2019/12/31 のログ
シロナ > 「踊る~きんにくぅ~。」

 少女は鼻歌を歌いながら、右に、左に視線を動かして、軽い調子で歩いて、何処に有るのだろうか、と。
 商人ギルドとか、詩人などのギルドはあるけれど、戦闘系のギルドとかは見つからないのである、もっと別の場所なのだろうか。
 とことこ、と事、歩いていると、そのうちお腹がぎゅぉぉぉ。とか鳴り始める。
 おなかがすいてきたなぁ、と思うのだ、懐をもそもそ探って、財布を取り出す。
 お小遣いを見て、ちょっと買い食いぐらいはしておこうと思うのである。

「よーし!」

 この瞬間戦士ギルドは少女の頭の中らぽろっと堕ちて、ご飯を食べよう、と言う方に思考が全力。
 お肉を食べるか、と近くの肉料理店に行くのである。

「分厚いステーキ……!」

 にま、と笑いながら少女は、肉料理店に入るのだった。

シロナ > 「こんばんはー!」

 入る店は、何度か入ったことのあるお店であり、結構顔なじみのお店でもあるのだ。
 なので、少女が一人で入って来ても、お店の人は笑顔で迎えてくれる、お金もちゃんと持っていることは知っているし、これでもトゥルネソルの娘なので大丈夫なのだろう。
 服装は地味であっても、ちゃんと仕立ての良いものであるから、ドレスコードも問題なかったりする。
 店員に案内されて、少女は案内された席に腰を掛ける。
 少女は差し出されたメニューを眺めて、うん、と笑って見せる。
 そして、分厚いステーキと、ワインを注文して、待つことにする。

 わくわく、わくわく、しながら、少女は待つのである。

シロナ > 「おー、来た来たー。」

 店員が持ってきたお肉は、焼き加減はレアで、赤身の残るお肉、少女の好みのお肉の焼き加減である。
 嬉しそうに少女は頂きまーすと食べることにするのだ。
 ワインで唇を湿らせて、ナイフとフォークで丁寧にきれいに切り分けて、ぱくり、と一口。

「んー……っ美味しー!」

 お肉のソースも甘辛くて、美味しく、好みの味で、お肉を切り分けて、もぐもぐ食べるのである。
 ワインを一口飲んで、お肉を食べてうまうま、と少女は一人ディナーを楽しむのであった。
 そして、食べ終わってから口元でナプキンをそっと拭って見せる。

 ごちそーさま、とお礼を言ってから、代金を支払って。
 少女はお店を出て、さて、戦士ギルド探すぞー。と去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からシロナさんが去りました。