2019/10/13 のログ
■ステラ >
……あの、ご、ごめん。
(わたしはなにをいっているんだ。
こっちもこっちで顔が赤くなる。
本当になにをいっているんだろう。)
あ、でも、ミミックは、食べられるのも、ある。
塩で焼くと、ソーセージみたいで。
(一度ダンジョン内で食料が尽きたときに物は試しで食べてみたらとてもおいしかった。)
■アゲハ >
「い、いえ。お話してと言ったのは私ですので」
ぱたぱた、顔をもう一度手で扇いで。
静かに深呼吸――
「はえー……食べられるモンスターとかあるんですね。た、食べてみたいとは思わないですけど」
おっかなくて食べれないと言いながら
■ステラ >
う、うん、捕まったら、その。
――ひどいめに、あうし。
(それはもう大変な目に。
どう言ったものかしばらく迷ってから、あたり触りのない言葉を選んだ。
そのぐらいの判断力はまだ失ってはいない。)
ほか、は……ぬめぬめしたのは乾燥に弱いけど、水に漬けるとふやけて死んじゃうのとかは、多かったりする。
(役に立つようで立たないようなちょっと立つかもしれない知識。
一番いいのはそう言うのに近づかないことだけれど。)
■アゲハ >
「危険が隣り合わせの職業ですもんね」
知識などが豊富であるのはそれなりに場数を踏んだからなのだろうと思いつつ。
ふと、視線を外に向ければ。
何人か人が寄ってきていて――
「っとと、お花ですね。ありますよー」
一人がかったのを視て、ソレにつられてやってきたようだった。
「すみません。お話はここまでに。また、買いに来てくださいね」
手を振りながら。ひとりひとりの接客に移っていく――
■ステラ >
ふつうは、何人かで組むから――。
(そうでもないのだけれど。
その言葉は集まってきた人の姿に遮られた。
こうしてちょっと仲良くなった彼女と一対一で喋るだけでも割と精一杯なのだ。
人が集まれば自分に出来ることは何もなくなる。)
う、うん。
(消え入りそうな声で彼女に聞こえたかどうかもわからない返事。
やってきた多くはない人を避けているうちに、彼女からだいぶ離れた位置まで来てしまった。
振り返すために上げた手は彼女に見えただろうか。)
――ふう。
(帰ろう。
彼女の仕事を邪魔してはいけない。
戦斧を背負い直し、自宅に向けて歩を進める。
途中チラリと振り返れば、ちょっとした人だかりの中心で花を売っている彼女。
それをしばらく眺めて、今度こそ帰路へ着く――)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 街道【イベント開催中】」からアゲハさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 街道【イベント開催中】」からステラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にメリュジーヌさんが現れました。
■メリュジーヌ > その周辺に人の気配がほとんど絶えているのは、時刻にも原因があるだろうが、
そういう場所──という理由が大きかっただろう。
「こういう場所の方が、存外『穴場』だったり……するのよねぇ?」
と、独りごちるはゆったりした調子で歩を進めている一人の女…
厳密には完全な女ではないが、身も心もほとんどが女ではあった。
■メリュジーヌ > 女が言う『穴場』とは…簡単に言ってしまえば、人漁りの──
であろうか。
欲望の捌け口であった。
そういった相手であれば、春を鬻ぐ者を扱う店に行けばいい、という話ではあるが…
困った事に、女は自分の意のままになる者に食指が動かない。
そうなると、こうして夜な夜な、あちらこちらを練り歩く羽目になる。
これだけの規模の街になると、不用心に独り歩きする者が居ても珍しくない。
ただし、それは自分自身にも言える事ではあったのだが──
■メリュジーヌ > もっと、明らかに治安が悪い場所……例えば貧民街であるとか、
そういった場所で人漁りをした方が、効率は良いのかも知れない。
実際、そういう事もたまにある。
しかしそれは、女にとって売春宿に足を運ぶのと同じ、お手軽に過ぎる選択であり。
あえて、非効率的な…獲物探しに苦心した方が、
労力が実った時の悦びが大きかった。
それ故に、女は下唇を指先で触れ、笑みを浮かべる。
安直に言えば、空腹時の方が食べ物が美味いのと同じ、だった。
■メリュジーヌ > あまり、一つの場所でこういった人漁りを連続して行う事は宜しくない、と言える。
この区画も広い…距離を空ければ、女のしでかした事など話題にすらなっていない。
勿論、こんな無法ばかり働いていたら、知らぬ間にお尋ね者になっている事もあり得ようが……
ともあれ、この辺りは詳しい区画でもない。
何となく、に任せて足の向くまま歩いていると、段々入り組んだ路地の奥へ入り込んでいく…
市街地とは、人がよく利用する通路を一本外れればこういった光景が広がるものだ。