2020/09/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にトリーシアさんが現れました。
■トリーシア > 富裕地区の一件の貴族の邸宅、その裏口から通りに戻る人影。
あまりこの辺りに来る事はないがこうして薬品の納品に来ることもあり。
今も突然な注文に在庫は無くなってしまったがそれを納得できる儲けだったので笑みを浮かべ。
「予定外でしたけど儲かりましたよ。でも…明日から大変ですね」
また1からの準備と薬草採取の仕事をギルドに出す事を考えると肩が落ち。
しかしこれも選んだ仕事と前向きに考えると明日からも頑張ろうと一人気合を入れ。
変に目立つことをしながら灯りの多い通りを歩く。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にカーレルさんが現れました。
■カーレル > 夏季の短い自主的な休業期間も程々に知己のある貴族に呼び出されて顔を出せば、
またぞろ面倒な頼まれごとをされてしまった…が、面倒なだけに払いは良い
取り敢えず、やるだけはやってみるが、と若干、後ろ向きな返事をしつつ、
貴族に仕える執事に正門まで見送られ通りに出れば、青い尻尾髪をゆらゆらさせつつ、歩く後ろ姿
肩を落としているようにも見受けられるが、気にすること無く隙だらけに見える背中に近づいていけば、
尻にそっと手を伸ばして撫であげんとする…見知った仲の気楽な挨拶…である
「相変わらず危なっかしいヤツだなー…
幾らこの辺は治安が良いと言っても、ふらふらしてっと、変態貴族にさらわれちまうぞ?」
以前見かけた時は夜の街道…今日は富裕地区、差はあれどどうにも隙だらけに見えてしまうのは気のせいか?
武装もしており一介の冒険者なのだろうけれど…それでもなぜだか、頼りなさげに見えるのが不思議である
■トリーシア > ギルドに仕事の手配、そして自分でも託送の採取に出向く。
最後には自分の手で薬に仕上げるのでやる事は多々にある。
楽しくても大変なこの先を考えるとつい肩が落ちてしまうのも仕方なく。
そして元々気が抜けている事も多いだけに背後から近寄られる事に全く気が付かなく。
急にお尻を撫で上げられた感触に身体を大きく振るわせて驚き。
「ひゃ!だ、誰ですか…って、カーレルさん?」
あまりのいきなりな事に悲鳴を上げて振り返ると知り合いの顔。
怒っていますと言った顔は直ぐに笑みに変わり。
「街中は安全ですよ。
それにそんな人が来たら僕はパパっと逃げちゃいますよ」
そんな人に攫われませんという謎の自信。
しかしどう見ても隙だらけな姿で歩いていたのは彼の見た通りであって。
■カーレル > 尻を撫で上げた手に残る感触にジッと己の掌を見つめれば、これは中々の感触、などと呟き
存外に肉付きが良いのだな、などと感心しつつ驚きに声を上げる彼女に視線を向ける
普通であったれば頬を叩かれたり、拳が飛んできても文句は言えぬのだが、
まあ、それは無いだろうなという予感めいた自信があった
眼の前の彼女が魔物相手に立ち向かう姿も想像できないので、些か想像力に欠けていると言えなくもないが
「尻撫でられて安全ってのもおかしな話の気がするがね…と言うか、ちぃっとも怒ったりはせんのかい?」
顔を見ればそこには笑顔がある。予想通りと言えば、そうなのだろうがこの辺りが危なっかしく見える所以だろうか?
もし仮にも、自分が人攫いであったれば、簡単に彼女を攫ってしまえた気がしてならない
ともあれ、彼女と肩を並べるようにし、歩調を合わせる…特に目的もないのだけど
「なんでそんな自信たっぷりなのか判らんけども、まあ逃げるような事態にならん事を祈るわ…
…で、今は何してる最中?どっかの貴族に酷くいびられた帰りとか?」
肩を落としているように見えたからそんな事を聞いてみる
聞きながらも、そうではなくて仕事の帰り道かなにかだろうとは思っていたけれども
■トリーシア > もし知らない相手にされたのであれば文句やビンタの3個や4個はある所。
しかし知り合いだと判れば怒るよりも変な人でないという安堵が大きく怒るのを忘れてしまう。
それでもいきなり触られた事に思う事はあり、本当に軽く彼の胸を叩いて。
「カーレルさんは知り合いですし。もし知らない人だったら殴ってますよ」
それは知り合いだからですと簡単に理由を告げ。
これがもし知らない人ならそれ相応の事はするはず。
それで何か用なのだろうかと歩調を合わせる彼を見上げて。
「街中ですし、この辺りの貴族の方は御贔屓さんですから助けてくれるんですよ。
今ですか?配達の帰りですよ。在庫がなくなったのでまた忙しくなるなって」
本来なら喜ぶべきところだが、自分には在庫0というそれなりに大変な事。
これからの事を考えてたのですと反論を楽しそうにして。
■カーレル > ぽすん、と胸元を緩やかに叩く小さな彼女の手
これで良心が痛む、というような性格でもなく反省するような性格でもないから擽ったそうにする事もなく
この程度のお叱りで済むのならもう少し大胆に撫でておきゃ良かったかな、と思うくらいのもんで
「それならもっとちゃんと触っときゃ良かったわ…
次からはもっともっと背後に気をつけるように…一応、警告はしたからな?」
次があれば今日以上に触る、と仄めかす。こう言っておけばこちらも正々堂々、触ることが出来る
宣言したのだからどうなろうとそれは彼女の注意力散漫であり、自分は決して悪くない…ダメな大人であった
「助けてくれる、ね…いやあ、王都の貴族連中の事だから、色々勘ぐっちゃうなあ…
別に用事はない、尻尾が見えたから挨拶でもしておこうかと思っただけ…
あー…それで肩を落としてたのか…付与だけでも十分食っていけそうだけどねー…」
特殊技能の1つもあれば十分に食っていけそうに思える
付与士なんてのは冒険者からも騎士たちからも、このご時世引っ張りだこな気もするがそんな事もないのだろうか?
判らんもんだなあ、とか呟きつつ視線を遠方に向けて、そのまま彼女と肩を並べて歩きつづける
■トリーシア > 彼の胸を叩いては怒っていますアピール。
しかしながら全く威力もないだけに擽ったそうな顔にもう二度三度と殴り。
「そう言うのは娼婦の人を買って欲しいな、僕にするんじゃなくて。
これでもちゃんと気を付けてたんだよ?」
今日はたまたま気が付かなかっただけとそこを強調しておき。
次は触らせないからとじっと見上げて。
「この辺の人はまだまともな方だと思うよ?
もっと奥は絶対に行きたくないんだけどね。
挨拶は嬉しいけどお尻を触らなくていいと思うのは僕だけ?
そうだけど……あれも一気にいくつもできないんだよ」
武具に付与するだけでも十分に稼げるがそれはそれで複数を一気に出来ないので時間がかかり。
錬金術での製薬とあまり時間は変わらない事を説明。
どっちにしても大変だと話しながらゆっくりと道を歩いて。
■カーレル > 怒っているアピールはあくまでアピールの範疇であった
二度、三度と殴られても甘じてそれを受けるのは見るからに威力がなかったからである
時折、爪を立てて引っ掻いてくる時の愛猫のほうが余程、威力があるように思える
「いや、それは普通に買うし…それはそれ、これはこれ…まあ、女のトリシャに言っても判らんだろうが
…そうは見えなかったけど、そこまで言うならそう言うことにしておくわ」
じっ、とこちらを見上げる彼女の頭に手を伸ばせば、判った判ったとぽふぽふする
次は触らせない、と彼女が言うから次は挑戦者の気持ちで触りに行かなくては、と心に誓う
「奥の方は…っていうか、城の傍は確かになあ…まあ、金払いはそちらのほうが良いけどな
…トリシャだけだよ、ちゃんと食えていけてるか確かめにゃならんしな
ああ、そう言うもんなのか…確かに効果が続くと考えりゃそう言うもんか、なるほど、なるほど」
一時的に効果付与をする魔術とは異なるらしいと思えば、彼女の言葉にも納得顔
ほいほいと手軽に付与できないから、恐らく稼ぎもよいのだろうという気がする
製薬の話をふーんとか、へーとか、生返事を交えつつ歩けば、小さく腹が鳴った
貴族の家で夕食を御馳走になってくるのだった、と今更ながらに後悔した
「…腹減ってるならせっかくだし、一緒に食ってくか?
トリシャん家に用意があんならご相伴に預からせて欲しい…とか言ってみたり?」
前半はともかく、後半は図々しい男であった
■トリーシア > 冒険者ではあるが暴力沙汰は本当に必要最小限しか行う事はなく。
討伐依頼のような物はあくまで数合わせでしかいかない。
その為に本気で殴ってはいるが全くその用には見えなくて。
「僕に言われても解りませんよ。でも買うならそっちでやって欲しいですよ。
ちゃんと警戒してたのに……」
そうは見えないと言われると不服そうにして。
その上に頭をぽふぽふとされて子ども扱いまでと膨れて。
「お金払いはよくても危ない場所には行きません。
僕はこれでも本業で稼げてるからカーレルさんよりも食べれてると思いますよ?
短くていいならちゃちゃっとできるけど、仕事で使うならそれなりに長く持たないと駄目だし」
その辺りが難しいと細かな説明は抜いて伝え。
手軽に出来ないからこその稼げる一つ、問題はあまりしていない事だけで。
そしてわかりやすく説明をしてるが聞き流しているような様子に呆れ目をむけて。
「別にいいですよ。
んー……二人分ならどうにかなりそうですけど…ちゃんとお金貰いますから」
そこはただでは駄目ですと一言。
それで良いなら行きましょうと笑って見せて。
■カーレル > そこで膨れる辺りがまだまだ子供、とは口には出さず
何やら勝ち誇った大人げない視線を向けつつ手を引っ込めた
「おっ、言うねえ…それなら食うに困ったらトリシャの所に駆け込むわ
一回、付与したらどんくらいの間持つんだ?冒険者だったら行って戻ってくるまでの間くらい?
騎士とかだったら戦場にいる間くらいは付与の効果は続くんかね…?」
呆れる彼女の視線は気づかぬ素振り。自分の興味のある事ばかりを問いかける
彼女がちゃんと答えるか、或いは技術流失を避ける守秘義務的なものがあるのかは判らぬが、
自分のような素人にも判るようにフワッとした回答くらいはしてくれるのだろうと思う
そんなやり取りをしている最中、空腹を知らせる腹の虫が鳴き、
技術的なようなそうでもないようなやり取りは自然と中断させられた
「おーラッキー…いやー、酒場のおっさんが作る料理より可愛い娘が作る料理よなあ
そりゃあ、材料費くらいはちゃーんと払うよ?それじゃ、酒買ってこ、酒」
ともすれば、彼女の背後に周り両手でグイグイと彼女の背中を押しひとまず、酒を商う店へと向かうのであった―――
■トリーシア > 「駆けこまれても困りますけど…1回ぐらいならいいですよ。
短いと数時間ですね。長いと…最高で半月ぐらいまでできますよ。
ですから行き先次第だと厳しいかもしれないです」
戦場に居る時間はよく判らないは持って半月ぐらいが自分で試した結果。
それ以上は付与に掛かる時間が長すぎて商売にならないと普通に答え。
そんなこんなと話していると彼から腹の虫が聞こえて呆れてしまい。
「そんなこと言っても贅沢なのはないですから。
むー…それじゃ酒場に寄っていきましょうか」
背中を押されると倒れそうになるのを堪え、押されるままに酒を扱う店に。
そして自宅へと二人で戻っていくのであった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からトリーシアさんが去りました。