2021/04/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロイナさんが現れました。
■ロイナ > 「~♪」
機嫌良さそうに鼻唄を口ずさみながら歩く。
娼館が立ち並ぶ、どことなくいかがわしい雰囲気漂う空間でふと立ち止まり、店の前で客と談笑する女たちを眺めた。
「うーん………何ともいえないなー」
お誘いに乗ってくれる人がいるかどうか。
身体の内に貯め込んだ淫気、そして立ち居振る舞い。
そういうことに着目すれば大体は理解できる。今の所、あの娼婦達はなびかなそうだ。
やれやれ、とため息をつく。
「誰かいないかなぁ。誰でも…いや、誰でもいいわけじゃないけどさ」
あーあ、と肩を落とす、露出度高い衣装を身に纏った淫魔の少女。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアンジェラさんが現れました。
■アンジェラ > その少女の後ろを軽い足音が近づいていく。
娼館の並ぶその通り、その横を通りぬけるようにして。
このまま行けば少女の背後を通り抜けるような様子だが…。
「…?」
自分とあまり変わらない背格好の少女が通りを覗いているのを少し不思議に思いながら。
それは少女に意識を向ける事になるだろう。
秘匿した要素によって男性的な欲求をため込んだその身体。
少女が見れば美味しそうな精気を溜めているようにも見えるだろう。
雰囲気的にもちょっと無防備そうな、そんな様子で…。
■ロイナ > ふと、視線を感じて振り返る。
自分のすぐ横を通り抜けようとしている少女の姿が目に入った。自分と背格好はほぼ同じ、彼女の方がやや高いくらいか。
淫魔だからこそ、勘づくものもある。
此方を不思議そうに見ている少女の、秘匿しているそれにすぐ勘づくと、ふふ、と小さく微笑んだ。
溜め込んだ精気もまた、中々美味しそうである。
「……なぁに?」
くるり、彼女の方に向き直ると、後ろ手に組んで緩々と歩み寄る。
その顔を覗き込んだ刹那、瞳の色が青白く輝いた。
その光を見てしまうと、目の前の淫魔がたちまち魅力的に思えてくる。
触れたい、抱きたいという想いが胸に湧いてくる。
■アンジェラ > 少しだけ見て、すぐに通りぬけるつもりであった。
しかし視線を向けている間に少女が振り返る。
いきなりの事だったので内心わずかにギクリとするが…。
「え、いや…。」
突然の事に言葉に詰まるが、少女と目を合わせた瞬間。
その青白い光が目に飛び込んできて―――。
「……あ……。」
瞼がわずかに落ちる。とろん、とした視線と表情のまま少女を見つめる。
一瞬だけでも頭で考えた事が全て抜け落ちた。
代わりに少女の事が強制的に頭の中に入ってくる。
顔の造形や、魅惑的な肢体、全てが魅力的に思えてきて呼吸が少し荒くなる…。
ふらりと少女に向かって一歩踏み出してしまう。スカートの中ではゆっくりと男性器が持ち上がっていっているだろう。
■ロイナ > 目が合った。あっさりと篭絡は成功して、たちまち蕩けた表情になる彼女を楽しげに見つめている…
そうなると、もはや遠慮することもなく。
人目のある所は避けようと、彼女の手を取ろうと手を伸ばす。
抵抗されなければ手を繋ぎ、人気の無い裏通りに連れ込むだろう。
「……あたしに興味ある? ここでシちゃおうか。それとも…」
どこかの部屋で、の方がいいかな、と耳元で囁くようにしながら身を寄せる。
スカートの下、立ち上がる男性器の感触に瞳を細めて。
囁いた後、頬に柔らかい唇の感触を送って、どうする?と笑み混じりに問うた。
■アンジェラ > 一歩近づいたところで手をとられ、裏通りへと手を引かれる。
抵抗する事も考えられず、ただその白い繊手の感触に酔ってしまうばかり。
人気のない場所で身を寄せられれば、はぁ、と艶っぽい息を零してしまい…。
「…うん、興味…ある…。」
少女の豊かな肢体の感触が。耳元にかかる囁きと吐息が。
アンジェラの頭の中へゆっくりと霞をかけていく。
そして頬に触れる唇の感触にトドメをさされたように頭の中を真っ白にされて。
近くに宿があるから。
と少女に告げてしまうだろう。元々お金は持っている。
篭絡され思考を失ったまま、少女を案内してしまうだろう。
そこはそれなりに高級な宿。
質の良い調度品やベッドが設えており、客層も男女の逢引といった風情の者が見て取れる。
そんな宿の個室へと。
■ロイナ > 興味ある、という言葉を聞いたなら、満足そうに吐息を零す。零した吐息が、間近の彼女の耳元にゆるりと吹きかかる。
近くに宿。その言葉を聞くと、うん、と頷いた。
「じゃ、そこ行こっか」
そして案内される。その間は手を繋いだまま。
連れてこられた宿は割合、高級なものだった。もしかしてこの子お金持ち?とこっそり邪推する。
宿の個室に来てしまうと、そこは完全に二人きりの空間で。
ベッドに歩み寄りながら彼女に手を伸ばした。
「それじゃ……たっぷり、楽しもうよ。遠慮しないで、ね?」
欲望をありったけぶつけてくれて構わない、と笑いながら、装飾の入ったジャケットを脱がしてしまおうとする。
それから彼女を抱きしめ、ベッドに縺れるように飛び込んだ。
衣装に覆われていない、お互いの素肌を擦り合わせるように抱き合って、人肌の温みを堪能する。