2019/09/03 のログ
クロニア > 口の中に広がる糖分だけを頼りに大通りを歩き続ける。

父親に「勝手に帰るなら馬車の利用は許可しないからな?」
といわれたので徒歩なのだ。

頭も冷やせるし、途中でナンパも出来て一石二鳥。
帰り際にどこかBARでも立ち寄って帰るか……と、
何とか楽しみを見つけながら、重たい足取りを軽くして屋敷へと戻るのであった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からクロニアさんが去りました。
ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」にサクラさんが現れました。
サクラ > 空に浮かぶは糸のような細い月。

先ほど起きて、備え付けの温泉を浴びて身を清めたサクラは、自室でぼんやりとしていた。

特に客の予約はない。今日も客が来るかどうかは未知数だと思いながらぼんやりとしていた。

サクラ > 静かな夜であった。
聞こえてくるのは誰かが転んだ音。
おそらく娘が張り切って転んだのだろう。

そんな日常の音を楽しみながら、サクラはぼんやりと客を待っていた。

サクラ > 遠くから嬌声が聞こえてくる。
誰かが客をとったのだろう。
所属している娼婦は多くはないが、自分だけではない。
なかなかお楽しみのようで、気持ちよさそうな声が聞こえてくる。

そんな声を聴いていると多少自分も持て余してくるのだが……

サクラ > 残念ながら客は来なさそうである。

そうこうしているうちに娘たちが部屋に来る。
先日産んだばかりだが、自身の加護の効果で、既に4,5歳児ぐらいの大きさまで成長している、かわいらしい子たちだ。
おっぱいをせがむので胸を吸わせると、無駄にテクニシャンでありかなり感じてしまった。

サクラ > 「かあさまぁ♪」といいながら甘えてくる娘たちはかわいくてしょうがない。
膝枕をしてあげるとすやすやと眠り始めた。
客が来るまではこうやってのんびりしているのもいいか、と思い始めるサクラだった。

サクラ > 今日は客が来ないだろうか。
来ない日というのも別に珍しくない。それなりに売れっ子だと自負しているが、基本的に客は来たいときにしか来ない。

誰も来ないなんてことだって時々起きるのだ。

サクラ > しかし、持て余している現状、誰か来ないかは期待してしまうのであった。
ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」にジュンさんが現れました。
ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」からシャルティアさんが去りました。
サクラ > さて、そんなこんなをしていると、客が来た雰囲気がする。
黒珠が喜び勇んで出ていったので、おそらくあの人だろう。

黒曜は、他の手の空いたものにかまってもらうべく外に出ていった。

ジュン > 「また来てしまった」

異国風の娼館

青年は此処が気に入ったのか再び訪れたのであった

「できれば前の娘がいいのだけれど今日はどんな娘だろうかなぁ」

そんなことを考えながら案内されるのを待つ

サクラ > そうしてジュンを案内するのは黒髪の少女。
黒珠と名乗り、ジュンを父上と呼ぶ少女は、そのままジュンを部屋へと連れていく。

そして部屋につけば、前と同じくサクラが頭を下げて待っていた。

「お待ちしておりました。ジュン様」

ジュン > 「この娘があの時の…?」

そう呟き案内されたところでありがとうと黒珠の頭を撫で

「ん、久しぶりまた来ちゃったよ」

頭を下げて出迎えたサクラに声をかける

サクラ > 「またのおこし、ありがとうございます」

そういいながら部屋へとジュンを導く。

「本日は良い玉露が入りまして。まずは一服どうですか?」

そういいながら席を勧め、緑茶を出す。

「あの子は、あなたとの娘ですよ。かまっていただきありがとうございます」

ジュン > 「おぉ、良いじゃないか、それじゃあまずはそれを」

わくわくとした気分で席へと着けば

黒珠を手招いて胡坐の間に座らせようとしつつ緑茶を頂き

「あぁやっぱり、父上と言ってたし…ただそれにしては結構成長が早いような?」

緑茶を口にしながら少し疑問に思ったことを尋ねる

サクラ > 「茶菓子もありますので、まずはお楽しみください」

茶菓子を差し出しながら、膝の上の黒珠にも一つ、まんじゅうを取り出しその口に投げ込む。父親の膝の上でご満悦な様子で食べている。

「私の加護の効果ですね。豊穣神の巫女ですから、子をはぐくみ育てることにすさまじい補正がかかるのです」

自分も緑茶を飲み、ほっとしながらそう話す。

ジュン > 「お、ありがとう」

そう言って一つまんじゅうを半分齧り

またその半分は黒珠に先に渡されていたまんじゅうを食べ終わるのを待ってから彼女に渡しそのままお茶を飲む

「うん、旨い、お茶が進む…成程子供が早く育ったりすると」

まんじゅうを食べる黒珠の頭を撫でながらサクラの話を聞いて納得し、同じように緑茶を飲んで一息

ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」にサクラさんが現れました。
ジュン > 【断続】
ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」からジュンさんが去りました。
ご案内:「娼館『豊穣神の神社』/王都マグメール 富裕地区」にジュンさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」にフレアさんが現れました。
フレア > 「ええ。ええ。承知していますわ。」

にこやかな応対を心掛ける。
しかし、その口調にはどこかじんわりと呆れ声が混じっていた。
依頼を受けたはいいものの、幾度となく条件や精度の確認をとらされげんなりとしている。
たまの暇つぶしにと呼ばれてみればこの有様。
腐敗は滞る事もなく進んでいるようね、と内心で嘲笑する。

貴族達の腐敗に興味はないのだ。
あるのはそこに楽しみを見いだせるか否か、のみ。
益体もなく絡んでくる脂ぎった男達には少々どことではなく疲労感を覚える。

(全く…。)

そう考えながらワイングラスを手に取れば男の前を辞去しゆっくりと壁際に。
壁の華となればワインを一口。そして、コツコツ、と踵で床を踏み鳴らす。
それだけで魔女の存在感は薄くなる。
人払いとも人除けとも知れない魔術に包まれたまま、疲れたし帰ろうかしら、などと思うのだが…。
遊び相手がいればその限りではないのだけれど、と場内に視線を向けた。
可愛い子、無知な子。もしくはもうちょっと遊べそうな貴族の輩。
そんな者がいないかと―――。

フレア > ため息を一つ。
どうにも面白い相手は見つからない様子。

仕方がない、とグラスをテーブルに置くとゆっくりと歩いていく。
そのまま会場から姿を消した。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」からフレアさんが去りました。