2019/10/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 街道【イベント開催中】」にアゲハさんが現れました。
アゲハ > ――さて。

今日も今日とて花を売る。
少しお小遣いを稼ぎたいのと――

売ったついでになにか話の種でもご主人に持っていこうという算段で。

今日は、富裕地区に顔を出しみた。
今まで買ってくれたお客さんも来たりしないかななどと思いながら。

許可証を貼り付けた看板を立て掛けて。

「はなー、おはなはいりませんかー」

今日も元気に

アゲハ >  
「……ふぅ」

今日は、反応が悪い――というより、富裕層にはやっぱり受けないと言うべきか。

けれど、興味が出れば継続的な客を確保できる場所でもあるので――

めげず声を出しながら、来客を待ち。

ほぉっと息を吐けば。

ほんのり甘い、蜜の香りが漂った

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 街道【イベント開催中】」にステラさんが現れました。
ステラ >  
(仕事帰りに街道を歩く。
 今日の仕事は商人の護衛だったので、裕福層に似付かわしくない重武装。
 たまに刺さる貴族の視線から逃れるように、そそくさと道の端を歩く。)

……ん。

(ふと鼻をくすぐる蜜の香り。
 どこかで嗅いだことのあるようなそれをすんすんと辿れば、)

あっ。

(見たことのある姿。
 思わず声を上げてしまった。)

アゲハ >  
聞こえた声に視線を動かす。
すれば見覚えのある顔があった。

「ごきげんよう?」

一応挨拶。
確か貴族はこうするものだと教わったので

ステラ >  
ごっ、きげん、よう。

(耳慣れない挨拶。
 思わずこちらもオウム返し。)

あっ、っの、っ。
こな、こないだ、は、たいへん、もうしわけなく……。

(そして深々と頭を下げる。
 正直この間のことはよく覚えていない。
 ただひたすらぐちゃぐちゃに気持ちよかったのと、目を覚ましたら湯船の中で二人ともぐったりしていたのをだけは覚えている。
 その前も後も、記憶があいまいである。)

アゲハ >  
「――……?」

首を傾げて。この間の――と言われれば。
頬を赤く染める――

「いえ、その。没頭していただけたようで何よりです?」

変な回答をしながら。ぱたぱたと顔を手で扇ぐ

「謝られるようなことじゃ、ないですので……そ、そんなことよりお仕事ですか?」

ステラ >  
う、ぐ。

(確かに没頭していた。
 恥ずかしくて顔を隠すように俯く。)

う、ん。
仕事の、帰り。

(多少どもりながらも返事。
 背中の斧を担ぎ直せば、がちゃりと如何にも重そうな音。)

あげ、は……ちゃん? も?

(彼女の手には花が入った籠。
 今日も花売りに精を出しているらしい。)

アゲハ >  
「あ、帰りでしたか」

おつかれさまです、とペコリとお辞儀。

「はい。今日はこっちで、販売してみようかと思ったんですけど」

減ってない鳥かごをみて。

「みてのとおり全然。まぁ、まだ始めたばっかりではあるんですけど」

ステラ >  
そっか。

(彼女がいつからいるのかはわからないが、確かに籠の中身は全然減っていないように見える。
 それとも立派な庭にたくさん生えているから切り花なんていらないのだろうか。)

じゃあ、私、買うよ。

(言って財布を取り出す。
 そろそろ取り換えようと思っていたところでもあったし。)

アゲハ >  
「はい。コチラ方面ですと、やっぱお抱えですとか、そういうのが多そうですね」

えへへ、と笑いつつ。
買うと、いう言葉を聞けば――

「む、無理に買ってもらうことはないんですよ? さ、催促したみたいな話になってしまいましたけど」

ステラ >  
ん。
欲しいと思ってたし、無理はしてない、よ。

(同情とかそんなんでもない。
 単純に欲しいから買うだけだ。
 硬貨の入った革袋を取り出せば、再び鼻孔をくすぐる甘い香り。)

んぅ。

(そのにおいからあの日のことを思い出し、口元を手で抑える。
 変な声出そうになったし、子宮にちょっときゅんときた。)

アゲハ >  
「そうですか」

ならと、鳥かごを目の前に差し出して
色っぽい声を聞けば目を丸くし

「えっと、普通のお花で。そういう売りじゃないですからね?」

初見のときは、あぁしたが。一応念の為に釘刺し

ステラ >  
わ、わかってる。

(見透かされたような言葉に目が泳ぐ。
 今回はちゃんとわかってる大丈夫。)

その、においが、ちょっと、思い出して。

(もごもごと言い訳するように。
 んんっ、と咳ばらいを一つして、籠の中を覗き込む。)

――えっと、今日のは?

(うむ、何が何やら。
 花なんてちっとも知らないので、籠の中の花の名前がわからない。)

アゲハ >  
「花のニオイと体臭、同じなんですか?」

くんくんっと自分の体の臭いを嗅ぐが、わかるはずもないので。

「今日も同じです。薔薇と、百合、ですね」

ステラ >  
いやその。
えっと、あまい、においが。

(花の匂いに似てはいるが、ちょっと違う。
 なんというか、甘くてついふらふらと引き寄せられるような。)

あ、はい。

(薔薇と百合だった。
 恥ずかしい。)

じゃあ、薔薇、を。

アゲハ >  
「……前も同じこと言ってなかったです?」

クスッと笑ってから。薔薇と言われたので、一輪籠から抜き。
ササッと包んで差し出す。
慣れたもので、もうそうそう時間をもらうことはなかった。

「2ゴルドになります」

ステラ >  
あ、う、そうだ、ったっけ?

(言っていたような気がする。
 あまり考えずに喋っているからそうなる。)

は、はい――わひゃあ!?

(慌てて革袋から硬貨を取り出す。
 慌て過ぎてぶちまけた。
 ちゃりんちゃりーんとあたり一面に硬貨が散らばる。)

あ、あうあ――んがっ!?

(慌てて屈んだら揺れた戦斧の柄が後頭部にぶち当たった。
 ごづん、と重い音。
 そのままごんと地面に額をぶつけ、蹲ったまま痛みに耐える。)

アゲハ >  
「だ、大丈夫ですかっ」

落ちた硬貨を拾いつつ――

「そ、そんなに慌てなくても」

昔の自分よりもだいぶ、せわしないというかビクビクしてるなぁなんて内心思いながら

「頭、ぶつけたところ大丈夫ですか?」

ステラ >  
ぅ、だ、いじょう、ぶ。

(しゃがんだせいで地面につっかえた戦斧がガッツリ頭に刺さった。
 血は出ていないが、触るとちょっと腫れている。
 触ると痛い。
 涙が出てくる。)

ほんと、ごめいわく、おかけして……。

(涙目で謝りながら硬貨を拾う。
 とりあえず見える範囲にはもう落ちていないようだ。
 革袋に硬貨を戻し、改めて彼女に二ゴルド渡そう。)

アゲハ >  
「いえ、怪我とかしてないならいいですが」

お金を受け取りつつ、お花と交換し――

「そういえば、このあたりでなにか噂話になっていたりすることとか。面白い話とかあったりしますか?」

冒険者、さんでしたよね? なんて首を傾げて。
話を切り替える

ステラ >  
(硬貨と引き換えに花を受け取る。
 家に帰ったら早速花瓶に差してやろう。)

噂……?

(さて、どうしたものか。
 あまり人と話さないのでその手の話題は割と疎い。
 精々食事中やギルドの受付近くで、人が話しているのを聞くくらいしか――)

あ。
なん、か。
帝国が、こっちの貴族に、王族?の人をお嫁に出したとか、なんとか。

(なんかそんな話を聞いたような気がする。)

――だいぶ前の、話だけど。

(なんせこちとらコミュ障系ソロ冒険者だ。
 せこせこと一人で出来る仕事しかやらないしやれないので、よほど大きな噂になっていないとわからない。)

アゲハ >  
「なるほど」

そんなことがあったのかと、うなずいて。

「ありがとうございます。なにかまた、面白い話があったら教えて下さいね?」

ほほえみながら。ぐっと胸の前で握りこぶし作って

ステラ >  
う、うん。

(たじろぐ。
 面白い話、かぁ。
 自分が出来る話なんて、精々仕事中に何があったとか、何を見つけたとか、そのぐらいだ。
 しかも大体モンスターによるレイプまがいなことばっかりである。)

――す、らいむって、お通じに、いい、とか、そういう話で、良ければ。

(なにをいっているんだわたしは。)

アゲハ >  
「…………スライムを食べるってことですか?」

噛み砕くと、そういうことなのだろうかと首を傾げた。

「冒険者さんって、そういうのも食べないといけないくらい過酷なんですね……」

深刻そうに呟いて

ステラ >  
え、いや、あの。

(まぁ食べると言えば食べる。
 ただし。)

え、っと――お、しり、から、こう……。

(耳打ちするようにこっそりと。
 種類にもよるが、いわゆるスカベンジャー的な役割を持った種類のスライムは、腸内に入れればすっきり綺麗に掃除してくれる。
 ことが終われば素直に「出て行って」くれるし。
 ただ、当然入れたときより体積が増えているので色々と大変だけれど。)

アゲハ >  
「………………」

聞いていて、耳打ちが終われば顔を赤くして離れた。
刺激が強すぎたようだった

「…………た、たいへんなんですね……けいけんほうふで、すごいです」