2020/01/20 のログ
ルース > 少女のギルドでの扱いは本当に可愛がられるか、嫌がらせをうけているか。
自分は可愛がる方なので自然と嫌がらせをする連中とは距離をとっている。
もし必要なら嫌がらせをする連中の情報も集めてみるかなどお節介を頭に浮かべ。

「変な顔ならいいが…アレな役人だと偽物だって因縁を付けられるな。
俺はどっちかと言えばどっちつかずだな。これでも悪い事もしてるんだぞ?
まああれだ、前だとどうしても見たいって欲求がな…」

良い貴族と言われればどうにもなれない事に冗談ぽく口にし。
フード姿を見慣れているとはいえ中身が気にならないと言えば嘘になり。
好奇心に負けないようにだと頬を掻いて告げて。

「それなら飲まない方がいいな。酔いつぶれたらさすがの俺も送り狼になる気がする。
いいのか?それじゃ遠慮なく」

自分の注文はよく焼いた肉だがこれはこれで噛めば味が染み出て美味いもの。
少女の言葉に遠慮なくとフォークに刺し出されたステーキを口にして味わい。自分のもよければと炙り肉の乗った皿を少女へと押して。
実家に帰れば静かで愛想のない食卓だが、こうして気兼ねなく楽しく食べれる冒険者仲間との食事は格別。
そのせいでつい控えようと思う酒が進んでしまって。

イルルゥ > 嫌がらせをする側は、ただの興味本位がほとんど。
あるいは、小さな体で討伐依頼などをこなす姿に嫉妬しているか、だ。
可愛がってくれる同僚にはよく懐いているため、居心地の悪さはあまり感じておらず。

「ああ…役人の視界にはできるだけ入らないようにしてましたけど、正解でしたか。
信じられませんね。例えば…?」

悪いことをしている、という相手に、口を薄く開いて。驚いているのだろうか。
こうして、良い事をしてもらっているからこそ、良い人であるという証明はできている。
ならば、悪いことをしているのなら…例として何をしているのか、彼女もまた気になって。

「私の反応速度を上回れば、このフード、剥がせるかもしれませんよ?」

かと思えば、くすりと意地悪そうに笑いつつ。
こんな対面の状態で、しかも相手は酒が入っている。
できないだろうと知っていて、そんなことを。

「ルースさんも、瘦せっぽちが好きなタイプですか?こんなフードのよくわからない冒険者なのに
はい、どうぞ」

その笑みを保ったまま、気安いからかいを続けて。
ステーキと炙り肉を交換し、此方もいいですね、と味わい。

「…お酒、強いんですか?結構飲んでますけど…」

次々にグラスを開けていく相手に、少し不安になって…食事も終わりかけの頃、聞いてみよう。

ルース > この男が本気で動くときはたいていはろくでもない事。
今の嫌がらせは嫉妬がメインだろうがそれ以上になってくれば動くかもしれず。

「まともな奴はまともなんだが……富裕地区と貧民地区は本当に碌なのが居ないぞ。
例えばか……?それはだな……」

いざ悪い事の内容を問われれば言葉に詰まってしまう。
それはやっていないではなく、やる時が本業故なので言えるはずもなく。
悪い事という事が冗談だったように見えるかもしれず。

「それで顔を見れたとしてな、イルルゥと仕事が組めなくなるのは困るからやめとくな」

酒が入っていなければ出来るかもしれないが、それで可愛がっている仲間に嫌われるのは割に合わず。
意地悪そうに笑う少女を見返し軽く首を振ってみせて。

「俺はスタイル云々じゃなくな。一緒にいて楽しいかが大事なんだよ。
それにだ…冒険者なんてものは大なり小なりそうだろ?
俺だって貴族の冒険者って胡散臭いもんだしな……ありがとうな」

好きなタイプの持論を軽い酔いに流されて口にし、よく判らないのは自分もだとう親指で自分を指し。
こうやって料理を交換して食べるのも良い物だと楽し気で。

「いつもはもう少し控えるんだが今日はつい進んだんだ。このぐらいなら大丈夫だ」

少女の言葉に少々飲み過ぎたとグラスを置き、心配をかけないように大丈夫と意地を張り。
気が付けば食事も終わりかけ、久しぶりの楽しい食事だったと満足そうにして。

イルルゥ > 「…富裕と貧民地区…、わかりました。そこの役人には、気を付けますね。
…やっぱり、嘘だったんですか?」

こうして食事をしている相手が貴族とはいえ悪いことをしている、というのは信じがたく。
こちらを脅かすために、わざと嘘をついたのか、と思っていて。

「本当に、紳士ですね。酔っていてもしっかり女性を大切にするのは、好感がもてますよ?」

良くしてもらっている以上、自分の反応速度をもし上回られれば。
都合の良い事に個室内だからこそリスクは少ないと判断して。
何となく、ではあるが…この相手は、自分を王都に導いてくれたあの優しい老人と同じ匂いがする。
人間は基本的に嫌いだが、優しく構われると、どうも弱い。

「なるほど。ということは、楽しんでいるんですね、ルースさんも。
嬉しいです。…いえいえ」

からかいではなく、口角をあげた深い笑みを浮かべて。
また交換を申し出ながらも、食事を終えていこう。

「…いつもは控える、という事は…やはり今は平時より飲みすぎなのでは?
護衛くらいはしますよ。…腐った貴族が多いらしいですから」

相手からの情報を得意げに繰り返し。
もし、酔いが少しでも回っているのなら護衛として着いていこうと提案する。

ルース > 「平民地区はまだマシなんだが……その辺はどうしてもな。
いやな……やってるんだがちょっと言えなくてな、勘弁してくれると助かる」

何をしているか正直に話せば冒険者以外の本業について話すことになってしまう。
自分で言った事とはいえ、信用できる少女だからこそ言えず。

「嫌がる事は極力するなが心情なんだよ。そう言ってもらえると嬉しいもんだな」

敵対する、嫌いな奴ならば何でもするのだがそうでなければ進んですることはなく。
気を使って選んだ個室でそんな事をすれば流石に冗談では済むはずもなくしないと言い切り。
元々この男、奴隷だろうが他種族だろうが変な差別や偏見も持っていない。
それだけに信用には信用で応えたいと。

「楽しいぞ、こんなに楽しい飯と酒は久しぶりなんだ。
あの場にいてくれてありがとうな」

もし少女に出会っていなければ簡単な食事で終えていたと思えばいてくれたことに感謝し。
残りも交換をしながら食事を終えていき。

「かもしれないな……この辺は腐ったのが多いな。
それなら悪いんだが……平民地区の俺の宿まで頼めるか?」

少女の言葉にそうだったと思わず笑ってテーブルを数度叩き。
折角の好意を断るのも悪く、護衛を頼むと軽く頭を下げる。

イルルゥ > 「くす。わかりました。言及はしないでおきます」

現時点では、彼が悪いことをしている、というのは嘘と判断して。
嘘を突かれるのもいい気分ではないだろう、とそれ以上追及はしない。

「その言葉、ギルドで度々ぶつかってわざとフードを剥ごうとする人たちに聞かせてあげてください」

あまり深刻に気にしてはいないが。
相手の真摯な言葉を受け、少し冗談めかして。

「こちらこそ、良いお店を教えてくれて、ありがとうございます。
このくらいの値段なら、報酬が良い日には来れそうです」

味もさることながら値段もどちらかと言えば良心的だ。
良い稼ぎをした今日なら、余裕で払える金額。

「はい、任せてくださ。報酬は…また、こうして料理でも一緒に食べましょう」

緩い報酬を要求しながら、支払いを済ませ。
男がふらつけば、ほんの少しでも支えられるように、横に立って。
男が示す場所まで、着いていくだろう。

ルース > 「そうしてくれると本当に助かる」

自分で言いながら答えれずに墓穴を掘ってしまうという結末。
追及をしない少女にもう一度頭を軽く下げて感謝をして。

「聞かせてもいいんだが…そうなるとその連中と俺たち、イルルゥを可愛がってる連中で揉めることにならないかってな」

現場さえ見れば言い聞かせるのならばいつでも。
ただ嫉妬でそうする連中には言ったところで余計にやるかもしれないという心配。
そうなれば自分以外にも少女を可愛がる仲間が参戦は目に見えて。

「そう言ってくれるなら案内した甲斐があった。
次も俺の名前を出せばすぐに個室に案内してくれる」

それぐらいは顔が利くんだと少しだけ偉そうにして。
値段は少々高いかと思ったが少女にとってそこまで出ない事に安堵して。

「それなら何時でも喜んで支払うぞ。それじゃ悪いが頼む」

その報酬なら自分には得しかなく喜んでと。
立ち上がれば自覚はなかったが思っていたよりも酔っておりふらついてしまい。
横に立った少女に支えられながら平民地区の一角にある宿まで付き添われて。

「あぁ……ここだ。送ってくれてありがとうな」

そうして宿の近くまでくれば後は大丈夫だと笑みと共に言葉をかけて。

イルルゥ > 「私を巡って争わないで、なんて…何かの物語みたいですね」

どうやら、話の端々に冗談を混ぜるのが彼女の好みらしい。
男は少女より頭が回るようだから、本気にはしないだろうが。

「ふふ。良い貴族様ですもんね。贔屓にします」

今回だけでなく、男が居ない時でも個室を使わせてくれるという店。
これからも、稼ぎが良いときは利用しようと決めるのだった。

「では、行きましょうか」

彼女にとっても、楽しいだけでなく有益な情報が手に入るのは報酬ともいえる。
宿へと送っていく道すがら、相手を支えれば。

「ほら、これで暴漢に会ったらどうするつもりですか。」

などと小言を言いながら…
肩を貸すでもなく、ただ倒れそうになれば支える程度に抑えていて。
しかし、それでも…彼女の体質はじくじくと沸き上がってきて。

「…はい。…その、おやすみ、なさい、…ルースさん…、」

宿まで送れば、丁寧に礼をするも。
少し上がったフードから見える顔色が少し赤い。酒も飲んでいないのに、酔っているかのように。
ただ、礼をした後…呼び止められなければそのまま、熱い体を引きずって、夜闇に消えていくだろう。

ルース > 「確かに物語でそう言うのはあるな。それだけ可愛がられてるって事だ」

話の端々に冗談が混じるのも話して楽しい要因の一つ。
だから時折に冗談に冗談交じりに応えたりとして。

「あー、出来ればよい貴族様はやめてくれ。恥ずかしいからな」

少女だけならば格好のせいで不信に思われるかもしれない。
だが一度一緒に言っていれば店員が覚えている、後は名前を出せば大丈夫なので。

楽しく気が抜ける食事は自分には本当に貴重な時間。
その時間をくれた少女には感謝しかなく、出来る限り力になりたいと思い。
道すがらに何度もふらつき支えられて。

「今だと逃げるのもきついか……送ってもらって正解だったよ」

その小言に面目ないと謝るのだが口元には笑み。
支えられる程度ではあるが、それがなえればその辺りで座り込みそのまま眠ってしまうかもしれないだけに大助かりで。

「ん……俺もだがイルルゥも酒の匂いに酔ったか?
それで帰るのもあぶないだろ、少し休んでいくか?」

礼で少し上がったフードから見えた顔色は酔っているように赤く見え。
去っていこうとする少女が今度は危ないだろうと、よければ少し休むかと声をかけて。

イルルゥ > 相手が、恥ずかしがりつつも嫌がるのも予想通り。
楽しい食事は終わりを告げるが、まだまだ機会はある。
寂しがる必要は無いだろう。

内に秘めたモノを晒すわけにもいかず。
何とか接触を最低限にしながら支えつつ、彼の泊る宿へとたどり着く。

「あ、あ、う。……その、大丈夫、です。ちょっと、ええと…」

ある欲求が高まってきていることを悟られるわけにもいかず。
あれだけの接触で思考が鈍る自分に嫌悪しつつ…
もっともらしい理由を探していく。

(熱…病気…ううん、ダメ…それなら猶更休んでいくことに…)

などと色々考えたものの。
ぼんやりした頭ではうまく考えが纏まらず。
これならばいっそ、もう接触しないように気を付けて、少し休んだ方が良いだろうと判断し。

「は、…、え、と。でしたら、その。少しだけ…あはは…、感覚が良いのも善し悪しですね。
お酒の、匂いだけで酔っちゃいました…」

彼女が斥候としても優秀なのはギルド内でもある程度知られている話。
感覚が鋭いからこそ、酔ってしまったのだと誤魔化して。
何故か少し男から距離を取りながら、少々の時間、休ませてもらおうと。

ルース > 一部ペースを握られてしまった感じがしなくもないが楽しい時間を得れた事に比べれ些細な事。
今日はご馳走になったが次は自分が奢るかと次を考え。

少女が何かを隠している事、素面ならば気が付くかもしれない。
だが酒に酔った今ではそこまで気が回らずに気が付くこともなく。

「大丈夫には見えないから言ってるんだ。本当に大丈夫か?」

言いにくそうにしている事を聞くのは悪い気がする。
しかし調子が悪いのであればそれを放置も出来ないという親切心。
もし料理に合わないものがあり調子を崩したなら急ぎ医者も必要と考え。

「それがいい、もし何かあったら大変だしな、
そう言う事か……なんだ、その……悪いな」

少女の感覚の鋭さはよく知っており、そこからくる斥候としての優秀さには助けられている。
しかしそのせいで酔ったと聞くと飲まなければよかったと反省。

「嫌なのはわかるが少しだけ我慢してくれな」

距離を取ろうとする少女に先に謝り隣にと立ち。
自分のせいで酔ったのだから今度は自分が支える番という親切心。
拒否されなければそのまま隣で支える様にして自分が借りている部屋まで案内し、ベッドを進めて休むように促して。

イルルゥ > そもそもが、店を出た時点では何ともなかったのに。
男を何度か支えた後から急に、様子がおかしくなっている。

カンのいい男ならば、酒が入っていない状態なら気づけたかもしれないが。
親切心が、全て…彼女にとっては裏目に出ていくことになる。

「だ、大丈夫、大丈夫。その、ちょっとふらふらするだけだから」

未だ俯いている状態ではあるが。
その顔はどんどん赤くなり、思考力を奪っていく。
勿論、先ほどの肉で調子を崩したわけではない。

「いいえ、ルースさんのせいじゃ、ありません。
私が、少し…勝手にふらふらになっただけです…」

本当に、男のせいではない。
彼女は酒に酔ったわけでも、何かの病気というわけでもないのだから。
単純に、彼女の体質故の問題だが、それをはっきりと口にするわけにもいかず。

「う、う…っ、っ、ぁ、大丈夫、です、一人で歩けます、から…」

男に近寄られると、びくりと体を震わせて。
支えてくれるという純粋な好意からの行動であるが故に、躱せず。
そのまま連れ添うように一室へと導かれる。
これも、嫌というわけではない。
むしろ身体は勝手に…小さく男の方へと寄ろうとしてしまっていて。
慌てて、寄りかからないようにするので精いっぱいだ。
ベッドへと案内されれば、ぽふ、とベッドの端に座り。
少し、息を整え始める。何とか体質を押さえようと、荒い息を吐きながら。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からイルルゥさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からルースさんが去りました。