2020/08/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 武具店」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > とある武具店へと顔を出したのは魔獣の革鎧に身を包んだ実戦の出立のメイラ。
ドアベルと共に接客態度は良好な、商売と知識を得ている店主のほうへ。

「ごきげんよう。ご無沙汰してましたわ。」

そう言って軽い挨拶から会話を二度、三度しては革の鎧の具合を診断してもらいながら着なおす。
メイラは四肢による打撃こそが至高とするバーバリアンな気質のせいか、店内の武器には気を引かれないものの。
防具やそれに伴う外套に目を向けていた。

「新しくマントを購入しようと思いまして。日除け、砂塵に向けたものがいいですわね。」

また、天候に対しての対策にもなる。
鎧の上から試着をしながら、軽く腕や足を数度、虚空へ向かってワン・ツー 上段下段への蹴り。

「ん、これで結構ですわ。」

ゴルドを支払いながら、贅や雅ではなく質実一択。
そこで少し値の張るマントを選んで購入し、身に着ける。
フード付きのそれはこれからの戦場や王都での鍛錬で役に立つだろう。

メイラ・ダンタリオ > 戦場や娼館など政治や社交よりもそちらのほうが落ち着けるメイラ。
武具店の中で居心地を好くしながらサッと帰ることも無く談笑に興じる。

『それにしても、鎧姿で現れる令嬢なんておりませんよ?』

苦笑しながら語る店主に、ギザ歯を三日月形に表した口元を隠さず笑みを向ける。
まるで悪魔のように。

「あら、わたくしが気軽なショッピングでもすると?
 それに少し外の空気も味わいたくて、ちょっと都の外へこのままこのマントをつけてお出かけですのよ?」

暴れてくるの意味を持ちながら、ニィッと笑みを深くして。
良い買い物をしたとでもいうように、マントの端を片方摘まみながらポーズをとってみて。

「折角のマントですもの。
 まだ暑い時期が続くのですから、日除けにも払い避けにもできそうでワクワクしますわ。」

そう言って先の事を想像しては口元に手を添えてクスクスと笑い。

「あら、思ったより話し込んでしまいましたわね。
 ではそろそろ、ごめんあそばせ。」

そう言って店内を出ていくと、外で暴れてくるギザ歯のバーバリアン♀を想像した店主は。
汚れ切ったマントや幾つの裂きを作って帰るのかと、念を入れてマントを数着新たに同じものを仕入れておこうと
商売気質に勤しんだとか。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 武具店」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。