2020/06/29 のログ
■ファイネア > ふにゅっと手が触れた瞬間に上がる奇声。
あら、とファイネアも少し驚いたのだが…さして気にする様子もなく。
注目されると少しやりづらいわね、と平静を装う事にする。
「ふふ。そんな声を上げては皆注目してしまうわ。」
勿論胸元に近づく手を凝視する彼女の様子には気づいている。
ファイネア自身、そういう視線には敏感なのだ。
この子、意識してる、という確信を得ているとも。
ほら、前を向いて。と何事もなかったかのように宴に視線を戻す。
…なのだが、片手はこっそりとつないだままで腰の後ろへと隠してしまい…。
そのまま、ふに、ふに、と少女の掌を柔らかくマッサージするように。
「……ふふ。柔らかかった? 私の胸。揉んじゃう想像…しちゃいそうね。」
少女が声を上げようとすれば、掌をふにふにと揉み解すだろう。
そうして甘い声で囁きながら、想像を膨らませるように誘導していく。
■トルテ > 「―――ぅ、あ、そ、そうですね、ごめんなさい……、え、ぇっと、あの……その……」
(トルテの顔が赤いままなのは、周囲の注目を浴びたことによる緊張などではなく、ただただ彼女の柔らかな肉鞠に己の手のひらが密着しているという状況に興奮してしまっているせい。)
「―――――あぁ……」
(なので、その手があっさりと離されてしまった事に、思わず落胆の声音が漏れた。しかしそれでも、つないだ手が解かれる事はなく、それどころかふにふにと彼女の手指に弄ばれて)
「は、はい……とっても…………って、ち、ちちちち違いますっ、してませんっ!」
(そうして繋いだ手にばかり意識を持って行かれていたものだから、問いかけにもついつい本音で応えてしまい、続いてまさに脳裏に浮かんでいた妄想―――パーティ会場の喧騒の中、仲睦まじい距離感で囁きを交わすフリをしつつ互いの豊乳を揉み合う二人―――なんてイメージを指摘され、またしても大きな声音で周囲の注目を浴びてしまう事となった。ただでさえ気弱で恥ずかしがりやなトルテなので、そうした好奇の視線の集中する中ではどうにも落ち着かず、しかし、このまま彼女と別れてしまいたくもなくて)
「わ、わたくし、少し酔ってしまったようで……よろしければ、近くのお部屋まで連れていっていただけませんか……?」
(ついさっきパーティ会場に着いたお嬢様はドリンク一つ口にしていない。にもかかわらずそんなセリフが口をついたのは、以前から妄想にて、こうした状況で二人きりになって……みたいな事をあれこれ考えてきた成果。彼女がそれに応じてくれたのならば、パーティの残り僅かな時間を近くの個室で二人きりで過ごす事となるだろう。)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からトルテさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からファイネアさんが去りました。