2020/08/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 「快楽遊戯場」」にさんが現れました。
> 酒と女を侍らせ、見て楽しみ賭けて楽しむ ここは快楽遊戯場
拡声アイテムを使って司会が盛り上げながら、中心部の切り離されたように下に落とし込まれた舞台。
其処で行われるのは 凌辱 戦闘 阿鼻叫喚 まるで蟲毒のように設えた舞台の上で、奴隷が、闘士が命を伸ばすか銭を稼ぐ。

現在行われようとしているのは、鍛え上げられた体躯と獣顔人体の♀オークの群れ。
檻の中にはまだ年若い10代の若男が悲鳴を上げている。
誰もが見てわかる。 あの檻が砕けた時、男は散ると。
男オークの群れの中で一人の女がいるような状況はもはやおなじみだろう。
今度はその逆だ。

男の悲鳴が上がる。
♀オークはハートアイでよだれを垂らし、発情しきっていた。

「おおぅ……勝ち抜き戦ならともかくあれは無理だねぇ……ボクでも嫌だな。」

糸目のニコ目で後ろ頭に汗をつけるのは、焼き物の澄まし酒をなみなみと満たした高級酒を手にグビッと直接口をつける鬼。
大陸風の衣装と月明り色の髪を揺らし、これから行われるだろうある意味残虐なショーは、どんな奴の目にも楽しく映るだろう。

『さぁ、これから行われるのは耐久勝負! あの哀れなチェリー君は何回目で終わって(腹上死)してしまうのかを賭けてみませんか!?
 ♀オークたちは既に発情モード! さぁ張った張った!』

童貞と聞いて♀オークらは歓喜の産声を上げる。
少年は叫んだ いやああああああああああ!!

「すごいねー、これが噂の遊戯場かぁ。
 ボクも参加してみたいなー。戦闘もあるんでしょ?」

連れてきてくれた顔見知りとそう会話しながら、今始まりの合図が鳴り、一斉に檻に食らいついた。

> 言ってみればこの場所は♀♂を逆転させるだけで、男の暗い感情を満たす凌辱の場か、周囲が目を逸らせることなく拝めるコメディに代わる。
これは間違いなくコメディ。
可愛らしい少年ではなく、どこにでもいそうなモブ臭漂う青年なのがより一層そうさせる。
檻を殴りつける♀オークながら、ピクッと鐵は酒から口を外し。

「あれ強化されてるね。」

檻をみながら、一人一人の一撃では歪まない様子に瞳を薄っすら開いた。
知人はあれは強化された檻だと囁く。
2人で殴りつければ少しは歪み、3人で力を合わせればあの檻は曲げられる。

しかし発情して知性が働いていない状況では偶然に賭けるしかない。
青年は中心部で動けない。
檻を壊す前に手を突っ込んでなんとか手を届かせようとする奴もいるからだ。

「偶然ね……それ、本能は入るの?」

そう言って笑むと、二人が同時に叩いたのか衝撃音が変わった。二人で同時に二本の柵を殴り、少し形が変わる。
悲鳴を上げる青年がゆがんだ場所から遠ざかろうとして、捕まった。

「あーあ♪」

頬杖をつき、舞台上から眺めながら、服を引き裂き、腕や鎖骨をべろべろに舐めまわされている。
それに肖り、オークがそちらに群れて壊す役が減る。
我先にと♂の味を確かめようとしているのだ。
中には脚を掴んでしまえば本命が近づけるとすら考えているだろうが、多数がそれを拒み無理やり頭を押さえつけ唇を奪う。

「ひゅー……ていうか、あれ死なない?」

グビッと傾けると、隣で

『そこまでアホじゃねぇよ。
騎乗位になったら腰ぶっ壊れるだろうけどな。』

と下衆な笑み。

「ふふっ、この都はほんと、悪だねえ。」

> 「まぁでも」

背中側で集まったオークらが、もっと体積を強請る。
腕や首や唇では物足りない。

「ああなっちゃうとさ。」

故に数人が檻に手をかけた。
“左右同時”に

「やっぱ本能が勝るよね。」

檻は 今 開かれる

「偶然なんて、ないんだよ。ふふっ。」

檻の中に我先になだれ込むオーク。
悲鳴は直ぐに消えた。
両腕両脚を一人ずつが抑え、股間で挟んで疼きを薄め、跨る一人目。

司会が叫んでいるものの、耳を通り過ぎる。
衣服が破け、初体験を迎えようとしている相手に獣臭がする檻の中、もうこれで終わりだ。
最初の一発目すらも散りたくない、達したくないと嫌がる前に、檻の床に叩きつけられるようなピストン。
しかしそれが数発で萎えれば、尻孔に、肉棒に、♀オークの口内と舌が突き刺さる。
無理やり勃起させられまた始まる。
それの繰り返し。

やがて悲鳴は嗚咽に。
濁音交じりの声の中でカウントが続いていく。
曲がりなりにも♀の中なのだ。
立たせればどうということもないのだろう。
オークで青年は見えないままにかわるがわるに。

「良いコメディだったね。」

そう言って、焼き物の大徳利の中に入る澄まし酒を煽りながら、次のゲームイベントの告知へと目が行く。
もうあの舞台には、興味はない。

> 酒を半分ほど無くしたところで、鐵が あ と声を漏らす。
宣言通りオークの騎乗位で腰が砕けて、そのまま続行されたことで種が尽きる前に終わってしまったらしい。
回数は実に8発。
青年が精力剤をドーピングされていればまた違っていたかもしれないものの、長引いてはつまらない。
オークが檻の中でまだ動いているものの、構わず新たな檻が被せられ退場されていった。

次のお題目は 闘技
自由参加を含めた純粋な賭博だ。
オッズは種族性故に変更されるだろうけれど、鬼はただ楽しみたいだけ。

「じゃ、行ってくるね。」

手をひらりと降りながら、ぐびぐびと酒の中身を空にしていく。
その後、どういう相手と対決したのかは観客しかわからない。
しかし、終わった後の鐵は晴れ晴れとした顔で楽しんだ表情が、そのニコ目フェイスからうかがえたとか。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 「快楽遊戯場」」からさんが去りました。