2020/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 お茶会」にリスさんが現れました。
■リス > 富裕地区には上流階級の人が多く居る、貴族然り、富豪然り、名が売れた冒険者然り。
そんな人々の子女達が集まるお茶会に、少女も又参加をしていた、一応これでも商会の令嬢であり、富豪でもある。
平民とは言え、並の貴族を凌ぐほどの財があるから呼ばれている。
しかし、矢張りと言うべきか、貴族の子女からの受けは、さほど良くはない、理由はその服装。
色的には、地味といって良いのだけれど、素材に関しては、超一流の物で、その辺の貴族に負けぬ生地の服だ。
少女はアクセサリーは好まない―――というか、凝ると何処までも突き詰めてしまい、実際今回はメイド長と、家令長に時間に遅れると揃って蹴り出される始末。
なので、残念ながら、ネックレスが一つだけ、それも、光の加減で、色の変わる宝石の有るそれだけ。
お茶会なので、其処迄めかし込む必要はなく、あまり目立たない事に成功しているのかどうかは、今一つ。
とりあえず、今はメインのグループから少し離れた所で、紅茶を一口、口に含む。
「――――」
空色の目は、ゆっくりと、お茶会の会場を見回していた。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 お茶会」にシルヴァーナさんが現れました。
■シルヴァーナ > 自分にとっては変わり映えのない日常。
これといって変化のない日常の一つとして行われているお茶会。
そこに招待されるのは貴族の令嬢、富豪の令嬢だけでなく冒険者として名を知られている女性である。
本来であれば冒険者の女性は招待されないのだが、今回は貴族・富豪の令嬢に取り入ろうとする冒険者、新たに資産運用を行う為に有効活用したい者達との利害が一致した為に行われたわけである。
そんな中で自分の眼鏡に適う冒険者は見つからず、会場を見渡す一人の女性。
隅の方に視線を移せば、自分同様に会場を見渡している人物が入り、歩を進めて隣に立つ。
『ごきげんよう。誰かしら良い人物は見つかりましたか?』
隣に立つと軽く挨拶を済まし声を掛ける。
■リス > お茶会という物には、様々な思惑がある。それは、大人たちだけの物ではない。
年齢的には成人をしていても、大人になり切れていない貴族の子女なども含まれてしまう物だ。
貴族の権力や、商人の資金力などに関しては、冒険者として、屹度垂涎の物なのだろう、良い武器を手に入れるには、コネや資金が必要で、それを持つのが、貴族や商人。
そして、お金を持つものはそれを誇示するために、知識を欲する、冒険者と言うのは、知らない場所を歩きその知識を蓄える。
物珍しい知識と、其処を歩む能力―――腕っぷしも含むものである。
そう言ったものを持つ彼らと交流を持ちたいと思うから、貴族が招くのだろうと、少女は考える。
少女は、商人だが貴族ではなく。
遠くの国の事や、様々な知識を手に入れるすべがある、此処に来る理由は、其れこそ、断れなかったから。
商人組合の好意と言う名のお節介、仲良くやる為には、こう言うのも偶にはでなければならないのである。
退屈といって良いだろう、彼女らの言葉は、少女からしてみれば、心に響くものは何もなくて。
「ごきげんよう、そうですね……今、目の前に。
ほかの方の自慢話に倦んでしまっておりまして。
もしよろしければ、あちらで、静かに会話いたしませんか?」
挨拶をする彼女、少女は小さく笑みを浮かべて立ち上がり。軽くお辞儀をして礼を。
彼女は貴族だ、と言うのはその所作でわかるから。
グループを作って話している人々から離れて会話をすることを提案し。
二人は、連れ立って出るのだろう―――。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 お茶会」からシルヴァーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 お茶会」からリスさんが去りました。