2020/06/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にユネさんが現れました。
ユネ > 「だーかーらー!」

(大きな声をあげないと、相手に内容が伝わらない。
別に、耳の遠いご老人という訳ではなく。単純に、周りが煩い。

繁華街の一角。地下へと下りた所にあるこのクラブは。
近隣の界隈に住まう、お金持ちのお坊ちゃんお嬢ちゃんが、いけない遊びを覚えたり楽しんだりするメッカ。
門限バリバリ、日が暮れた後は、外出しちゃいけません…などと言われるような紳士淑女が。
友人同士で連れ合う夜遊びに始まって。酒の味だの煙草だの、勿論性の悦び等を。教わる場所。
…何年か前、此処に来始めた頃、楽しかったなぁ。などと。感傷に耽るのは置いておいて。

今日はというか。今日に限ってというか。真面目な理由で来ているのです)

「最近はやってるヤツ、有る…よねぇ?お薬欲しいな…ぁ……駄目ぇ?」

(首を傾げてみせつつ。常連のお兄さん方に聞いてみる。
色々探す事になった、例のクスリ。こういう所にも無いかしらんと)

ユネ > (というか。無いわけがないと思う。
幾らお金持ちであり、お偉方であり、だとしても詰まる所。
性に異性に興味津々だったり、覚えたての性行為にド嵌り中だったりの。
そんな思春期ボーイズ&ガールズの溜まり場なのだから。

「下手な君でも、彼女がめちゃめちゃ気持ち良くなってくれるよ!」とか。
「ぶっ飛んじゃってイくのが止まらなくなるぜ!」とか。

そんな売り文句のサプリメントとかをお薦めされたら。
絶対、受け付け開始から30分以内に、買い注文が殺到する。筈。

広く売りたい、顧客を拡げたい、そういう目的が有るのなら。見逃せないスポットだと思うのだけど)

「……使っちゃったんだ?っちぇー…興味あるんだけどー…なぁー…?」

(残念。こうして店内で訪ねてみると。確かに一度、此処でも売られはしたらしい。
けど、買ったというおにーさん曰く。彼女さんと二人で、頭真っ白になってしまい。
ホテルのベッドで目を醒ました時には、気持ち良かった、という事しか覚えてなかったとか。
後は、『二日ぶっ通しでヤり続けたらしい俺スゲー、けど腰いてー』とか。
『何発出したか覚えてられない位だったっぽい、いつもよりめっちゃ疲れた』とか。
あんまり役に立たない感想しか聞けなかった)

ユネ > 「また手に入ったら、くれない…かなー…?
どんだけ、気持ちいーのか…ぁ…噂、聞くだけで。…ドキドキしちゃぅし…ねー…?」

(本当は。違う意味での、スリリングなドキドキだけど。
こういった、商館の中以外での、割と真面目な仕事というのは。滅多にない事なので。
勿論、相手のお兄さんは、そんな内情知る筈もないので。
『そんな気持ち良くなりたいならヤってやんよ、っていうか久々にヤろうぜー』なんて、お誘い掛けてくる様子)

「んー…んーぅ?彼女さん出来たのに、浮気しちゃうんだぁ…相変わらず、盛ってるよねぇ…?
…けど。――んふ、ふ。良い、よー…?」

(くすくす笑って。けれど娘の方も、平気で頷いてみせるので。どっこいどっこい。
同じ程に頭の緩そうな相手が、こんな所だけお坊ちゃんっぽく、恭しく手を差し出してくるので。
ぴょぃとスツールから飛び下りれば、その手をとって。
早速近場の宿にでも向かうべく歩き出しながら)

「おにーさんとは、久しぶりだ…ねー…?
どれだけテクが上がったか、教えて欲しい、なー……
って。…ふんふん、…ふぅん? ……へ、ぇ。大変だ…ねー…?」

(最後にちょっぴり、追加情報が来た。
浮気の理由は。彼女さんが、まだ本調子でないから、らしい。
ぼんやりして、気力体力その他諸々、ごっそり抜け落ちているっぽいとか。
お店で薬を買った事どころか、更に数日分も。思い出せない…とか。
個人差なら、何かが違うのか、そこまでは分からないけれど。多分何か有るのだろう。
其処の所を、ちゃんと覚えておくものの。折角なので、いけない遊びの方にも、全力投球。
今夜は情報くれた男性とたっぷりしっぽり、お楽しみ、で終わる事になるようで)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からユネさんが去りました。