2019/05/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」に苑さんが現れました。
■苑 > (面した街路を掃き清める。手に馴染む箒は、どうやら、遠い故郷の物か。それに大分近い物。
実際、生まれた土地はこの国、背後の館ではあるものの。血は水よりも何とやら。
通行量の多い日中に、すっかり溜まった土埃を掃いて退け。終わる頃には、少しばかり、暑い。
そういえば近頃は。すっかり暑い季節になったと。そう思えば、ぽんと両掌を打ち合わせる。
折角だ、少しでも涼を招く為、打ち水もしておこう。いそいそと手桶に柄杓を手に取って、再び館の前に立つ。
何せ夜になった、この時間からが。娼館という場所が、賑わい始める頃合いだから)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区【イベント開催中】」に刀鬼 紫沙希さんが現れました。
■刀鬼 紫沙希 > 雪駄の音を鳴らし、夜の街を歩く鬼。
今宵はいつも連れているお供も連れずに気ままな単独行動で。
「お、精が出るじゃねえか。 新入りかい?」
店の前打ち水を始めようとしているお嬢さんに声をかけていた。
この辺りをよく出入りする鬼が見覚えのない顔。
自然と興味をひかれ、気軽に声をかけていたのだ。
■苑 > …?
(掛けられた声に、打ち水の手が止まる。
一瞬首を傾げた後。自分へ向けられた声なのだと気が付いて、へにゃりと微笑み頭を下げた。
そして、店の者扱いされるという事は。どうやら、この人物、娼館の事も知っている…お客様なのだろうか。
背後の扉へ目を向ける。厚い扉は、きっちり、内部の声や音を遮断して。内部の様子を窺わせはしないが。
時間的には、既に開店済み、客を招き入れても問題ない筈。
だからもう一度。振り返り、肯いて。手を取り引っ張るように、彼の人物を、案内しようと)
■刀鬼 紫沙希 > 「そうそう、お前さんだよ。 良い顔してるじゃねえか。」
愛想の良い表情に気を良くした鬼。
にんまりと嬉しそうな顔を見せては彼女の顔をまじまじと眺めている。
「おう、しっかり相手してくれよ。」
今宵はこの娘さんと遊ぶことに決めた鬼は、手を取られるまま店の奥へと案内される。
入り口で雪駄を脱げば隅に並べて。
「私は刀鬼 紫沙希ってんだ。 あんた、名はなんて言うんだ?」
■苑 > (あらやぁだ。そう言わんばかりに、横にした掌をひらひらと。
ほんのりと染めた頬が、鬼たる女の言葉を受け止めて、すっかり照れたという証。
館の中へ。そうすれば、内部はきっちりと、この国らしい娼館の風情。
開店早々、とうに事を始めた所もあるのだろうか。微かに、甘い声も耳に触れるかもしれず。
そんな中で、履き物を脱いだ女と共に、従業員の立つ待合へ。
早々に声を掛けて貰った事が、誇らしげ。両手を胸の前で重ねて、表情を綻ばすまま、従業員へと肯いてみせると)
『ようこそおいで下さいました。
…その娘で宜しいのですか?名を、苑と申します。
鳴く事のない娘では御座いますが、仕込みに関しては…はい。どうぞ、ごゆるりと。』
(少しだけ。眉の端をさげた娘の代わりに。しゃぁしゃぁと口上述べる従業員。
鬼がどんな部屋で、どんな行為を望むやら。それに合わせた設えの部屋が用意され。其処の鍵が差し出される。
客である鬼の代わりに、娘が鍵を受け取ったなら。案内兼ねて先に歩き出す筈で)
■刀鬼 紫沙希 > 仕草だけはよく反応するのだが、肝心の娘さんの声がない。
お眼鏡に叶わなかったのかと危惧したが、朱に染まった顔からはそのようには感じ取れず。
もしや、と思いながら係りの者が来るのを待っていた。
娘の表情からは声がかかったことに対する自信が伺えた。
「…なるほどな。」
事情を伝えた従業員が去ると、娘と部屋に向かう鬼。
扉が締まれば、刀を床に置いた後部屋の中央に座り込む。
「喋れないのなら意思疎通をどうするかだな。
あんた、字は書けるか?
書けないなら身振りででも答えてくれればいいが…。
そうだな、お互い初めてだし今日はあんたの好きにしようじゃねえか。
俺は共に飲むだけでも一向に構わねえぞ。」
鬼が用意させた部屋は机や寝具をあしらえたごくごく一般的な部屋。
苑と言う、鳴くことのない娘がどのような娘かより詳しく知りたくなった。
■苑 > (自信が有る、と言って良いかは分からない。
ただ、指名されたからには、きちんとお役目をこなさなければいけないという、義務感や。
義務を果たす為の日々は過ごしてきているという、自負については有る訳で。
従業員も、勝手は違えど、お役目は果たすだろうと考えている。
だから、使命を受けたなら、客の選択を拒みはしない。
ほどなく、とある部屋へと到着すれば。
腰を下ろした鬼女の提案に。ことんと首を傾げてから)
…?…………。
(僅かに横へと振った首は。他と違うから、というような気遣いは。してくれなくて良いと。
仕事は仕事。こなさないという不義理は有り得ない。
勿論、伽事以外も、娼婦の仕事だと。鬼女が考えているのなら。そういう物かも知れないけれど。
同時に、少々大袈裟な位の頻度で、首だの手だの仕草に出るのは。
身振り手振りで何とか、色々伝えようとしているから。
ともあれ。最初は何処から始めようと。眉を寄せつつ、考え込む素振りを見せたものの。
軽く扉が叩かれ、店の者から届けられる酒の盆。
ぱ、と表情を上げ、それを受け取れば、鬼女の傍らへと。楚々とした仕草で腰を下ろす。
膝に置いた朱塗りの盆。猪口を鬼女に差し出して、娘は銚子を持ち上げる。彼女の手元へ注ぐ為に)
■刀鬼 紫沙希 > 「すまない。 どうやら余計なおせっかいのようだな。」
黒い髪を掻き揚げる鬼。
たまに余計なことをしてしまうのが悪い癖だと苦笑する。
別に他の女と差を付けたつもりはないのだがそう思われても仕方が無いかもしれない。
よくよく観察すれば、忙しく切り替わる仕草は彼女にとって効率的な声のありようなのだろうと理解できた。
「俺としてはじっくりあんたの事を味わってみたいって所もあってな。
ま、酒でも飲みながらどうするか考えるとするか。」
店の物が用意したのは鬼が好みで来るたびに注文している酒であった。
猪口に注がれる慣れ親しんだ香りを楽しむと、注がれた一杯をくいと軽く飲み干してしまう。
「やはりこれはいつ飲んでも美味いな。 もう一杯くれ。」
鬼は酒豪であり、酒をまるで水のように飲んでいた。
但し、全く酔わないわけではなく。
杯を重ねるごとに顔は赤くなり、服は乱れる。
そして、いつしか女の腰へと手を伸ばしては抱き寄せて。
■苑 > (こくこくと肯く仕草。
勿論、鬼女の謝意に対して、これ見た事かと言う訳ではなく。
気にしないで欲しいと訴えた意図を汲んでくれた事への、寧ろ感謝を込めて。頭を下げたようなもの。
お銚子から注ぐ酒は。これもきっと。本来は彼女の慣れた物であり。
同時に、娘にとっても。きっと、先祖代々、身体の何処かが覚えている懐かしい物。
こちらへも仄かに香る、酒の匂いに。立ち上る酒精に。杯を重ねる鬼女ほどではないものの。ほんのりと頬に色を帯びて。
幾杯注いだ頃だろうか。くいと腰を抱き寄せられて。思わず目をまん丸く見開いてしまう)
ッ……ッ……!
(全くの不意打ちに。喉から零れる、細く、息を吐く音が。驚く声の代わりだろうか。
うっかり取り落としかけたお銚子を。それでも、どうにか両手の中に包み込み。
そうすれば、邪魔になる事を避ける為。盆毎、脇の卓上へと移してしまう。
これで、もう、大丈夫。
抱き寄せられるままに、横合いから、鬼女の肩口にしなだれ掛かると。
ほっと息を揺らしながら、首を傾げて横様に、見上げてみせる。
うっすらと艶帯びた瞳を向けて。薄く唇を開いたのなら…)
■刀鬼 紫沙希 > 鬼の手が彼女の頭へと伸びれば、優しく触れるだろう。
勿論、折角整えた髪型が乱れない程度に加減はするが。
優しい彼女への鬼なりの礼である。
酒を注ぎ慣れている彼女。
ほどよい色香も合わさって、鬼はいつもよりも飲むペースが速くなっていた。
それに気づかないわけでもないのだが、赤く染まった顔を見ていれば自制することができなくなって。
「なんだ、良い声を出せるじゃねえか。」
か細い音を耳にした鬼は怪しく笑みを浮かべて。
酒が遠ざけられるのを待ってから抱き寄せた手を服の隙間に忍ばせ、彼女の身体を味見する。
互いの視線が交錯しあうと、鬼は首を傾けこちらを見上げる女の唇を奪う。
口の隙間に残しておいた酒をコクコクと女の喉へと流し込み、次いで舌を絡ませる。
しな垂れかかった女の着物より肌が露出すれば、そこへも口づけをしては赤い舌でねっとりと愛撫。
■苑 > (頭を撫でられるというのは。歳に関わらず、相手によらず、心地良い物。
柔く瞳を細めながら。より頭を傾け、頬を擦り寄せるようにして。そんな心地良さを受け容れる。
勿論。触れ合い始めた肌や肢体が、それだけで終わる筈はない。
袷から滑り込む指先の体温に、びくりと肩の辺りを跳ねさせて。
唇から零れようとした吐息は、その直前、口付けによって塞ぎ止められる。
見開いた瞳が、睫が揺れたかと思えば、直ぐに伏せられて。口付けの心地良さに傾けていく意識。
こくこくと鳴る喉は。注ぎ込まれる酒を受け容れて。体内へと送り込まれる酒の濃度が、娘の体温を上げていく。
熱を帯び始める肌が。身動ぐ度に緩む浴衣の袷から、裾から覗き始めれば。
上から、下から、どちらに鬼女の手が這うのだろう。唇が降るのだろう。
例え、それが何処であったとしても。きっと心地良いものだから)
…、……ッ! 、 、ッ…
(ふるりと震える項から背筋が。肌蹴られていく。
零れていく胸元まで、すっかり浸食していく赤さは。酒による物だけではない筈で。
絡めて、離れた舌先に。鈍く光る唾液の糸を滴らせながら。きゅ、と娘の方からも抱き付いて)
■刀鬼 紫沙希 > 頭や頬を摺り寄せられ、可愛らしさに鬼の心が擽られる。
最初は可愛がるだけの指先がいつしか艶かしい触れ方に変わるのに時間はそうかからなかった。
隙間から入り込んだ指先は小さな山に到達するとその頂きを指の腹で捏ねくり、
胸そのものを扱いていた。
彼女の身体が熱くなり始めたころ、下より入り込んだ指があれば茂みを掻き分け秘所の濡れ具合を確かめるだろう。
白い肌を酒と女の唾液で濡れた舌で舐り、感度を昂ぶらせる。
互いが求めあうかのと如く抱きしめあえば、鬼はおもむろに両足を広げる。
気付けば股座より巨大な肉の剣が生えていた。
「どうだ苑、これがお前に入るか?」
女の身体である筈の鬼だが、異能により必要な時に限り業物を生み出すことができた。
鬼の棍棒と呼べる程の醜悪で巨大な生殖器が蒸気を蒸らし、熱を放っていた。
「できれば苑と繫がってみたい所だが、別のやり方でも構わないぞ。」