2020/07/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区「レストラン」」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > ブーツの踵が石畳みをコツコツと叩く音が静かに響く富裕層街
仕事から一時離れ休息中のプライベートな時間の中、手元にあるのは金銭用の腰に備えたポーチのみ。
肩出しにした身なりと両腕先の刻まれたタトゥー風の黒い紋が目立つ中、途中見回りをしている兵と挨拶を交わす。
兵の顔は引きつり、喉を鳴らす。
狂人と言われる相手の赤い瞳に見られながら挨拶をされると心地はよくないらしい。
気にすることもなく、戦場でもない中、持て余す身体を外で冷ますように出歩いていた。
体がふと精をつけたがっているのに合わせ、富裕層に展開している少し煽情的なレストランの中へ。
ベルの耳心地の良い音と共にドアを開けると、出迎えてきたのは紳士的な服装に身を包む出迎えのボーイ。
店内へ案内されると、水着姿やバニーガールスタイルの、衣装に金を使っている煽情的な♀がスタッフとなった場へ。
男性客が多いものの、純粋に食事と酒精を楽しみに来ている者もいるらしい。
場所はどこでも構わず、適当な空いてる席へと案内されながら、席が後ろで少し引かれ、合わせるように座り込んだ。
別の煽情的なスタッフにメニューを手渡されるも、チラリと眺めるのみですぐに閉じ。
「最初に冷えた発泡のものを。
厚くしたステーキをミディアムで。
ソースはお任せしますわ。
ああ、あとステーキと一緒に赤をボトルで。」
そう言うと煽情的な恰好にも目もくれず、背もたれに軽く身を預けて店内を見回す。
中々の人材がそろっていて、客も見惚れている。
静かな時間が流れているものの、奥の個室では抑え込んでいた獣を出しているのだろう。
そう思うと、ギザ歯の口元が ニィッ と笑みを浮かべた。
性的な場や戦場はやはり心地いい。
食欲も沸くし、気分も高揚する。
■メイラ・ダンタリオ > 脚を組み、のんびりと待っていると細身のグラスと水滴の付いた冷え切ったボトルを運ぶスタッフ。
首輪をつけ、整った肌は貴族から堕ちたかのよう。
グラスに発泡したリキュールを注ぎ、静々と下がる様子にグラスの中身に口をつけた。
冷えた水分と口の中で冷やされる発泡が持て余す身体を冷やす。
喉を潤しながら、分厚い肉はまだですの?と時折道筋を見ながらもグラスの中身をクッと飲み干す。
直に運ばれてきたのは分厚いステーキ。
筋や脂身を取り除いた純粋な肉の塊。
白いプレートの上で煮込まれた茶色いソースが表面を覆っている。
柔らかい白バターのホイップが中心に添えられており、ナイフとフォークが用意されたなら首元にナプキンを。
「いただきますわ。」
食事の会釈をしながら、スクッと分厚い塊に切れ目をいれる。
中心から半分がピンク色に滴り、表面から半分が火が通ったそれを大きめに切り取るとギザ歯の口を開け、頬張った。
小さく切り取ってちびちびと口に運ばず、思う存分ステーキの肉塊を楽しむ。
モリモリと咀嚼しながら飲み込むと、体に精力がもう通い始めた気にすらなる。
余計な炭水化物もなく、添えられた茹で野菜のみしかない肉の塊。
カチリと刃を通し、モシャッと口の中に運ぶ幸福感。
柔くも、邪魔な食感の無い塊を口の中で砕いていくストレスの無さ。
飲み込むと、満ちる吐息をこぼしながら。
「やっぱりステーキはこれに限りますわね♡」
傍でグラスに赤を注ぐボーイに笑みを向けると、笑みと共に礼を還される。
グラスを傾け、口の中に残る脂が現れたのなら、また喉は飢え肉と肉汁を求める。
口の中へどんどん消えていき、肉の塊が断片されていく。
まだ若く大柄と言えない体躯の体の内側に消えていったのなら、残るのは白いプレートのみ。
口元をナプキンで覆い、ボトルに残る赤をグラスに移して余韻を楽しみながら左腕を持ち上げる。
人差し指から小指までゆっくりと握り固めていくと、腕の中の肉が堅く満ち足りたのを感じて
「ふふふ。」
端正に整えられた、ギザ歯が上下に噛み合わさった口元を覗かせながら、満足気にしたのだった。
■メイラ・ダンタリオ > グラスの中身を飲み干し、落ち着いたのなら席を立つ。
食事の身だった様子にボーイがスタッフを勧めるものの、丁重に断りを。
壊してしまって弁償なんて、つまらないから。
もっと応えられる相手が欲しくなり、アテを探してみようと代金を払うと未練もなく外へ。
食べた肉の力が循環していくようで、胎が熱い。
犯したいと歩いていき。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区「レストラン」」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。