2019/11/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……」

富裕地区、大通り。
一人の男が、商店の軒先に並ぶ商品を見ながら思案中。
男が見ているのは……型遅れの暖炉、であった。

「暖炉は悪くはないんだが。
 もう少し、こう。早急に、しかも部屋を暖める道具が欲しいなぁ」

男の自宅にも暖炉はあるわけだが。
男はその性能に不満があった。
暖炉の暖房性能というのは、実際のところかなり低いのである。

「……ん~……問題点は、部屋を隅々まで温めるパワーが無いことなんだよなぁ」

うむむ、と考え込む男。寒風吹きすさぶ中、どうしたものかどうすりゃいいのか、と思案しつつ。

「パワー……部屋を暖めるパワー……。
 それを、ロスなく発揮できる何か……」

う~んう~ん、と悩む男。商店の店主は、『なんだコイツ』みたいな目で見ている。
だが、男はそんなのお構いなしに思案中。なんだか間抜けな光景であった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にレミィさんが現れました。
レミィ > 顧客の自宅まで出張して採寸を終えた帰り。
人の行き交う通りで、彼らのいで立ちなど観察しながら歩いている。

暖房器具が並ぶ商店の戸口近くに見知った男を見かければ一言「あら」と驚きの声が上がり。

「ごきげんよう、セイン。
 ……最近どう? 楽しいことしてる?」

陽気に高い抑揚の声で語りかける。
そうして男の視線の先を見れば、

「んん?
 どうしたの? 暖炉は食べられないわよ?」

からからと笑いながら冗談を言う。

セイン=ディバン > 唐突に声をかけられても、それが馴染みの相手の声なら男は驚きもせず。

「うっすレミィ。ハロハロ。
 楽しいことはぼちぼちかねぇ。そっちは?」

相手の挨拶に返答しながら笑う男。
この相手とはすっかり悪友、という感じの距離感だ。

「いやー、暖炉よりもパワーのある暖房について思索を巡らせてた」

最近とみに寒いからな、といいながら説明する男。
そこで男は、相手の顔をまじまじと見て。

「……寒いよなぁ、最近。寒い寒い。
 寒いから……ちっと、温まることしないか?」

にへら~、と笑いつつ、近くの宿を指差す男。
ムードもロマンもあったものではないお誘いだ。

レミィ > 「アタシ?
 うーん、欲も幸せは腹六分。
 だけどこれが一番幸せってトコかしらん」

世間を達観する酒場のマダムのような言葉を吐きながら、陽気ついでにハイタッチ交わしてみよう。
心地よい距離感だ。

「暖炉より強いって、……それは炉?
 ん──なんだっけ、炉を使う仕事の人が火を扱うときは空気の循環で効率が、とか言っていたわよ?」

寒い寒いと繰り返す相手に、ショートコートの前を開いて抱き着くが2人の体は到底包めず。

「いいわよ? 肉布団になってあげましょう。
 ついでに宿の下の酒場でホットワイン買っていきましょう。奢ってね」

七面倒臭い口説き文句は不要とばかりに快諾。
相手に腕を絡ませ。

セイン=ディバン > 「あんがい欲が無いんだな。
 オレぁ満腹にならないと気がすまないタイプなんだが」

相手の言葉に、少し意外だ、と告げる男。
そのまま、ハイタッチ。ペチ、ペン、パシッ。

「ん~……そこなんよ。
 暖炉って、案外部屋暖まらないじゃん?
 何か、できないかなぁ、って考えてた」

この男、色々なものを組み合わせたり、トラップを自作したりする才能があるので。
なんとかできんかね~、と考えていたわけなのだが。

「わお。そんなことしてると体冷やすぞ~?
 了解了解。誘ったのは俺だもんな」

相手が快諾したのなら、男は相手を伴い宿へと向かう。
酒場でホットワインと、いくばくかの食事を買い、手早く部屋へ入るのだが。

「……やっぱ部屋も寒い。
 てりゃぃっ」

その部屋も寒いことに文句を言いつつ、男は、懐から石を取り出し割ってみせる。
男の良く使用するアイテム、結界石。その力により、部屋の中はかすかに暖かくなった。

「ほら、お前この間、しゃぶらせてね、とか言ってたし。
 この前は食事して宿で飲みなおしになったじゃん?
 久しぶりにお前を抱きたいなー、って思ったわけ」

買ってきた荷物をテーブルに置きつつ、男はそんなことを言う。

レミィ > 「同じよ。
 満腹を知らない方が、幸せでいられるから常に今が六分と思うの」

率直な言葉は相手らしい、と思う。
叩き合う掌の乾いた音に口角を上げて。

「……なんて聞いたかな、ちょっと思い出すわ。
 たしか、暖炉に近づいた暖かい空気は天井近くに行っちゃうんだって。部屋全体混ぜられると快適なんだとか」

本当かしらね? と緩く首を傾げ。
そうして一緒に酒場を経由し、宿の一室に着けば。

「もちろん火は入ってないわね、そこは自力で温まれというお計らい──え、なにそれ」

魔法か何かのように見えた結界石に目を丸める。じきに、上着は脱げるような室内気候となり。

相手の告げる言葉を最後まで聞き、勿体をつけるように黙りこくってからテーブルのホットワインに手を伸ばして両手を温める。

「…………。
 覚えててくれたのね~?
 チンポのことはチンポが詳しいんだから、昇天覚悟しなさいよ?」

いただきます、と告げてホットワインをカップの半分ほどまで飲んで見せつけるようにべろり、と長めの舌をピンク色の唇から出して見せつける。

セイン=ディバン > 「そんなもんか。
 ま、お互いの生き様の違い、ってやつだねぇ」

うんうん、と頷きつつ。男は相手に向かい、にやり、と笑う。

「あぁ、そりゃあ本当だ。
 この間実験したんだがな。石に炎上と氷結の爆弾をぶつけたんだが……。
 冷たい空気は沈んで、暖かい空気は昇った」

だからこそ、空気が問題なんだよな? と再確認。
さて、そんな空気。どうすれば良い感じになるかねー、などと考えつつ。

「あぁ、冒険者の必須アイテム、結界石。
 自然治癒効果の上昇、人払い、快適な空間温度を保つ。
 冒険の時はこれでキャンプ地点を快適にするのさ」

お値段は結構するのだが。冒険者にとっては必須のアイテムなのである。
相手がホットワインで温まるのを見つつ、男は物質転送で自宅からモルトを取り寄せ。相手と乾杯。

「そりゃあ、大事な取引相手の言葉だしな?
 へいへい、覚悟しておきましょうかね。
 ……ん~。やっぱりモルトはライザントに限る」

相手の舌を出す様子を笑いながら見る男。
お気に入りの銘柄のモルトを飲みつつ、男はベッドに腰掛け。

「体、洗ってからにするか?」

などと問いつつ、ベストを脱ぎ、シャツとスラックス姿に。
格好だけ見れば、会計士の休暇、といったところか。

レミィ > 一皮剥けば貪欲な本性、隠すか晒すかの違い。

「だから座り仕事してても足だけいつも寒かったりするのよね」

部屋全体を効率的に温める機構がわかれば、彼から聞き出そうと思いつつ。
結界石の効果を聞けば、感心しつつ。

「便利なものを知っているのね。
 この中は暖炉とは違って、温度の偏りがなさそうね。どうしてかしら」

乾杯を交わして飲む酒は程良く体を温める。
そうして聞く言葉には肩を竦めて。

「その取引相手って言葉、今は止めてよね。別に傷つくとかって訳じゃないけど。
 そうぉ? 後で吠え面かくんじゃないわよ?」

相手がベストを脱ぐと己のコートも脱いで各々をハンガーに吊るす。

「ん? 汗臭いのもションベン臭いのも嫌いじゃないわよ?」

相手がベッドに座れば口淫で売る娼婦のようにその膝の間にしゃがみ込もうか。
そうしたら ムニッ と服の上から逸物掴む。

「相変わらずの規格外よね」

そうしてこれを運用できる身体スペックは天からの賜物に違いない。硬さが変わるまでモミモミ続け。

セイン=ディバン > 男もまた、相手の性分などが気に入っている。

「みたいだな。アレ、結構きついよなぁ」

末端の冷えはなかなかにキツイんだよなぁ、と苦笑しつつ。

「魔術が中に入ってるらしい。本当かは分からんがな~。
 人払い、自然治癒向上、癒しの息吹、精神安定。
 この辺りの魔術が複合的に組み込まれたマジックアイテムらしいな」

一応、売り文句にはなっているのだが。
その真偽は不明。というか、下手に暴くと問題になりそうなので。
男としては、その辺りはどうでもいいらしい。

「あぁ、言葉が足りなかったな?
 当時は、取引相手。今はまぁ、ダチだな?
 そっちこそ、あひんあひん言わせてやるから覚悟しとけ~?」

少し気に障ったのであろう相手に、男は苦笑しつつ頭を下げ。
次いで、相手に向かって自信満々な様子を見せ付ける。

「ま、そっちが気にしないなら。
 オレも別段気にはしないからな」

相手が足の間に座り込めば。
男は、ならまぁ始めるか、と笑い。
そのまま、相手が股間を揉むのを受け入れる。

「と、自負してもいるのだが。
 最近知り合った女性たちによれば、この国の男には俺以上のサイズのモノを持つやつも多いらしい。
 っていうか、一人はオレも知ってるし」

とある道楽営業の道具屋の店主が、バケモノクラスのサイズだぞ、と笑いつつ。
男は相手の頭を撫で撫で。そうしているうちに、男の股間が、ぐぐぐっ、と持ち上がっていく。

レミィ > 「手先はまだ冷えても動かしているうちになんとかなるけどね。
 足元に小さい火鉢を仕込むくらいしか策がないしねぇ」

冷たし、ってのは爪痛しって言葉が起源だとか。
故に古今洋の東西を問わず末端の冷えは生き物にとっての大きな課題であるとか。
そんなことを思い返しながら苦笑いに共感を示し。

「へぇ、じゃあ大事な仕事の前にはこれを使った部屋で寝ようかしら」

高級ホテルに泊まるのとコスパを比べられるなら選択肢に入れることも強ち悪くない。

「そうでしょう、今はダチよ。
 ──本当に居たら会ってみたいわ、”あひんあひん”とか”ぎゃふん”とかね……ふふ」

軽口にして初めて、その妙に気づく言葉がある。
冗談を叩き合える関係を有難く思いながらおくびにも出さず。
気にしない、と聞けばむにむにしている個所に鼻先を埋めてスン、と嗅ぐが。

「こうされて羞恥に感じる、なんて玉ではないかしら?」

股間に鼻先埋め、手の先では玉袋を揉む。上目遣いの視線を投げかけながら問い。

「あら? そうなの?
 少なくとも、アタシが寝た中ではあなたはナンバーワンよ、セイン。
 そりゃあ世間には馬獣人とかも居るから──人間部門優勝では、駄目なんですか?」

いつぞや新聞に載った役人の言葉を真似てから相手のスラックスの前を寛げる。
まだ完全に硬くなり切っていないそれを、頤をいっぱいに開いてむぐりと頬張る。その様を十分に見せつけ。

セイン=ディバン > 「ほんと、キツいよなぁ。
 オレぁシーフ系だから、手先が動かないとなぁ」

寒さというのは、やはり厄介なものである、と語りつつ。
だからこそ、その寒さに対抗する手段を考えているのだが。

「これ、結構値ぇ張るぞ~?
 とはいえ、ほぼ確実に安全な場所を確保できるのは確かだがな」

高級ホテルとの宿泊と比べると、まぁどっちもどっちな価格である。

「あはははは、ダチだダチだ。
 比喩表現に対して反応するなよ」

相手の物言いにくつくつと笑みを漏らす男。
本当に、ずいぶんと気軽に語れる相手であり。
結構貴重な友人だよな、と思う男であった。

「ん~? 状況によるな。
 ま、基本的には恥ずかしいとは思わんが」

相手の上目遣いの問いを受け止めつつ、しれっ、とそう答える男。
恥ずかしがる、というような歳でもないのである。

「別段、負けた、って思うわけでもないけどな。
 やっぱ、多少自慢であるからこそ。
 気にはなるわけよ」

相手の言葉には、複雑な表情で答える男。
相手が半立ちのペニスを頬張れば、かすかに呼吸を震わせ。

「……ふふっ。たっぷり味わってくれよな?」

なんて、微笑むのである。

レミィ > 「温熱エンチャントが施された指貫手袋とかあれば重宝するかしら」

手先仕事なのは業種が違えど同じだろうか。
血液は循環すると言うから、手の甲を温めれば指先も温まろうかという原理をふと思いつき。

「まぁまぁ、そりゃあ──よっぽど大事な仕事が控えていて、緊張して眠りが浅くなりそうなとき……なんて、あなたには経験ないでしょうね」

なかなか図太い己よりも更に図太そうな相手見てぽつりと言い添えた。

「せっかく知り合ったのに、セのつくフレだけじゃ嫌よ?
 なーんてね?」

己の中ではそういった相手よりも肚割って話せると思っているから、踏み込んだ冗談も言う。

「──よくできたものね。
 あなた相手には虐めたい欲は湧かないから」

裸の王様の前で『私のものはもっと立派ですよ』と仁王立ちして見せつけそうなイメージが湧いてほくそ笑む。

「いいんじゃ、ないの──幾らあなたが好色でも、全人類と愛し合うわけにはいかないわ。
 それにほら、全ての男の頭上にブツのサイズが表示される魔法の眼鏡があるじゃなし」

もぐり、と頬張る深さは女性の口内よりも深いだろう。
笑うような息が相手の亀頭を刺激する。
口はきつく窄めるが、舌は力を入れすぎぬ柔らかさのまま雁首の窪みに宛がい緩く左右に嘗め回す。

「……ふふ」

口の中で男のモノが硬く大きくなっていくのが好きで、くつりと含み笑い。

セイン=ディバン > 「あ、それ面白いかもな」

相手の言葉に、ほほぅ、と興味を持つ男。
もしもそういったものがあれば、売れるかもしれない。

「いやぁ、そうでもねぇよ?
 オレだって、寝れない時はあるさ」

さすがの男も、大きな仕事の前は緊張したりもする。
とはいえ、そういう時にも無理して眠るようにはしているのだが。

「さぁて。それは今後のお互い次第、だな?
 お互い体に溺れちまえば、そうなっちまうだろうし」

クスクスと笑う男。未来のことは分からない。
なので、冗談に冗談で返すことを選んだ。

「ん? それ褒めてない気がする」

なにか含み無いか~? と相手に問いつつも。
男も、別段そこを気にしたりはせず。

「それもそうなんだけどな~。
 ま、この辺はくだらない意地ってやつで」

サイズが大きければすべてOK、というわけでもないのだが。
それでも気になるものなのである。オスとして。

「ん……っ」

相手の繊細な口腔奉仕に、男が少しうめく。
次第に、男のペニスが大きさを増していき。
相手の口の中で、頬の肉などを押し返そうとしていく。

レミィ > 「温度別に温冷と、あとどんなバリエーションがあるかしらね」

服飾以外は専門外なれど加工済みの素材であろうと断てる自信のある今は、商売っ気もなくはない。

「へぇ、意外ね。
 今度そうなったら寝かしつけてあげるから呼んで?」

本当に心底意外に思えば、その分可愛げのようなものも感じて微笑む。

「それはそうだけどね。
 ──まぁ、アタシの世界から消え落ちないでくれれば」

そこまで言って、この男の稼業を思い出して語尾は消える。
冗談に合わせて空笑う声だけ弾ませて。

「ええ、褒めてないわよ?
 けなしたつもりもないけれど」

こんな堂々たる男がお仕置き欲しさに尻を振って来るなら愉快なのだけれど。その愉快は隠微な欲を伴って来なさそうだ。
少なくとも、今の姿では。

「だから、実用可能な最大ってところを目指しているのでしょう?
 なら、実用部分に特化するのはどうかしら?
 アタシの知ってる限りでは、デカブツの男にはテクなしの男マグロが多いわ。二言目には”騎乗位が好きです”っていうね。
 そうした印象を払拭してみるのでは如何」

どうした音声で喋っているかはさておき。
小さな声が聞こえると嬉しそうに視線を上げて表情を見ようとする。
こうしてゆるゆるした舌遣いで一発イかせようか、それとも舌と唇、なんなら喉も遣って激しくヌこうか様子を見ながら思案しつつ。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からレミィさんが去りました。