2018/10/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアイディールさんが現れました。
アイディール > 富裕地区にある宝石店。
貴族向けの高いものから、平民にも手の届く石。
あるいは冒険者が使う魔力を帯びた石まで。様々な宝石を扱う店。
その片隅に置かれた雑多な宝石――値の張らない、一山幾らの石。
その中に、その輝石は存在していた。

――透明で小さな石の中に、まるで燃えているような光が存在する。
薄っすらと、時間に応じて色を変えていく。青、赤、黄、緑、紫――。
きらきらと煌めく色の中に、時折黒く闇のような色合いが走る。

それはそんな石だった。
ただ、静かに静かにそこに存在し、いつか消えてしまうだろう。
そこに存在するのが極自然で――けれど、決定的にどこか不自然な光。
そんな風に、今宵それはそこで何かを待っていた。

アイディール > いつの間にか、誰の手によるか紛れ込んでいた石。
それがいつの間にか商品の棚から消えていた。
それに気づいたものは、いたのか、あるいはいなかったのか――。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアイディールさんが去りました。