2019/09/13 のログ
■竜胆 > 「………。ふむ。」
しかし、思ったよりもいいものを死蔵していたわ、と少女は本をめくりながら歩く。
リードがどこに向かうのか、少女は視線さえ上げずに進んでいくのだ、彼がどこにどう行こうがどうでもいい、だって帰ろうと思えばいつでも帰るのだし。
彼も変な所にはいかないし、いつも同じルートをうろうろするぐらいだろう、それが変わるのは、それだけの事や、人物を見つけた時ぐらいなのだ。
なので、安心して先に行かせる少女である。
と言うかグリム君自体が、少女の性格を認識しているのか、自由にやっているようにも見える。
そんな風に、二匹の散歩は続いていくのだった―――
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