2021/04/12 のログ
タマモ > 驚かす獲物、その相手…少女から、驚きの声が発せられる。
その声に、心の中で、力強くガッツポーズを取ってみせた。
さて、後の流れは相手の反応次第。
己としては、まだ動ける元気はあるだろうから、身を翻し己が何者かを問う…だったのだが。

「………おや?」

少女から、そして後に己から、お互いに不思議そうな声が漏れた。
少女のものは、体の違和感と共に、力が入らなくなってしまったものだろう。
そして、己のものは、意外な程に効果が大きく現れた為のものである。

「お、おおぅ…ここまで、とは…
そうかそうか、なるほどのぅ。
それならば、せっかくの機会じゃ、ちと付き合って貰うのも手じゃろうなぁ?」

大きな効果、つまりは、それだけ疼きが大きなものであった、と言う事だ。
くすり、と笑えば、そう声を掛けながら、倒れ込む少女へと手を伸ばし、抱え上げるのだ。

抱えている腕とは別の、空いた手が、する、と少女の下腹部に触れる。
指先を立て、円を描くように、下腹部へと擦り付けながら。
一寸、ちらりと大通りに続く道を見遣るが、その足は、その逆へと向かい歩き始めた。

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