2019/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にサザンカさんが現れました。
サザンカ > 「おねーさん、林檎飴ちょーだいっ♪」

今夜は富裕地区の大通りで夜市が開催されており
月も満ちる夜更けというのに大通りはかなりの人で賑わっていた。
普段は平民地区や貧民地区などで店を構える行商人達も今夜はこうして富裕地区での商売が許されている
あまりここら付近では見慣れない品々にサザンカは興味津々
次から次へと父親からもらった多額のお小遣いを使い潰していた。

「こんな賑やかな夜だしっ、かぁいい女の子も一人くらいはいるよねっ?♪」

辺りをキョロキョロしながら買ったばかりの林檎飴を咥え、周囲に誘い香を放ちながら夜市を徘徊する。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にユエルさんが現れました。
ユエル > あの、それを、ひとつ・・・あと、これ、も。

(富裕地区の大通り、なんて人通りが多くて賑やかな場所であれば普段であればそう近づく場所でもないのだけれど――夜市、ともなれば話は別だ。
ここでしか手に入らないものとか、珍しい食べ物とか、そういう普段なかなかお目にかかれないものが数多く店に並んでいてそれらを見物しにふらりと足を運んだ。
がやがやと賑やかな喧騒は少しばかり疲れるし、うっかり人の波に飲まれてしまいそうだけれど・・・こういう目的が定まっていないお買い物は少しばかり楽しい。人は目を回してしまいそうな程にいるけれど、多いだけに誰も彼もが自分の事に精一杯でこちらを注目することはなく、それは少しばかり気楽。)

・・・、ん・・・?

(そんな中、すん、と鼻先に漂う甘い匂い。無数の匂いが蔓延するこの夜市において妙に気を引いたその匂い。きょろりと辺りを見渡してその匂いの主を探してみよう、と。)

サザンカ > 「あはっ♪
人間さんの食べ物は美味しいもの一杯で幸せっ♥」

両手に焼きそばやたこ焼きなどを抱えながら大通りをブラブラ歩き回り
誘い香に誘われのこのことやってくる獲物に期待を膨らませながらあざとい表情で待ちゆく人々を魅了する。
しかし、ここら付近から一際目立つ魔力を感じると目の色が一瞬にして変わった。

近い。
とてもおいしそうな匂い。

これは次の獲物に期待できそうだ。
そんな風に誘い香の効力を強め、やがてこちらに向かって歩くロングコートを着込んだ少女と思しき人物の姿が視界に映り込む。

「ねえねえっ、おねーさん♪
一人……?」

やがて対面するように立ち止まった淫魔はフードの下の顔を覗き込むように首を傾げ、ナンパでもするかのような軽い口調で訪ねた。

ユエル > (きょろきょろと辺りを見渡す様はまるで迷子のようか。されとて、少女はもとより一人で訪れていれば探し人など存在せず。
その彷徨う視線が求める先は、すんと鼻に香る気を惹かれる甘い匂いの在り処――。)

え・・・?わた、し・・・?
えぇ、はい・・・一人、ですけど あなた、は・・・?

(声をかけられれば驚きに一瞬目を見開き、その声の主へ返事を返す。
この人の波をかき分けて自分に話しかけてくる人がいるなんて夢にも思っておらず、その声に驚いた様子である。
けれど、少しばかり時間置けば錬金術師の少女・・・魔女も気づくだろう。甘い、甘い気を引く甘い匂い。その匂いの主が目の前の少女であることに。
その匂いはとても心地よく、それでいて中毒性が感じられた。もっとこの匂いを嗅いでいたい。もっとこの子と一緒にいたい。そんな感情を掻き立てられて、それと同時に、疚しい感情も引き出される。ゾクゾクと子宮の奥が熱を持つその感覚はまるで恋のよう。
覗き込まれるその視線からは逃れられず、目を反らすことも出来ず。まるで惹かれるようにして、少女と視線を交わす)

サザンカ > 「そっかっ♪
サザンカはサザンカだよっ♪
ちょっと、パパとはぐれちゃって、一緒に探してくれる人いないかなぁって……
おねーさん、一緒に探してくれる……?」

驚きながらもしっかりと誘い香の効果が発揮されている少女の反応に心の中でひそかに黒い笑みを零しながら少女を誘う嘘を吐いた。
そんなサザンカの表情には父親とはぐれ不安そうな、今にも泣きだしてしまいそうな年齢相応の母性本能を燻ぶる様な幼さが浮き上がっている。

そして、薄っすらと浮かべた涙で彼女を誘おうと、頬から零れるのは嘘で塗れた黒い涙。
獲物を捕食するためならどんな手段も厭わないサザンカだからこそできる芸当か。

心の中じゃ、しめしめと思っているわけだが。
一見、気は弱そうだけど、困っている人がいれば放っておけないような目の前の少女にはちっとばかし酷な誘惑だろう。

そして、サザンカは彼女の心の闇を悟るかのように囁く。

『その子を助けてあげたら、愛してもらえるかもしれないよ』

ユエルの心に直接囁かれた声は、よく聞かなければサザンカのものだとはわかるまい。
これだけの誘惑を与えれば断り切れないことを知ってのこと、だが──

ユエル > サザンカちゃん、サザンカちゃんですね・・・。
私はユエル。ユエル、って呼んでください。

(一度、二度。妙に惹かれる空気を持つ少女の名を反芻し、心の刻みつけるようにしながらふんわりと小さな笑みを浮かべよう。
彼女の匂いも、声も魔女にとっては心地よくその唇は自然と弧を描き、彼女が悲しむ顔を見せるならば安心させる為か、その場にしゃがみこみ、優しげな笑顔を浮かべて彼女の視線の高さに合わせるよう、その場にしゃがみこむ。
――魔女の知り合いが見たならば、その光景は異質と言えただろう。
人見知りである少女である。ここまでするのは非常に珍しい光景で、だからこそこの魔女が目の前の少女にどれ程惹かれているかが推測できる光景か。)

大丈夫。だいじょうぶ、ですからね・・・私が一緒に、きっと貴方のお父さんを、見つけてあげます・・・。

(彼女が逃げなければ、そっと抱きしめて背中と頭をよしよしと擦って安心させて落ち着かせるようにしてみよう。なぜだかわからない。わからないけれど、彼女には尽くしてあげたい、という気持ちが湧き上がっていた。

――心に響く声は少女の魂に響く。こんな小さな子に愛されたい、なんて、と自分の心に浮かぶ浅ましい考えを振り払うように軽く頭を振るけれど、一度根付いた欲望はそう簡単に消えるものではなく。その欲望の炎は小さく少女の心奥に火が灯された。 きゅん、と身体にも小さく熱が宿り。)

サザンカ > 「うんっ
ユエル、ユエルおねえちゃんって呼んでもいい……?」

優しさを含んだ笑顔に沈んでいた表情は明るくなった。
どうやら誘い香の効果が強すぎたらしい。
なんだか妙な感情まで向けられている気がした。

まあ、自分にしてみれば好都合。
特殊な魔力を持つ者の精気は人間の物に比べると格別だ。
それだけで数年は生き永らえることができるくらい、特別な栄養源
なんとしてでも彼女を己の者にしたいという目の前の少女の気持ちを踏みにじる様な卑しい考えが浮かぶ。

「……えへへ
ありがとう、ユエルおねえちゃんっ」

体温を確かに感じる抱擁にうっとりと頬を緩め、それに甘えるように頬ずり。
服の上から感じる柔い豊満な感触に唾を飲み込み、相手に見えないところで恍惚な表情を浮かべた。

「えっとね、パパとはこっちで離れ離れになっちゃったのっ」

ユエルの手を引き、夜市から外れた暗い路地裏の方へと向かって歩き出す。
明らかに人気はなくなり、先とは全く別世界に来てしまったのではないかというくらい静まり返った路地。
感づかれなければこのままここで彼女を墜とそうなんて考えており──

ユエル > ――えぇ、いいですよ。

(少しばかり間があったのはそういう呼ばれ方されるのにはちょっとばかり驚いたが為。お姉ちゃん、なんて呼ばれるのは初めてで、年下と接することはあっても奥手で気弱な性格故か、下に見られることが多く、姉、なんて呼ぶ子はついぞ現れなかった。 ふんわりと浮かべた笑みはちょっとだけ・・・嬉しくなった証か。

――彼女がその無邪気な天真爛漫な顔の下に秘める悪意にはついぞ気づかず。

むにゅり、と無意識にその豊満な胸を押し付けてぎゅっ、と抱きしめて。)

こっち、ですか・・・?なんだか、妙に暗いですけれど本当に・・・?

(なんでもないかのようにずんずんと進んでいく彼女に反して少女の足取りは少しばかり不安気に。何かあれば、私が彼女を守ってあげなくてはならない・・・。きょろきょろと辺りを見渡しつつ警戒するように注意してしん、と静まり返った路地を進んで。

――されど。少女の警戒はあくまで周囲へのもの。懐に抱え込んだ少女への警戒は全くといっていいほどになく。灯台下暗し もし、今ここで少女を襲うつもりならばそれはあっけないほど簡単に事が済むか。)

サザンカ > 「えへっ♪
ユエルおねえちゃん、大好きっ♥」

許可が下りればにっこりと幼い笑顔を振り翳し
相手の母性心を更に引き出すかのように軽く好意を伝えて見せる。
人を魅了することを本職にしている彼女からすれば、言葉巧みに相手を墜としていくことなんて造作ない。
言霊を用いればもっと簡単に相手の心を鷲掴みにすることだってできる。

その有り余るほどの肉付きに埋もれながらこちらも抱きしめ返す。
ただのスキンシップではあるが、この柔肌の感触だけでも内側から欲が溢れ出しそうで、それを相手に悟られないように抑えるのがやっとだった。

「大丈夫大丈夫っ♪
怖いことなんて、何もないよ?♥」

ユエルの心配もいろんな意味で虚しく
突然振り返ったサザンカはユエルの目を見つめ囁いた。

『ここで、服を、下着を全部脱いで、おねえちゃんの裸を見せてほしいなっ♥』

それはユエルの色欲を曝け出すかのように心に刻まれる言霊
人気のないところに連れてきてしまえばこちらのもの。
あとはサザンカの思うがままに彼女から精気を吸い取るだけだった。

ユエル > ・・・ふふ。ありがとうございます、サザンカちゃん。

(その純粋な行為は尊いもので、ありがたいもの。くすり、と微笑んで彼女の好意を受け取ろう。
私も大好きですよ、なんて返すのはちょっとばかり気恥ずかしくて言えず。 ・・・でも、その言葉にはありがとう、という純粋な感謝を。

――少女は人見知りで、奥手。言葉を交わす交流には憧れこそあれど、不得手としている。ならば、その少女の不得手を突けば当然、あっさりと騙され、信じ込むだろう。

大丈夫。怖いことなんてなにもない。そう彼女は言うけれど、流石にこんな場所だもの。彼女の知らない危機もあるだろう。だから・・・彼女へ危害が及ばないように注意を払っていたけれど、彼女への注意はなかった。 その隙間にするり、と忍び込む彼女の言葉。

――服を脱いで。

その言葉は少女の心にするりと忍び込み、抵抗の隙間も与えず少女の身体に命令を下す。

まずはコート。前を止めていたボタンがぷちり、と外されてとさり、と床に無造作に流れ落ちた。
履いていたスカートもなれた手付きでぷちり、とボタンが外されてとさり、と地面に落ちる。
ブラウスもボタンを一つ一つぷち、ぷち、ぷち・・・と外されて肩を通して、するりと脱ぎ落とし
最後の砦として残った豊かに実った胸を包む桜色のフリルによって飾られた可愛らしいブラジャーとショーツ。
ショーツに指を通し、するりと足を抜き、するすると秘所を守る最後の砦はただの布切れと化し、うっすらと陰毛の生えたその可愛らしい秘所を顕にし、
その豊満な胸をしまいこんでいたブラジャーは肩から紐を下ろし、ぱちり、と留め具を外せば片手で摘むようにして、引き抜かれようか。
そして、抑えるもののなくなった胸は たゆん、とその豊かさと質量を象徴するかのように揺れて、彼女に示そう。

暗い夜の中、ほんのり桜色に上気した何も隠すもののない少女の裸身、産まれたままの姿。それが彼女に晒されるだろう。

淫魔の言霊。それに抗うだけの対魔力は少女にはなく、彼女の意のままに操られて)

サザンカ > 「ふふっ……♥こちらこそ、だよっ……♥」

『その代り、これからずっとサザンカの玩具になってねっ♥』

言葉と言葉が交わり、ユエルを洗脳するかのように巧みに言葉を刻み込む。
甘い甘い誘惑と共に彼女の桃色の色欲を鷲掴み、それを引きずり出すかのように囁きかける。

もう既に猫を被ったサザンカの姿はなく
そこに立つのは一人の淫魔。
ユエルを堕落させ、快楽に溺れる様を妄想しながら妖艶な笑みと共に吐息を漏らした。

「あはっ……♥
ユエルおねえちゃん、こんなところで裸になってどうしたのっ?♥」

サザンカの言霊に抗えず、素直に服と下着を脱ぎ去る彼女を前に
イタズラっ子の顔を向けながら首を傾げる。
確信犯の言葉はユエルの羞恥心を燻ぶるように反復し、それに合わせて再び心に語り掛ける。

『ガニ股になって、おまんこくぱぁって開いて、えっちな顔をサザンカにもっと見せてっ……♥』

豊満な胸と、陰毛が茂る秘所をじっくりと視姦しながら
いつ人が来てもおかしくないこの場所で淫らな格好を強要させるような指示。
このまま公開プレイが大好きな露出魔に変えてしまうのも面白いかも、なんて陽気なことを考えていた。

ユエル > (少女の魂に新たな命が刻まれる。 ――私はサザンカの玩具。 例え理性が嫌、と拒絶しようとも少女より上位の存在による命は少女の想いを超えて刻まれる。 ・・・これからはきっと、少女は彼女の思いのままに弄ばれることか。)

・・・え?

(はた、と正気を取り戻す。ふわふわと意識が彼方へ飛んでいくような夢心地から少女は現実へと帰還する。そして、自意識を取り戻せば夜中で人気のないとはいえどこんな往来の真ん中で、しかも彼女の眼の前で服を全て脱ぎ散らかし、彼女へ産まれたままの姿を見せつけていて。
それを自覚すれば)

――~~~~~ッッッ!!??

(声にならない悲鳴が、夜空に響いた。顔は一気に上気し、瞳には涙を蓄え、その顔にはあからさまな動揺と困惑が浮かぶだろう。 なぜ?なに?どうして?そう自分に問いかけるけれど、少女は答えを得ない。ただ、どういう訳か、もう一度服を着よう、と思っても身体が動かず、彼女に私の裸を見せなければならない、という強迫観念地味た何かが働いているということだけ。

――そして、少女に更なる命がくだされる・・・。)

だめ・・・っ、だめ、サザンカちゃん、みな、見ないで・・・!

(――ガニ股になって、おまんこを開いて、えっちな顔を彼女に見せる。 すでにこじ開けられた少女の心はするりと彼女の命令を通す。身体の主たる魔女の指示は受けず、まるで彼女こそがこの身体の主であるかのように彼女の指示通りにこの身体は動く。

少女からも多少の拒絶はあったのか、ガクガクと抵抗するように足が震わせながら足はガニ股の形に開いていき、その指でしっとりと濡れたおまんこをくぱぁ、と糸を引きながら開き、涎を垂らし、蕩けた表情を浮かべながら彼女に淫らな笑顔を見せるだろう。

・・・触れてもいないのに濡れているのは彼女が与えた色欲を引き出す匂いの影響か。

だめ・・・こんなの、だめ・・・!そう思いつつも、彼女に見られている。誰かに更に見られるかもしれない。そんな恐怖は興奮となって少女を蝕むだろう。)

サザンカ > 「あはっ……♥
おねえちゃん、変態さんっ……♥」

正気を取り戻したユエルの当然の反応に悪魔の様な笑みを零すサザンカ。
酷く取り乱し、何が起きたのかも理解できない状況に陥っている彼女を前に、サザンカはただただ興奮を示し、彼女を責め立てるような言葉を紡ぐ。

「こんなはしたない格好しちゃって……♥
誰か来たら大変だねっ……♥」

彼女の耳元へ、
エルフの耳へ囁かれる羞恥を誘う言葉。
抑揚に乗せたサザンカの甘ったるい嬌声にも似た囁きは、言霊よりも強くユエルの脳に刻み込まれるだろう。

「おねえちゃん、好き……♥
なんだか、おねえちゃんのこと……ただの玩具にするのは勿体ないなぁ……♥」

早速ユエルから溢れる精気を肌で感じたサザンカは何かを考えるように俯き
再び顔を上げ答えて見せる。

「ねえねえ、人間さんって……恋人ってのを作るんだよねっ?♥
ユエルおねえちゃん、私の恋人になってみない……?♥
そしたら、ちゃーんと大事にしてあげるよっ♥」

眼前で陰唇をくぱぁと開き、蜜を垂らしながらだらしがない表情を見せつけるユエルに対し一つの提案をしてみる。
多少の抵抗は見えるものの、ここまで自分を信じて付いてきたユエルに対し、救いの提案を投げかけた。
断られれば屋敷の地下に連れてって永久的に自分の養分として生きてもらうことになるが、それはそれで構わないわけで。
ここはあえて言霊を使わずに自分の言葉で訪ねてみる。

ユエル > ――ッ・・・!

(ゾクゾクゾクッ、と少女の身体に甘い痺れが走る。変態、なんて自分を罵る言葉に興奮を覚えるか。
自分より明らかに幼い童女、といえる姿の少女に可愛らしく変態、と罵られて。恥ずかしい。恥ずかしいはずなのに、それだけではなく高揚してしまう自分もいて。 違う、こんなの違うんですから・・・!と、自分に訴えかけてみても身体に宿った被虐という名の性癖は覆せず。罵りの言葉は少女へ興奮と色欲という名の甘い毒として身体を蝕んでいくだろう。)

こい、びと・・・。

(かつて、そう呼べるような相手を持ったことはあった。けれども、それは形だけのもの。
一人目はただの友人の延長線。身体の関係を持ったことはあっても、そこに愛はなく。
二人目はただのセックスフレンド。身体を貪られ、調教され、開発されたとしても、その行為の最中は愛を囁かれようともそこに想いはなく、空虚なもの。)

・・・大事、にしてくださいますか?私のことを、愛してくださいますか・・・?

(誰かに愛されたい、求められたい、必要とされたい。少女はそんな強い承認欲求を抱えていた。幼い頃に母の愛を失い、それ以降はひたすらに迫害を受け続けていた為に人の愛、というものに飢え、それを求めてきた。先の二人の告白を拒絶しきれなかったのも、奥手というのにも加えてそれを求めてしまったが故。 
・・・それを童女の姿をした彼女にも求めてしまったのは少々アレかもしれないけれど。
甘い匂いで誘い、無意識に彼女から好意を植え付けられた少女に恋人になって、と強請られれば心はぽかぽかと暖かくなって、身体は歓喜に震える。 嬉しい、嬉しい、嬉しい・・・、と。
恋人なんて、道具に比べれば幾分もマシ。ただ、それ以上に・・・誰かに、愛されたかった。必要とされたかった。――恋を、してみたかった。
不思議に惹かれる彼女の言葉。少女は――。)

はい・・・なります。恋人・・・。私・・・サザンカちゃんの恋人に、なります・・・。

(――そうして、契約は為った。)

サザンカ > 「罵られて興奮するんだもんっ、おねえちゃんは変態さんだよっ♥
でも……私はそっちの方が好き、かなっ♥」

そういえば、好きという言葉も素直に心から言ったことは今まで一度でもあっただろうか。
そんなことを考えると、自然と照れくさい笑みが零れ、頬をぽりぽりと掻いてみせる。
そこにあるのは独占欲と所有欲と歪んだ愛の形ではあるものの、淫魔には確かに普段は感じないような感情が宿っているのは確か。

「うんっ♥
玩具や奴隷なんかより、ずっと楽だと思うけどなっ……♥」

人の世で生きて数百年。
恋なんてしたことがないサザンカにとってはただのお遊びのつもり。
けれども、言ったからには優しく大事に扱うつもりで
屋敷の地下に監禁している者達よりもずっと快適な暮らしをさせるつもりだ。
そこに恋愛感情が芽生えるかどうかはわからないものの、自分にとって大きな利を与えてくれるユエルにはできるだけ傍にいてもらいたいっていうのが本音だったりする。

「ふふっ♥
いいよっ♥おねえちゃんのこと、ずっと大事にしてあげるっ♥
他の人がユエルおねえちゃんをどう思うのかは知らないけどっ
サザンカはずっとユエルおねえちゃんが求めるものをたくさんあたえてあげる♥」

いつの間にか腰から生えた羽と臀部から伸びた尻尾。
どうやら身体が勝手に反応して本来の姿の一部が露になってしまったようだ。
しかしまあ、半ば冗談半分で言ったことがいざ現実になるとどうしたらいいかわからない。
いつもなら相手が壊れるまでいたぶり続けるのだが、
求められるものが快楽じゃなく愛だというならばそれに応えないわけにもいかないわけで──

「じゃあ、これからはずっとサザンカの隣にいてねっ♥
サザンカもおねえちゃんの傍にずっといるからっ♥」

なんだか恥ずかしくなったサザンカは照れ隠しのつもりでユエルの豊満な身体に抱き着いた。
直で感じる熱に吐息を漏らし、その小さな手はユエルの豊満な果実に沈み込むように食い込み、優しくゆっくりと撫でまわしていく。

ユエル > ――ちがっ・・・!・・・い、ます。そんな事、ありません・・・。

(その言葉は頭こそ大きいけれど、その後は消え入るように小さく。

――変態。その言葉は少女は否定したけれど、その性癖を考えれば否定しきれないだろう。 えっちなのは嫌いじゃない。するなら激しい方がすき。愛されてる実感があるから。縛られるのもすき。相手に強く求められてる感じがあるから。落書きされるのもすき。相手の所有物として求められてる実感を得るから。奉仕するのもすき。相手の悦ぶ顔を見るのは嬉しいし、可愛らしい。輪姦されるのも嫌いじゃない。複数人から強く求められるのは大勢から必要とされて嬉しい。 ・・・etc
それはこの淫らに乱れた国であるから時には実践として。時には空想として少女の身体を卑猥に染め上げた。 ・・・恥ずかしいから口にはしないけれどそんな女であるから彼女の告げる変態、という言葉は魔女の本性を顕にすればふさわしい言葉であると言えるだろう。
彼女が強い独占欲と所有欲を顕にすればする程、魔女は歓喜に打ち震えることであろう。)

はい・・・大事に、してくださいね・・・。

(少女とて未だ彼女へ恋をしているのかはわからない。そも、恋とは何か、それすら危うい状態であるのだ。けれども、彼女に惹かれてしまったのは間違いなく、それは恋には至らずとも、好き、という感情は確かにあるのだろう。 ・・・それは植え付けられたものか、それとも少女自身から沸き上がったものか。それはまだ、わからないけれど。)

はい・・・ずっと、隣にいます。あなたが私を、求める限り・・・ずっと、隣にいましょう・・・。

(彼女が抱きついてくるならば、魔女もそれをおずおずと抱きしめ返そうか。優しげな視線を向けつつ、彼女の小さな身体を抱きとめて、彼女が優しく触れてくるならば、はう、と小さな甘い吐息をこぼしながら彼女の手の動きに合わせて魔女の豊満な双丘はむにむにと柔らかく、包むように形を変えるだろう。
魔女の胸は、少女の玩具としてむにむに、むにむにと。)

サザンカ > 『本当に、変態さんじゃないのっ?♥
素直になったら、もっと気持ちいいことしてあげるのにっ♥』

にっこりと微笑みながら囁かれた言霊。
彼女の性癖を探りながらその反応を焼き付ければそこを触れるように
淫魔はそっと誘惑する。
愛しながら自分だけを求める存在へと塗り替えるように
ある種、それこそ愛しながら壊して愛しながら埋めていくように。

言葉と生まれ持って得た性的手段に対するテクニックを用いて言葉通りユエルを愛撫する。
実った乳房も、そこから伸びる腹部への曲線も
鎖骨や首筋に薄っすら浮き上がる汗さえも、自分の物の一部だと思い込むように、サザンカはやらしい手つきで触れ、愛していく。

「おねえちゃんも、サザンカのこと大事にしてねっ♥」

産まれてこの方大事にされたことなんてなかったサザンカにとっては初めて口にする言葉かもしれない。
ずっと独りぼっちだったのは別に寂しいとかなじゃない。
けれども、温もりを求めなかったかと言えば嘘になるのかもしれない。
だからこそ、人に紛れて溶け込み生活している。

本人がそのことを自覚しているかどうかは、微妙なところだが。

『おねえちゃんはサザンカが酷いことしても、いなくならないでねっ♥
壊れちゃっても、ちゃんと元通り治してあげるから……♥
サザンカのこと、ちゃんと信じてねっ♥』

乳房をしっかりと揉みながら囁く。
それは呪いの様に見えない鎖でユエルを縛り付けるものだった。
例え、精神が壊れる程の快楽を与えても、自分が治すと
まるでユエルに安心感という名の信頼関係を無理矢理結ばせるかのような言葉。

そして、サザンカの指先はユエルの下半身へと伸び始めた

ユエル > ・・・はい。私は変態、です。なので、お仕置き・・・してください。ひどいこと、いっぱい・・・してください・・・♥

(彼女の言霊に誘われて、滑るように自然と言葉が紡がれる。少女に彼女の言霊に抗う術はなく、まるで操り人形のように彼女の意の侭に欲望を口にする。
少女が魔女を愛し、愛で、可愛がるならば、魔女もそれに応えるように少女を愛し、尽くすだろう。 
・・・それが行き過ぎれば、彼女への依存と変じるのも決してありえない未来ではなく。

彼女がそのほっそりとした指で触れ、撫でるならばその動きに合わせ、魔女は熱っぽい吐息を漏らし、甘い声で鳴くだろう。さながらそれは、楽器のように。サザンカの指が滑れば、魔女の声が響き、ぴくり、と身体を震わせる。彼女の手の平の上で踊る様は彼女の所有物そのものであるように。)

はい。 私も、貴女を愛します。大事に、します。

(けれども、愛、というものに憧れこそすれどいまいち知らない少女。その上、奥手ともなれば魔女が与える愛は、不器用なものとなるだろう。)

――はい。

(そのお願いは誓約として少女に刻まれる。
サザンカの近くを離れない。サザンカの事を信じ続ける。
その2つが新たに少女の魂に刻まれる。
決して彼女を裏切ることなく、彼女の事を信じ続け、愛し続ける。それが、ユエルという女だと定義された。

――少女に最早逃げるという選択肢は消えた。どんなに彼女がひどいことをしようと。例え、どんな処遇を与えたとしても。きっと、魔女が主人の側を離れることはないだろう。きっと、最期のときまで寄り添い続けるだろう。

そして、童女の指先が魔女の下半身へと伸びるならば、 はー♥ はー♥ と、少女は期待するようにその指が触れるのを待つだろう。既に太ももにはとろり、と溢れた蜜が流れていて、秘所もしっとりと濡れて主人に、恋人に触れられるのを今か今かと待つ始末。少女の指を、阻むものは何もなく。)

サザンカ > 「ふふっ♥
そうだねっ……♥おねえちゃんが求めるならいくらでもっ……♥
でも、ちゃんと愛してあげるから……♥安心してねっ♥」

その言葉がユエルの本心なら素直に答える。
愛することの本質なんてのはまったくわからない淫魔だが、きっとおそらくなんとかなるだろう。
そんな楽観的な言葉と共に乳房を形が変わるほど強く揉みしだき
尖った先端部へ指を掛け、くりくり♥と引っ掻いてみせる。

どんなに歪んでいても、目の前の少女なら受け入れてくれる。
そんな甘えはサザンカにも生れ、淫魔としては人に魅了されるなんてあってはならないことなのだけれど
その瞳にはしっかりと快感に身を震わすユエルの姿が映し出されている。

もっと、もっと依存してほしい
もっと、貴方の精気がほしい
もっと、自分を求めてほしい

狂気にも似た感情が溢れ
訳も分からないまま高潮する感情に流され愛撫する。
少し乱暴な責めに、サザンカすら意識が遠のきそうな感覚を覚えた。

「……っ、ふふ…♥
離れちゃ、やーよっ……♥」

戸惑いながらもうっとりと微笑み
可愛げのある声で呟いた。
それが相手に聞こえたかどうかは定かではないが、確かに照れの含んだ外見相応の声で──

「……ありがとっ♥
おねえちゃん、大好きっ♥」

いなくならない。
きっとこれは言霊を使わなくても叶えられることだろう。
何故ならサザンカはもうユエルを完全に魅了し惹きつけているから。

責めと相まって吹きかける吐息の熱と甘ったるい声
歪んだ信頼で出来上がった関係に背徳感を覚え、乳首を弄る指がほんの少し強く力を入れてこねくり回していく。

そして、十分に乱れ切った陰唇にあてがった人差し指はビラビラと蠢く唇を擦りながら上下し
そこから溢れる蜜を陰核に塗りたくるように指を動かした。

ユエル > はい・・・っ、はい・・・ったくさんお仕置きして、愛して、ください・・・♥

(例え言霊によるものでも一度吐き出してしまえばブレーキも緩くなるもの。彼女に誘われるように求める言葉を口にして、形が変わる程その豊満な胸を揉みしだかれて、その赤く充血し、尖った胸先を引っかかれれば ひんっ♥ と、甘い嬌声とともにぴくん、と身体を軽く跳ねさせて。その快楽に染まった声は、もっと、もっと・・・という言外の求めとなるだろう。

彼女の欲に応えるように、彼女の責めをその一身で受けて、その指先が何か縋るものを求めるように空を切る。
やがてその指先が彼女の服へと至れば、きゅっ、と強く握って彼女へ縋るだろう。)

だいじょうぶ・・・大丈夫、ですからね・・・私は、側に、います・・・離れませんから・・・。

(彼女を安心させるように、姉が妹に優しく語りかけるように、優しい言葉で彼女に語りかけるだろう。もう少し余裕があれば、彼女の頭を撫でるくらいは出来たかもしれないが、生憎とそこまでは余裕がなく。むしろ、彼女に縋る程度の状況で。
互いの甘ったるい声と吐息が混じり合い、一種の接吻とも呼べるような空気が魔女と少女の間に産まれつつ、乳首を捏ねる力が強まれば やっ・・・! と、甲高い嬌声が上がる。
そして、陰唇へと彼女の指が至り、軽く擦り上げるように彼女の指が上下すれば、その彼女の指先にマーキングでもするかのようにべっとりと魔女の蜜が絡みつくだろう。
そのまま少女の陰核にそれを塗りつけるように指を動かせば、少女の足腰はいよいよ怪しくなってきて、少女の吐く吐息もそれに籠もる熱が強くなる。 はー♥ はー♥ と興奮したように溢れる吐息は限界が近いことが伺えて、彼女に縋る指先にかかる強さも一層強くなっていくことだろう。)

サザンカ > 【継続予定です】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からサザンカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からユエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にシュティレさんが現れました。
シュティレ > 今宵は月が綺麗ですから、私は久しぶりに散策することにしました。
目的などはありません、ただただ、月の光に誘われての散策ですから、気が向いたら帰るというものでいいのでしょう。
今宵は、王都にある隠れ家の近くにいます、王都でも生活が容易いように、と購入した物件でそれなりに気に入っております。
とはいえ一人しかいないので全て自分で行わないといけないのは少し不便に思えますが……まあ、戻って休憩するだけの場所にそこまで気を回しても仕方ありません。
私は、石畳で舗装された道を静かに進むのです。
人の国は不便です、夜は大体の店が閉まっていて、出来ることは散策することか、どこかで本を読むこと、ぐらいですから。

シュティレ > 書物でも持って来ればよかったです、私は考えるのですが、折角拠点の外に出たので、拠点に戻るというのもあまり面白くありません。
書物は諦めてしまいましょうと、私は思いました、今度来るときは持って来ればいいだけなので。
石畳を進み、夜も行っている劇場が近くにあったのを、そういえば、と思い出しました。
まだ、歌劇か何か、行っているでしょうか、行っていればそれを見に行くのも、と私は思いまして、足を向けてみることにします。
歩みながら、月に視線を向け私は思います。
今、あの子はどこにいるのだろうか、と。

片時も忘れたことのない、妹になった存在、いなくなってからそれなりの月日が経っています。
探して周りもしましたが、見つかりません。
私は、只々、彼女の無事を祈るしかできません。
ふぅ、と小さく息をこぼし、視線を、月から道に向け直します。
夜で人が少なくとも、全くいない、というわけでもありませんので。