2019/01/25 のログ
ご案内:「富裕地区 とある邸宅」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > [待ち合わせ待機中です]
ご案内:「富裕地区 とある邸宅」に紅月さんが現れました。
セイン=ディバン > 「……なんつ~か、スマン。
 お前さんが、お前さんであるからこそ。
 こういう話、聞き飽きてるとは思うんだけど」

相手の様子に、男が申し訳無さそうに言う。
結局、自分自身のわがままな申し出だ、ということは自覚しているのだ。

「でも、お前だって。
 守らなきゃ、なんて。お前の思い上がりだぜ?」

続いて、相手のもらした言葉に、男はそう言いながら、相手を抱きしめる。
そのまま、相手の頬に触れ、自分の方を見るように仕向け。

「……待ってな。すぐ強くなって。
 お前のパートナーに相応しくなってやるからさ」

微笑み、相手の唇を優しく奪う男。
そのまま、相手をベッドに押し倒すようにしていく。
その瞳には、遊びなどなく。真剣な思いが浮かんでいた。

紅月 > 「…よく言うよ、セイン。
あんさんだって『背負った者』を嫁さんにしてるなら…それが自惚れじゃないヤツも実在するって、ホントの意味で知ってるだろうに」

何処か諦めたようなボヤき声で、やんわり毒づいてみる。
きっと、そのくらいは許されるだろう…嫁さんの話が彼にとっての一種の弱みだとしても。
気合いを入れてお洒落して、珍しく"女性らしく"頑張ったところの…この、仕打ちなんだから。
彼の掌に誘われるまま、上げた顔には…苦笑。

「全く…そのパートナーだっていっぱい居るの、紅、知ってるんだからね~?」

申し訳ないと思ってるヒトを怒っても何にもならない…だから、こそ。
せめて困らせてやりたくて、やっぱり可愛いげのない…冗談混じりの意地っ張り。

「…でも、待ってるよ。
"私を手に入れたくば、相応の力を見せてみよ~"…なんてね、うふふっ」

そうしていつものように笑いながら、ベッドのようなふわふわの冗談にふんわり包み、うやむやにしてしまおう…きっと、責める気はないのだろうと伝わる筈だから。
唇を奪われても、押し倒されても…緩い調子は変わらずに。

セイン=ディバン > 「……それでも、だ。
 オレだってただ漫然と仕事してるだけじゃねぇんだぜ?
 人間で、超越者に匹敵するやつも何人か見てきた」

だから、自分もそうなれるのではないか。それは、とても雑な理屈ではあるが。
男が魔王級、超越者級になれぬ、と。
そう運命付けられたわけではないのだ。
事実、男の実力はこの数年で急激に伸びている。

「あら、耳ざとい。
 でも、そりゃあお互いさまってか。
 そこだけは干渉しない、って話だろ……?」

相手の鋭い指摘に、男は驚いたような顔になる。
実際、あっちこっちで気に入った相手に粉をかけているのだから。
方々から恨み節を口にされてもまったくしかたないわけで。

「ん。つっても。
 逆にオレが強くなりすぎて、お前がメロメロになっちまって。
 会いたくて会いたくて仕方なくなるかもだけどな?」

相手の言葉に、男も冗談のように言いながら。相手を押し倒しきってしまえば。
男は、相手の唇を奪ったまま、する、と。
その衣服の中に、手を侵入させようとするだろう。

紅月 > 「…仕事は堅実派、なんじゃなかった?
無茶くらいしないと…人間の生じゃ、厳しいよ?」

人間を"可能性の獣"と称する程度には…当然、不可能ではないと思っている。
それどころか、やる気のある人材を育てるのも長い生の楽しみだ。
…しかし、だからこそ。
その壁が高く、特殊な状況でもなければ長い時間がかかる事を知っている。
女の苦笑からは"期待せずに待ってる"なんて声なき声が読み取れるかもしれない。

「ふふっ、何処かで泣き寝入りしてるレディの代わりに言ってやっただけですよー、だ。
…紅のフラフラは一応"ゴハン"っていう大義名分があるもんねーっ!」

こうなりゃ自棄だと言わんばかり…フフン、と鼻を鳴らし開き直る。
事実、異性の元より野山をフラフラしている事の方が圧倒的に多く…誰かと肌を重ねる時は大概本気で飢えた時か、相手に誘われた時。
そもそも普段は手を出される側であり、眼前のこの男にも粉をかけられた…然もありなん。

「……全くもう。
そーゆーのはもっと女心を理解してから言って下さいまし。
…ん…は、ぁ……以前のように"腰砕け"になるのは、御容赦願いまするぞ?」

相手の冗談に呆れ顔…呆れついでに御注意ひとつ。
つまり、どこぞの宿でまぐわった時のようにギックリやらかして心配かけるんじゃないぞと…本人達にしかわからないソフトな表現で釘を刺したというだけであるが。

セイン=ディバン > 「そりゃあ仕事の話。
 必要なら、多少なりとも無茶や無理はするぜ、オレは」

確かに、この男は基本的には堅実にしか仕事をしない。
僅かにでも失敗する可能性があれば、一歩引く男ではある。
だが、だからといってまったく挑戦をしないタイプでもない。
その必要性を感じれば、無茶も無理も辞さないし、やり遂げてみせるタイプなのだ。

「ふ~ん? そんなヤツいるかなぁ。
 こう見えても、女を鳴かせることはしても泣かせたことは……」

そこまで言って、男はやれやれ、と苦笑する。
男自身、自分でもそれはない、と思ってしまったのだ。
実際男に泣かされた女性も多いのではないだろうか。

「女心、ねぇ。
 そ~いうのは、理解できるやつが理解すりゃあいい、って思うけどな。
 ……はっはっは、言ってくれるわぁ。だったら……。
 今日は、お紅が『勘弁してください』って言うまでしてやるかな」

そもそも、全うに育ってこなかった男。
人の心、女心。そんなん理解できるか、と嘯きつつも。
相手の服の中に手を入れながら笑い、愛撫を開始する。
胸をもみながら、相手の太ももの間に足を。
そのまま、膝をクレパスに押し付け、キスをし。
唇、胸、女性器の三箇所を同時に攻め立てていく。

紅月 > 「えー?ホントかなぁー…?」

クスクスと笑いながら、わかったのかわかってないのか…強さも女の泣かせ具合も、そのうちわかる事もあろうと問い詰めはせずに。

「あっはは、もーちょいわかろうとしようってばー!」

ケラケラと愉快げに笑いながらツッコミを。
実際、そこまで男はシーフなんてやってるくらいなんだから…機微に疎いという訳では無さそうで、やろうとすればもっとモテそうなのに勿体無いと思ってはいたのだ。

「は、んぅ…ふふっ、溺れさせて下さいませ?
そのくらいの"御褒美"は…んん、っ…頂かないと…ね」

そう、ガッカリばかりなんて真っ平御免。
割り入れるように脚を緩く開かれながら、煽るように微笑む。
彼が結構負けず嫌いなのを知っているから…それを利用してでも、"申し訳ない"なんて思わないように。
捲り上がったワンピースの下には、桜色や白のレースの下着とガーター…ダークカラーを好むこの女には随分珍しいチョイス。
それも含めてのささやかな努力、勇気…であったのだ、今日は。

セイン=ディバン > 「さぁてねぇ。それはオレが決めきることでもねぇだろ?
 そういうんは、最終的には他人が決めること、でね」

自分の行動などの最終的な『評価』とは。自身が決めることに非ず。
人の評価とは他人が下すものである、と笑う男。
自分でどれだけ言おうと、他人が違うと思えば違う。
そういうことだ、と男は思う。少なくとも、評価、というものに関しては。

「断るね。一々女心を読んで行動してたら、キリがない。
 男心も女心も、互いに読むのが一番なのさ」

男ばかり女に尽くしてもダメだし、女が男に尽くしてばかりもよくないだろ?
そう笑いつつ。男は、次第に愛撫を本格的な物にしていった。

「もう溺れてるんじゃないのか?
 ……ま、焦るなよ。今日はたっぷりと、だからな」

相手の言葉に微笑みつつ。キスは深いものに。
舌を口内に入れ、歯列をなぞるように。
胸への愛撫は、揉む動きから。先端の突起を摘むようなものに。
女陰に押し付ける膝は、小刻みに震えさせ。
特に、硬い部分を軽く淫角へと宛がうようにしていく。
当然、男自身も興奮していくのだが。
それは一旦隅にでも置いておくのであった。

紅月 > 「それもそう、か…
やれやれ、紅も緩くは生きてるけれど…セインも大概、ね?」

彼の意見は"他人が見ていてくれる"事を前提とした言葉…悪ぶって他者と距離を置こうとするわりには、何だかんだ他者を信じているのだ、この男は。
だから、やっぱりクスクスと愉快げに笑い
「ひねくれ者め」
なんて言ってやったりしてみたり。

「…ふ…っん、はぁ、っ……ぁ、やあ…っ!」

胸の尖端を摘ままれればビクリと身体が跳ね、股座を刺激されれば脚を閉じようと腰をくねらせ身悶える。
呼吸も髪も徐々に乱れて、快楽に蕩けて…

ご案内:「富裕地区 とある邸宅」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「富裕地区 とある邸宅」から紅月さんが去りました。