2018/11/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリヴァースさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリヴァースさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリヴァースさんが現れました。
リヴァース > 石畳で舗装された道を一人歩く青年。清潔そうな身なりをしているが、護衛の姿も見えず帯剣すらしていない姿から、貴族ではないだろう。使い古し色褪せた肩掛け式のバッグを抱えして向かうのは、富裕地区と平民地区の境目に当たる場所。

「にしても、城勤めというのは大変なんだな…こんな時間に呼び出しか」

お陰で今夜の仕事は無しになってしまった。鞄の中には使われずに終わった仕事道具。特に生ものの類は今夜使ってしまいたいのだけれど。

「具合よく客に会えたりとか…ねーよな、やっぱ」

リヴァース > 「行ってみっか…確か近くにパブあったよな」

貴族、ではなくその屋敷で働く使用人が行くような酒場は富裕地区にもある。当然客質は平民地区のそれとは違うが、眠れずに酒場に来ているような人間ならいるかもしれない。
不眠症というのは、得てしてストレスを抱えるような人種がなりやすいものだからだ。幾人かいる常連客も、大体は働きすぎや人間関係のストレスや疲れが原因で眠れなくなったという人ばかり。

あとは、戻るにしては早い時間だというのも足を向ける理由になった。添い寝屋という仕事柄、夜一人でいる事は少ない。正直に言えば時間を持て余していた。

馴染みのドアを潜れば、カウンターでグラスを磨くマスターへとアイコンタクトを送りスツールへと腰かけて

「なにか温まるものを」

リヴァース > 出されたグラスから香る甘い匂い。果実酒を湯で割ったものだと知れば代金を置いてゆっくりと飲む。

愛想よく世間話などを交えるのは営業の一環で、だからこそ素の砕けた喋り方ではなく、客向けの丁寧な対応を。酒場のマスターには客を紹介してもらう事もあり、そこそこに仲が良い。

この日は、グラスが空になるまでゆっくりと過ごしてから帰宅する事にして

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリヴァースさんが去りました。