪く感じていた。それでも、疲労は徐々に蓄積されている。時折やってくる無粋な来客にも対応が迫られ、気力もじわじわと削られていた。
「基本的には、立っているだけなんだけど…」
立っているだけで金になるのだと思うようにして、中々終わりそうにない階下の騒ぎを背中に溜息を漏らした。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からファンシャンさんが去りました。