2019/02/04 のログ
■竜胆 > 少女と狼犬は何事もなく公園に到着する
さて、と少女はつぶやいて、狼犬の首元からリードをまずす
「さて、グリム……?」
リードを外されて、さあ、走り出そうとしている狼犬に少女は声をかける。
何事か、とこちらを見るそのワンコに、ニッコリと笑ってみせるのだ。
「ちょっと、載せてくださらないかしら?」
唐突なお願いに、しかし、狼犬は大きくひとつ吠えて了承したらしい。
乗りやすいように伏せてくれた。
少女は、狼犬の背中に乗って。
しばらくの間、走り回るさまを体感するのだった。
そして、そのまま、去っていくのだろう―――
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から竜胆さんが去りました。