2021/04/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 富裕地区、商店街と高級な娼婦街を繋ぐ通路のような区画
最近ここの区画には飲食店が多く出店している
接客型の―――まあ言ってしまえば、メイドが接待をするカフェ、飲食店だ。
とはいえ、性行為等を目的としてるわけではない。あくまで少々綺麗に着飾ったメイド服を着て、注文をはこびそのついでに愛想のいい会話を少々する程度である。
富裕地区故に、客も鼻息の荒い勘違いをしてるような客も少ない。フトモモ程度のタッチはあるだろうが、そこはうまく嗜めるのも、ここらの店が人気な理由だろう。

そんな、メイドカフェの一点。いくつか客の目が一人のメイド姿の店員に向かっている。別にいやらしい目つきではなく――むしろ、ほっこりしてるような『親戚の子供や孫をみるようなやさしい笑顔』である。

そのメイドは少女、そう呼ぶにも幼いような小さな子供だ。
流石につばさは隠してるが、白を貴重としシュガーピンクを織り込んだクラシックメイドとは違う『いかにも接客をするような可愛い』メイド服を着ていた。事実、小さな子供故に似合っている
そして、従順なメイドというよりは朗らかで明るく。とたた、とたたと、少し走るような歩き方で、客に注文を聞いては、「あい!」と元気の良い返事でカウンターにかけていく。小さな子供が一生懸命、それも楽しそうに働いてるわけで、富裕層の特にある程度年のいった客はほっこりしてるわけである。
さて―――問題は、そのメイド、誰も気づいてないが少年である。可愛い服が着れるというだけで自分から「着たい」と1日バイトをしているのだ。なお、店主は知ってるが一部を覗いた他のメイド達すら知らない。

そして、出された軽食と飲み物や酒を抱えるように持って、また元気よくお客さんのテーブルに置く。
何が嬉しいのか楽しいのか「いっぱいたべてね♪」と自分からお客さんに笑顔を見せる。本人は意識はしてないがサービス精神も旺盛。そして、またすぐにキョロキョロして、コップの水が少ない客のとこにいって水を足したり、お酒が切れそうなお客には「おかわり、する?」と聞いたり、お酒が多いお客には自分から水を持っていったり――
別に、一生懸命働いてる訳ではない。メイドの少年は可愛い服が着れて嬉しいし、なにより「人に喜んで貰える」のが嬉しい。そこでたまに「頑張ってるねぇ」と客が褒めると、その場で小さくぴょんぴょんして「ありがとー♪」と満面の笑みを見せるのだ

店主も心の底から思っている
ここでずっと働いてくれないかなぁと期待はしてる
まあ、少年はお金ではなく「可愛い服が着たかった」だけなので残念ながらそれは叶わないのだが

シャルティア > 【後入り待ちです・初見様過去邂逅様問わずお待ちしてます】
ご案内:「」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 【PC落ちました失礼しました。継続変わらずです。】
シャルティア > あくせく働く、忙しくて大変というよりお客の嬉しそうな顔、笑顔でありがとうと言ってくれる事、ときには「偉いね」と背の低い少年の頭をなでてくれること
幸せ、幸せ――それだけで、少年はとっても嬉しいし、楽しい。だから、もっともっといっぱいお客さんに満足してもらって、お客さんの笑顔が見たい。嬉しそうな顔が見たい。
元々はちんまりした子供ではあるが本来はパワー極振りをしたような天使兵である。
皆が心配していた料理の配膳だけでなく、裏口から重い酒樽や食材をどんどんもってきたり、力仕事は自分からやる
接客も大好き。ニコニコ笑顔は営業スマイルではなく本心からの「嬉しい、楽しい」だ

しかも、綺麗で可愛いひらひらの服を着れる。時々裾をつまんで、くるんっと回る。そうしたらフリルの着いた薄いスカートがふんわりと上がる。
それも可愛くて嬉しい。

「えへへ♪」

他の接客メイドからしても、お仕事はやってくれるし手伝ってくれるし、可愛らしい子供がニコニコ嬉しそうになつくので、悪い気はしない。中には鼻息もあらくマスターに
(あの子と同じシフトにしてください!)
と頼みだしてるメイドもいる

「ビールがー……5こ、あと、ラムの瓶が……2本♪」

あい♪とお酒をならべて、カウンターにもどりながらもお客に手をぱたぱら振る。

シャルティア > 店は回転は遅いものの、注文は止まらない
新しい客も居着く、結果この店だけが客が並んでるよくわからない状況だ
ただ、マスターやメイドたちは必死に、少年がこの店で働き続ける算段をそうだんしていた

――が

「まんぞくしたー!」

という声。お給与は元々、着ていたその白とピンクのファンシーなメイド服である。なので、その格好のまま

「じゃあねー♪」

今まで通り、明るい笑顔で、手を降ってマイペースにデていってしまう。
その後、その店が繁盛したかどうかはわからない

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 大通り」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 富裕地区 目抜き通り
人の出入りが最も多く、人の商いが最も盛んな場所
衛兵は時折見回り、浮浪者は寝ころばず、落ちているごみが目立つこともない

治安や区画の管理が行き届いたそこは、逆を言えば 汚せば 目ざわりであれば 貴族や資産家がそれを見過ごした者らを
清掃人や衛兵等 それらを雑に扱ってしまうだろう

そんな昼間の目貫き通り
供回りも馬車も使わず、武器を一つ携えるだけで出歩くメイラ。
暖かくなってきたこともあり、出入りは増している 店を出入りする者の活気がある中、現在 メンチを斬り合う真っ最中となっている。

事の始まりはどこぞの貴族と奴隷
引き連れていた奴隷が疲労 栄養不足 脚のもつれ 倒れ 鞭で打たれ 下層域が上層域で自由に扱われるそれ
背丈はあれど小太りな男が自ら 贅肉の呼吸 壱の型 をぜぇぜぇと肩で息しながら叩く中、メイラは後ろに丁度行きついていた

「邪魔ですわ この肉っころっ!」

背中に靴裏蹴りを見舞い、転がった相手を見下ろせば、立ち上がり、罵倒するそれとメイラ 二人で睨み合いながら一触即発と
楽しい現場を作り出していた。

メイラ・ダンタリオ > ブヒィッ!と鳴くのも構わずに、目の前で立つメイラはギザ歯を覗かせた口元
それはまるで威嚇をするかのように噛み締められ、バリッと音を立てる

「なんですの?
 何か、文句が、ありまして?」

まるで精巧なトラバサミの歯列
それと赤い瞳を見つめる取り巻きが、肉貴族に 『ダンタリオの者です』と囁いた様子

王以外には決して平服しない
王の望まないこともしないものの、目の前の場をより燃え上がらせることも厭わない狂人に、肉貴族はそこから一言文句を述べて立ち去るだろうか。
奴隷が引きずられていく光景こそは、何ら思うこともない
目の前の邪魔なものが片付いた それで良いと言うように髪を後ろへ流しながら出歩きを続けようか。

誰かと出歩くこともないままの一人歩き
適当に肉でも食もうかなどと思いながら、戦場や家での公務以外の時間
目貫通りの何か目につく者はないかとうろつき。