2020/03/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にビョルンさんが現れました。
ビョルン > 一旦足を止め、本家本館に向けて最敬礼をしてから通用門を潜った。
そうして暫く歩き、富裕地区で事務所を構える他の幹部の所へ顔を出し、懐具合などを探りあう。

そうして時間が過ぎれば連れ歩いていた弟分もぽつりぽつりと自分の用事に帰って行った。

──なんぞ面白いものはないか。

平民地区へと帰りがてら、ぷらぷらと無目的に。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にルインさんが現れました。
ルイン > 初めてそれなりに立った個人仕事。
色々と情報を集めると言う事から今日は一軒の貴族の屋敷に忍び込んでの脱出。
高い壁を飛び越え通りへと出ればとりあえず離れようと走り出し。

「ととと、ごめんなさい。急いちゃってて」

いくつ目かの角を曲がった時に鉢合わせた男性にぶつかりそうになり慌てて足を止め。
緩い笑顔を向けてごめんなさいと頭を下げて。

ビョルン > ダッ、と。

走り寄るような足音を聞けば、無意識に刀の柄を掴みながら横へ動いて避ける。とりあえずモロの衝突は避けられただろうか。

そうして、頭を下げる相手を見れば手を刀から離す。

「いや、大丈夫。
 そっちは、どこも傷めてないか?」

己が回避したために相手が足を捻ったりしていては問題だ。
笑顔を無表情に見ながらもまぁ大丈夫なんだろくらいには思っている。

ルイン > 「私は大丈夫ですよ。これでも丈夫ですから」

動いた相手を視界に収め。
視線の隅に見えた武器に手が伸びている光景にもし振られそうなら直ぐに転がるよう重心を移しいていたがその心配はなく。
気が付いていないように笑顔を見せて。

「それにこの程度で怪我をしちゃったら冒険者を出来ない……お?」

大丈夫と両手を振りアピールしているとふと気が付いた男性の手に付くもの。
しれは雇い主から聞いていたものであり…。

「えー…アカサギの主人であってます?」

違ったら逃げようと考えつつそんな事を問いかけて。

ビョルン > 「ならよかった」

ほんの少しの思想笑いをして答える。
上がる口角は1ミリほどだが。

冒険者どうたら、聞き流して歩き去ろうかとしたところ意外にも己の義妹の名前を相手が口にすれば、向き直る。

「ああ、そう。
 ──ビョルン・ビストカインとは俺のことだ」

金無垢嵌めた幹部連中には若いのはあまり居ない。
そうして義妹が己のナリを語ったというなら、己に繋ぐべき相手なのだろう。

「……もしかして、アカサギの雇った用心棒では?」

そう推察して問いかける。
ポッケからシガレットケースを出せば中の紙巻薄荷糖を口へ。煙草に見えるが火は点けない。

ルイン > 本当によく見ないと表情の変化が判らない男性。
無表情なのか鉄仮面なのかは判らなく本当は怒っていない?と気になり。
そのまま行ってしまおうとする姿に呼び止めるのも悪いと考えたが、告げた言葉に向きなおられ。

「そういう名前なんですね。特徴しか聞いていなかったですから」

そう言えば名前聞いていなかったと今更に手をポンと打って失敗と笑い。
そして人違いでない事にも安堵して。

「そうなっちゃいますね。アカサギにはその関連で雇われています」

それで合っていますと何度も頷き、お近づきの印にと握手しましょうと手を差し出して。

ビョルン > 「君の名は」

己も”雇ったよ”とかいう軽い報告を聞くまでに留めていた。
腕利きだとは言っていたが、冒険者稼業に手を出している者は見た目によらない者が多い。
変わらぬ調子で名前を問うて、周囲を見回す。

「直近、──…」

指輪のない右手で握手を交わしがてら相手との距離を詰める。

「大きく動いてもらうのはダイラスでの仕事になると思う。
 アカサギからは聞いているか?」

火のない紙巻きはよく見れば徐々に短くなっていく。

ルイン > 「名前聞いてません?私はルインって言いますよ」

あれ?と不思議そうな顔で男性を見てしまい。
自分も名前を聞いてないかったがまさか伝えていないとは思わずに目を丸くして。
緩く笑ってはいるが周辺への警戒はしっかりと。

そして握手をすると少し大げさに上下に振ってはしっかりと握り。

「最初の大仕事はダイラスですか?
いえ、基本的には部下の方の訓練と情報収集しか聞いていませんけど」

それ以外は特に聞いていないと、雇い主の主なので話してもいいかなと答え。
あれ?と短くなっていく紙巻を不思議そうに見る。

ビョルン > 「わかった、ルインと呼ぶ。
 俺のことは、好きに呼べばいいし」

かなり偶然が導いた出会いということになろうか。
距離を詰めて用件を話せば、まだ聞いていないという。

「詳しく話そう。
 ついておいで」

富裕地区の外れにある店につく頃には、紙巻は口の中に全て消えている。
いつかの時点で察するだろう、こいつ食ったなって。

店に着けば人払いを、とだけ告げる。
半個室に仕切られた席に通されれば、暫くして2人の前にはそれぞれ大盛りのオムライスとジョッキ一杯の牛乳が置かれる事だろう。

「端的に言えば、あるカジノとその関連店舗、そこの金の流れにおかしな部分はないかと──そこを調べたい。
 敵対関係にある所の店ではないから、危険はないようにできる限り取り計らうつもりだ」

まずはそう話してから『いただきます』と黙礼する。手を合わせるのは筋者の流儀やも知れぬ。

ルイン > 「それでお願いしますね。
ではビョルンさんって呼びます」

まさかの遭遇にこう言う事もあるのだと感心し。
実の所仕事の話よりも友達として会うことが多いとは言えず。

「聞いておかないと仕事になりませんね。
ではよろしくお願いしちゃいます」

何処に行くのだろうと呼ばれるままに付いて行き。
煙がないのに減っていく紙巻、そういえばそんなお菓子があったなと思い出してジト目。

そうして到着した店、手慣れた仕草で人払いと、半分とはいえ個室のような席に通されれば通い慣れているのは直ぐに分かり。
そこでまさかの大盛りオムライスとショッキでミルクが届くと、え?と言う顔になり。

「つまりは忍び込んで帳簿を漁る訳ですか……。これは大変そうです。
そう言うのって敵対しなくても危険だと思うのは気のせいでしょうか…?」

どう考えても危ないなと思いつつ、食べれば太りそうなオムライスに口を付けていく。

ビョルン > コートを預けて着いた席でも帯刀は解かない。
帯刀しての動作が身に染みており。

無論、出されたのは何の変哲もない洋食オムライス。卵は薄焼きでチキンライスが巻かれ、上にケチャップのたっぷりかかったものだ。半熟卵は甘えです。よく言えば素朴な、悪く言えば子供好きがして美味と評されるところの品である。
そして牛乳もまた、新鮮ではあるが砂糖の一匙も添加されていないものだ。それ以上でも以下でもない。

もぐもぐも。
表情崩さず、一匙多めに食べ進める。

「──帳簿に用事ができればそうなる。
 とにかく、そのカジノからの上がり金額が落ち込んでいるから原因を探って欲しい。
 2人組なら、ルインが陽動してくれるだけでアカサギがするりと行くだろう。
 勿論、報酬は弾むし──潜入期間を長めに取ってなるべく安全に調べて来てもらえるのが一番だ」

一度ジョッキに口を付ければ一息に半分ほど。
ふく、と美味そうな息をついて。

「不明な点があれば、今聞いてくれても──。
 むしろ、ふわっとしすぎていて上手く伝わってないかな」

ほんの小さく首を傾げた。

ルイン > こういう店もあるのだなと富裕地区にあるのが不思議な店内をつい見まわし。
男性が武装を解除しないのは特には気にしない、自分もそうなので。

しかし富裕地区の店でオムライスを食べるとかも思わず。
食べてみればやはり普通なオムライス、牛乳も普通。美味しいので気にはしないが。

「そうじゃない場合もある訳ですね。
その原因を調べるなら本当に帳簿が一番ですか…。
それでもいいですし、逆でも問題ない感じですよね。
その辺はアカサギと一度話して見てみます、どうするか考えてるだろうし」

美味しいけど量が少し多いなとミルクを口にして息を吐き。

「特にはないですよ。大体は判りましたから。
後は……現地でですね」

崎に聞いても忘れちゃいますと笑って見せて。

ビョルン > 人払いを頼んだ店は、看板の灯りを落として閉店休業中を装ってくれているはず。
懇意の店主だけが裏で待機している気配はあるだろう。

「ある訳で。
 ただ何かの理由があって客入りが落ちている、またはディーラーが下手で他所の博徒に逆カモられている、単にレートがおかしい、内部の人間がアガリをポッケにナイナイしてるってのは……あくまでひとつの可能性で」

実際どう攻めるかは、実働の2人に任すと頷いて。
またオムライスを食べ進める。結構な量だが晩餐として桁外れという程でもない。

「──俺は基本、長い事都から離れることはできない。
 ダイラスには顔が知れていないから俺の手配で行っても良かったんだが、男スタッフの臨時雇いはとらないときているから女の協力者がどうしても必要なんだ」

今の所このくらいだろうか。
もっもっも、とオムライス食べてあくあくとジョッキ牛乳飲んでいる。

ルイン > そう言えば店から人の気配が減ったなと思うが特に気にせず。

「カジノですから理由は色々と想定してる訳ですか。
その可能性を全部調べるとなると大仕事になってきますね…」

それは本当に大仕事になると気を引き締め、次はきっりちと雇い主の少女と話しておこうと。
その間もオムライスは食べ続けるが……量の多さに既にギブ気味。

「でもビョルンさんが居るかいないかでも大分違うと思いますよ。
だって女二人より男性が居る方がそれっぽいですし、お客で潜入するときは…ですけど。
カジノで男性スタッフはですからね」

それは仕方ないと頷き、頭では色々と浮かべてはいたが。
オムライスは半分程度でギブアップしてしまう。

ビョルン > 「更に言うなら、問題はカジノ本体じゃなくグループ展開しているショウ・パブやラウンジバーや、ホテルまもしれないから。
 日数はかかっても尻尾を見せずに気長に探ってくれればいい」

そうして大盛りのオムライスを食べ終え、ジョッキ1杯分の牛乳を飲み干すと、スプーンを置く。

「俺もいつかは一遍くらい見に行こうかな……とは、思っている。
 まぁ、そこは普通に客として」

自分が食べ終わった後はただ食事する様を眺めていたが、ルインのギブアップには少し残念さと諦観の混じった吐息ついた。

話を終え、店を出れば恐らく其々に帰路につく。

ルイン > 「それって……凄く多くないです?多くないです?」

数日で済むのかなと言う心配、だって多いんだからと言う目をして。
お残しは勿体ないが食べれないのか仕方がないと断念。

「私としては一度存分に見るべきだと思いますけど…」

男性の溜息に、量を考えて、私女の子だからと思い切り突っ込むのは忘れず。
そうして話が終われば男性と別れて帰路にと着いて

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からビョルンさんが去りました。