2019/07/25 のログ
エレオノール > 「うふふ、いずれ機会があれば、見せることもあるかもしれませんわね……」

別に今、見せずにもったいぶる理由もないのだが、狼の姿だと『寝る』のにも差し障りがある。彼のにおいは覚えたのだから、また会う機会もあるだろう、と楽観的に考えていた。刹那的である一方、気長でもあるのが自分のタチだ。

「ありがとう……ふふ、嬉しいですわ、今日は楽しい夜になりそう」

そう言いながら、寝台に身体を横たえる……前に、邪魔なドレスを脱いでしまう。背中の部分を開いて無駄に豪奢な布地から離れると、あっという間にショーツだけを着けた、ほとんど裸の姿を寝室の空気にさらした。
ブラをしないのは男を誘うためではなく、単に肩紐が重みで食い込むのが鬱陶しいからなのだけど、『大きい』という言葉にも収まらない乳房は、それでもほとんど垂れることもなく丸い形を保っている。

フィル > 「…そういわれると…色々想像しちゃい、ますね」

何か一つお楽しみを取っておく。そんなわくわくが残る悪い気分ではないのだろう。
狼といえど色々な姿があるのだから、彼女はどんな姿なのか。想像をその時まで膨らませていこう、何て思っているようである。

「エレオノールさんを…さびしくない様に…がんばります、から」

寂しいから、と言われていれば取りあえずは額面どうりには受け取っているのだろう。
けれども、先に彼女が体を横たえるままに、戸惑うことなく脱ぎ捨てられていく衣服を見れば、少年の心臓は一つ高鳴っただろう。
スタイルの良さは当然ながら、大きすぎるほどの胸もその体にある意味バランスよく、そして綺麗に形をもって目をどうしても惹いてしまうものなのだから。
モフリとその胸に顔をうずめ、彼女の香りに包まれながら、その柔らかさに身を預けたらどれだけ心地よいだろうか。
そんな事すら自然に考えてしまっているようであり。

「す、すみません…ちょっと…ドキっとしてしまって…」

目を惹かれながらも、まじまじと見るのは失礼だっただろうか。
そんな思いから僅かに視線を下げ。改めてその視線を向けるのは彼女の顔である。
ローブを脱ぎ、裸とは言わないものの、寝るのに邪魔にならない程度に、ポーチや上着を脱ぎ。
寝やすい恰好へと衣服を整えていけば、寝台の空いている場所。
彼女の横に向き合うような形で身を横たえ、少し腰を何かを隠すように引き気味に身を寄せていこうとするだろうが。

エレオノール > 「……うふふ、がんばるなんて、特別なことはいりませんのよ?」

なるべく冷静に、いつも通りの『貴族のマダム』を演じようとして、しかしその必要はもはやないことに気づく。もちろん、彼の母親を演じる必要も。ただ、彼がどうしてほしいのだろうかということ、そして、自分がどうしたいのだろうかということを考えると、

「……あなたのしたいようにしてくれれば、いいんですもの」

そう言って、彼を抱き寄せて、胸の谷間に導いた。彼が『子供』にせよ、『雄』にせよ、その両方にせよ、きっと喜んでくれるだろうと、少し子供っぽいいたずら心も込めて。

フィル > 「そ、それはそうなんですけど…」

変な所で生真面目になってしまうのは、場合によってはいいところでもあり悪い所でもあるかもしれない。
けれども、配達されてきたのが自分なのだから、寂しさを埋めようと意識してしまいすぎてたのだろう。
そんな風に、笑み交じりに零されれば、少し気張り過ぎていたのを自覚したようであり。
気恥ずかしそうにしながらも、大きく一つ呼吸をして貼りすぎた気を緩めていこうとする少年。

「僕の…したいように…」

響く声はまるで頭の中を揺らめかせ、甘く素直な衝動のままの心を惹きだしていくようにも感じられる。
まだまだ子供でありながら、雄でもあると言える合間の年齢の少年であれば、その間に揺れているものもあるのだろう。
寄せられる谷間に胸を薄めたまま、何度か香りを吸い込むように吐息を零し。
やがて、少し甘えるかのように、口先で啄むようにその胸を食んでいくようにしていくだろうが、その行きつく先は当然のように、その頂であったようであり―

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある屋敷」からエレオノールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 とある屋敷」からフィルさんが去りました。