2021/02/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 悪趣味な施設「クラブ・サンドバック」」にセプティ・ダウトファイアさんが現れました。
■セプティ・ダウトファイア > その日は暖かい夜だった
義親でありパトロンであるパパからのケープコートを羽織り、馬車を共に降りる
火傷痕が顔や指先などに見える姿を隠そうともせず、サフランゴールド色の髪は、そのビロードコートの先から覗かせていた
富裕地区における施設の一つ
それは見世物に近いだろうか
アケローンやハイブラとは違う
小奇麗なレストランにあるピアノ席のように
窓際から眺める海のように それは中央に存在するステージ
其処には牢や処刑寸前から買われてきた悪人らが登場する舞台
司会が言う 何をしても結構です! と
司会が言う 何をさせても自由です! と。
敢えて弱者を送り込み 死を前にして起立するものを使った最後の犯しを眺めるか
貴族らの金を啜ってきた悪女が無残にも、この慮辱の世界に相応しい姿を拝ませてしまうのか
全ては参加者の匙加減 気分一つで決まってしまう。
パトロンであるパパとは何れ別行動になるだろう
みんな色々な鬱憤があるのだ ここでは自由に、解消されてしかるべき。
「ヤられて当然な者をご自由に、かぁ。」
火傷を含めても、また吸血鬼としての整った顔がある幼い表情
一風変わったこの舞台 進行を眺めながら今夜の飲み物は甘ーい蜂蜜酒
黄金色のそれをゆっくり盃を傾けながら、血が飲みたいな と思う本能がほんのり覗くのは
その血が香る舞台が目の先にあるからだろうか。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 悪趣味な施設「クラブ・サンドバック」」にセプティ・ダウトファイアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 悪趣味な施設「クラブ・サンドバック」」からセプティ・ダウトファイアさんが去りました。