2020/09/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 富裕地区に日は落ちて。
夜、よく整地された石畳の通りを歩く小さな人影があった。
通りの両脇は磨かれた大理石が使われ、お金持ちたちが歩くその豪奢な道を不慣れそうに足音鳴らしながら盛んにあたりを伺っている。
「ギルドから預かったお届けものの宛先は……、
マドラーアベニューにある丸い屋根のお屋敷……。
ううーん……。このあたりはほとんど来た事ないからよくわからないなあ。
地図も貰ったけど……僕はそもそも、どこに居るんだろ?」
冒険者ギルドから急ぎ、宅配の依頼を受けてやってきたのだった。妙に高額な依頼量と、品は封蝋された手紙ひとつという奇妙なものだったが手すきのギルドメンバーは自分しかおらず、成り行きで引き受けた。
……のだが、華やかさとは無縁の生活をしている褐色肌の冒険者は土地勘もなく。与えられた地図はおおざっぱなもの。
野外なら見当がつくも、お金持ちたちが住む場所柄、道しるべもほとんど見当たらない。
迷いながらふらふら、とりあえず歩いて道を行く。
……その道は、いやしい趣味に高じた紳士淑女たちが道端でも所構わずに衣服を乱し睦み合い、路上で調教し、裸の奴隷を四つん這いに歩かせたり。「乱交区」とひそかに呼ばれるエリアに通じている事も知らずに。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 富裕地区で尤も汚らわしい地域に、彼女が脚を進めているその時。
その進行方向の先に、突如その男は現れた。
嘗て、タピオカを陵辱し、最後は放尿し、その心を屈服させた男である。
尤も、男は基本的に、望まない限りはいつまでも拘束したりする趣味はないので、こうして出会うのは幾週間振りと言う所だが。
「やあ、勇敢なる少女よ。ご機嫌は如何かね?」
そう言って、まるで親愛の証とでも言うかのように、手を横に広げつつ、歩み寄る男。
あれから、少女にとって男はどういう位置づけになったのか男は知らない。
敵か、それともご主人様か――どちらにせよ、特に抵抗しないならば、そのまま彼女を抱きしめてしまうだろう。
■タピオカ > 「……っ!」
道を確認するためにたよりない足どりが止まった。
まるでサンダルの裏に粘つく体液でもくっついたかのように。
同時に表情凍りつき。
あの日、彼の古城で身体を絡め取られ媚毒を流し込まれ、全身にくすぐりと陵辱、放尿をも浴びせられた記憶が一瞬で蘇る。
そしてついぞ、彼をご主人さまと呼び慕うまで狂いよがったあの夜。
「私の奴隷となるなら、人質を返してやろう」
そんな交換条件のもと、相手にさらわれた姫君は無事に解放されたのだ。
それからしばらく、媚薬と果てのない魔王の快楽責めによるものとは言え肉欲に堕ちてしまった事と、
この魔王の奴隷となることに了承する事で人質奪還を成功させたという剣士にあるまじき行為に自己嫌悪に浸っていた。
――この魔王との奴隷契約は口約束に過ぎない。
けれども、それを破れば、あの日救った姫君に再び危険が迫るかもしれない。
だから――
「……。は、……はい、……。……ご主人さま……。
ご主人さまに出会えて、……タピオカは嬉しいです……」
屈辱に、そしてあの日の恐怖と愉悦に震えながら、彼の腕の中に収まって。ちぐはぐな笑いを浮かべ。
■ロブーム > 「ふむ。契約に忠実で結構な事だ。
私と契約した者の中には、次の日にはけろっと忘れて剣を向ける者もいるのだが……」
等と話しながら、タピオカの身体をまさぐる男。
右手は彼女の尻を嫌らしく捏ね、左手は服の下から彼女の小さな胸を優しく揉みしだく。
断りもしない程に自然な動き――恐らく男にとっては挨拶にも似た、日常的な行為なのだろう。
だが、男は少しばかり、困った様な声で、
「うん?何だ、仕事中かね、君は。これは邪魔をしてしまったな。
いかんいかん、つい君と会えたのが嬉しすぎてな……」
突如、その手が離される。
見れば、少女が持っていた地図と依頼書を、何時の間にか手にしている。
「何だこの地図、読みづらいではないか……マドラーアベニュー?
確かに地理的にはこの先だが……ふむ、しかしこれは……」
少し考えた後、にちゃり、と嫌らしい顔で笑う男。
当然、嫌らしい事を企図しているわけだが。
しかし、男は一度それを引っ込めると、彼女の肩を叩く。
「失礼した。君の仕事を邪魔するつもりはない。私とて、自分の奴隷が食うに困っては心が痛む。
だがしかし、その格好は問題だ。この先の通りには、独特のドレスコードがあるのだよ」
そう言って、男はその先を指差す。
通りの先には、衛兵たちが何人か見張りをしている。
その奥では、何かが行われているらしいが、この距離からでは見るのは難しい。
「君の格好で行っても門前払いされるだけだ。良ければ、あの通りに相応しい格好を用意して進ぜるが?」
如何かな、と男は言う。
男の言葉は事実上強制ではあるものの……そうは言っても、彼女があの通りを通って無事に済むとも思えない。
どうせ犯されるなら、自分がやった方が得、という計算もあるのだった。
■タピオカ > 「ぅ、……くっ……、ん……、……
ふぅ、……、……んん……っ……。
……はぁ、……あぁ……。
タピオカは、……、ご主人さまの奴隷です……。
忘れて、いません……。
くすぐられて、縛られて……、
ご主人さまの前で何度もいってしまった事も……。
ご主人さま……、んぅ……、ご主人さま……」
瞼がびくびく強ばる。
無理やりに作る笑顔が、時々赤くなってほぐされてしまう。
痴漢じみた挨拶に、小尻は巻きスカートごしに身震いし。
衣服のなかにある胸のマシュマロがじんと熱を持ってしまう。悔しげに熱い息を散らしながら、悩ましく背がくねり。
「いい、え……。ご主人さま……。
――はい……。……え、えっ?」
自分が仕事中だった事に気づいた相手が魔王らしい紳士さを見せれば、その笑い方に困惑を覚えつつも首を振り。
路上でのドレスコード、という聞き覚えのない単語。
もともと北方の遊牧民、田舎者故に素で驚いて青緑の睫毛をぱちぱち弾ませ。
「それは困ります、……ご主人さま……。
はい、ご主人さま。……タピオカに、服をください。
お願いします……」
富裕地区はきっと、彼の領域だ。
不案内な自分にしたら渡りに船。
魔王の提案に不安げなものを覚えながら、他に頼る人もここにおらず。ぺこりと頭を下げてお辞儀をする。
■ロブーム > 意外な事だが、この悪魔は堕ちた者に対して、甘い一面がある。
美しい心を愛するのは彼の趣味だが、それ故にその心が穢れたりしないよう(正確には自分以外の穢れが付かないよう)守る事もある。
尤も、その守り方が彼女にとって良いものであるとは限らないが。
「よかろう。ならば、お任せあれ。きちんと、君に合ったコーディネートをして進ぜよう」
そう言って、召喚術で取り出したるは犬耳、犬尻尾、それからリード付きの首輪の三点セット。
犬耳はただのカチューシャだが、犬尻尾は違う。
尻尾の根元には、硬い玉が幾つも連なっており、
「さあ、尻を向け給え。一息に挿れてしんぜよう」
ロブームの魔術で、スカートとパンツには必要最低限の穴だけ空けられている。
そこから尻尾が生えているので、尻尾が抜けなければただのコスプレに見えることだろう。
ただし、抜けてしまえば――尻穴だけ空いた無様な格好になってしまうだろう。
「さあ、それでは行こうか。ああ、君が前を歩き給え。愛玩奴隷らしく――ね」
そう、タピオカは勘違いしていた。
ドレスコードとは、必ずしも上流階級にのみ適用される訳ではない。
奴隷とて、奴隷らしい装いを強いられる――これはその為のコーディネートなのである。
■タピオカ > 「コーディネート……!
はい、お願いしま、……すっ……?」
衣食住に不足しなくても、なかなか流行りの衣服や装飾品で自分を彩る機会が少なかった遊牧民。
コーデの言葉に、奴隷契約の身でありながらも瞳が輝いてしまい。悪鬼でありながらも紳士的である相手へ尊敬の眼差しを向け。
奇術師じみた手のなめらかな動きで生まれた3点セットに、文字通り目が点となってしまう。
「う、ぅぅぅ……。
ふぁい、……ご主人さま……」
富裕地区の歩くためのきらびやかな衣装を想像していた冒険者は、唇を結んで。ぐずる子供の顔になってしまう。
しかし、奪還した人質の無事と自分から強請ったコーデ。
気恥ずかしそうに小さな尻たぶを向けると、いつの間にか開けられた孔ですぅすぅと外気に触れて心細い。
やがてそこに大小重ねられた硬玉が押し込められたら、
「きゅぅん……っ……」
まるでブーツで踏みにじられる子犬じみた喘ぎを上げ。
「はぁ……、はぁっ……。
はい……、ご主人さま……。
……わ、……ん……。……わん……、……っ……」
尻穴より大きな異物感が、そして首元には重い首輪が。
その先はリードにて魔王の手で引かれ。
身体の自由を首とお尻から奪われる心地に弱い息を吐き。
愛玩奴隷らしく。その言葉に頷くと路上での羞恥に目元を赤らめながら四つん這いに。ぺたぺた、石畳に両手と膝をつきながら細く犬として鳴き、衛兵たちの方へ、そしてその向こうへ。
■ロブーム > 衛兵たちが屯している所を通過すると、いよいよ乱交通りはその真の姿を見せる。
あちらこちらで、睦事、或いは調教――中には、タピオカと同じ様に、犬耳を付けて歩いている者もいる。
「いや、しかし」
そう言いつつ、気紛れにぐり、と尻尾の根本を踏みつけ、腸壁を抉る男。
酷い扱いだが、しかしこの少女は惨めな快楽を快楽として認識できる類である。
故に、男にしては容赦なく、この少女を愛玩していた。
「まさか、"愛玩奴隷らしく"を四つん這いになってと解釈するとは、君も中々倒錯した趣味をお持ちのようだね、うん?」
その言葉を肯定するにしても、反論するにしても、それを邪魔するように脚で尻尾を弄って妨害してしまう。
反論は許さない。お前に与えている自由は嬌声を挙げる事だけだと言うように。
とはいえ、男が言う事も実際はそこまで間違いではなかった。
如何に乱交通りとはいえ、四つん這いになって歩く奴隷というのは、見渡す限りでは一人もいないのだから。
「しかし、その自発性は素晴らしい。褒美をやらねばなるまいな……?」
そう言うと、少女の目の前に犬用の水飲み皿が召喚される。
皿の中には、白いミルクが入っている。少なくとも、無味無臭の薬の存在さえ無視すれば――であるが。
薬の中身は、媚薬と利尿剤。利尿剤の方は敢えて効果を弱めにしてある。
尿意を我慢させ、崩壊させるという遊興を、今度は長時間行うために。
「飲み給え。まだ暑いゆえに、アイスミルクを用意しておいた。
時間は幾らかかっても構わんから、ゆっくり……な?」
■タピオカ > 「ゃあぅううっ……っ!
わぅぅ、……わぅ、……んんっ、……ん、んっ……!
ちがう、ちがぅの、ごしゅじんさ、……きゃん!きゃああぅ!」
夫婦らしいペア。旦那様が乗る人力車を牽くのは乳房もひりだされたボンデージ姿の奥様というポニーガールプレイ。
兄妹らしいペアは、裸の妹の背に兄が乗り、鞭打ちにて前進させている。
公衆の場だというのに下肢を露出させた男性を3人がかりで口淫奉仕していたり、設えられた処刑台に首と手を固定されて陵辱を受けるメイド。
自分と同じく雌犬調教を受ける同性の姿。
様々な肉欲風景の中で揶揄を受けると、彼らと混ざってはいけないという理性で慌てて否定したがり、そのまま言葉を尻尾への蹴りと共に無理やり押し込められて悶える。
「ご褒美……?
……ご主人さまぁ……。
……わぅ、……わん……、……わん……。……。
ご褒美ありがとうございます、……ご主人さまからのご褒美……、いただきます……」
褒美の言葉に期待できるのは、通常の意味でのご褒美ではないだろう。びくりと肩をすくませていると目の前に犬皿とミルク。
すでに人として与えられるものではなく、自分を犬としか表現できない。その悲しさに眉根を歪ませると従順にお礼を告げ。犬耳カチューシャに犬尻尾プラグの雌犬が頭を下げ、犬皿へ舌を伸ばす。
ぺろ、ぺろ、ペロ、ペロ……。無論、両手は使わない。
自分は奴隷の、犬。口周りを白くしながら、媚薬と利尿剤を口にしていく。媚薬のほうはすぐに血に乗って全身へ。
次第に鼻息が乱れて、は、はっはっ、漏れた息遣いは犬そのものへなって。いっそう熱心にぴちゃぴちゃと水音を高くして飲み干していく。
■ロブーム > 飲み終わった少女の頭と顎の下を撫でてやる男。
仮にこれが本物の犬であれば、たわいない日常のワンシーンだったろう。
だが、男は敢えてそうしてやる事により、少女の惨めさと、それから従属心を高めている。
「いい子だ、タピオカ。それでは、前に進もうか。
……ああ、当然だが、粗相は禁止する。君は賢い犬だ、それぐらいはできると信じているぞ?」
男は再びリードを揺らす。
前進の合図だ。もたもたしている様ならば、ロブーム自身が軽く尻尾を蹴って進ませる。
――と、その道中、別の奴隷調教中の男に出くわした。
タピオカよりも幼いその少女は、両足を強引に開かされ、太いバイブでゴリゴリと膣の中から子宮口までをえぐられている。
羞恥は既に快楽で上書きされており、何度も何度も絶頂し、満ち足りた声をあげている。
「ふむ、芸は無いが、やはり基本に忠実なのも悪くない。
やはり、快楽というのはその手酷さと比例するもの故な……なぁ、タピオカよ」
媚薬に苛まれ発情するタピオカに、敢えてそう問いかける男。
その声色は正に愉悦に満ちていた。