2018/09/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 富裕地区にある税収官の邸宅は絢爛豪華―――そして趣味が悪い事で有名だ。
豪華であれども荘厳さの欠片も無い邸宅には今日、ぽつぽつと人が訪れていた。

普段は税を自らの足で取り立てに参るのが常であるが当然、納められるのを受け取る時もある。
今日はそうした、自らの足で税を――或いは”善意で”援助を得た者が訪れる日。
とは言え、主自ら対面することは滅多と無く、部下に対応を任せることが殆どだ。

よっぽどの大物の来客か、或いは食指の動く女が訪れた際には、連絡を受けて自らが相対することもある、という程度。
中には税や援助の見返りの低減を願う代わりにと、生贄の如く何も知らされず――或いは奉公を言い含められて――代理として女性を送り込む輩も居る。
さて訪れる人物が相対するのは、果たして部下となるのか、館の主となるのか。

「…っち、特に目ぼしい者は来ておらんか。何かあったら連絡を寄越せ。
 儂は部屋で”仕事”をしているからな。」

訪問記録に目を通し、興味を引く名も、部下からの推薦も無いと知れば舌打ちを一つ。
なればと、部下へと声をかけ、仕事と言い放ちながらも寝室へと移動する。

――今日は既に1人、目を着けて引っ張り込んでおいた所だ。
拘束し、媚薬をたっぷりと局部に塗り込み部屋へと放置したその女は、今頃どうなっているだろう。
想像して自然、足取りが軽くなる。
次なる獲物が見つかるまでの余興には丁度良いと、下種な笑みを浮かべて。
寝室の扉をゆっくりと、開いた。

キュリオ > 淫蕩に耽る時間が、此処から始まる。
配下の者が呼びに来るまでの間、寝室からは雌の鳴き声が響き渡るのだった―――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にティリアさんが現れました。
ティリア > (立ち止まった。数多の邸宅が並ぶ、その一角にて。)

――――ちょっと…嫌だ、なぁ…

(捕り物だの拐かしだの、幾つかの騒ぎに巻き込まれ、巻き込み。お陰でとうとう実家へと呼び出された。
勿論、実際の所は、家出娘を心配しているような物なのだ…と分かっているが。
一度此方から空けた距離を、出来れば簡単に詰めたくはなかった。
だから。今その地区に居るなら、と上から指令が来た時は。万々歳で親兄弟の下を辞したものの。

――先日の、神聖都市のように。この辺りでも、異国人への謂われ無き所業が起きていると。
それが後々、国と国との問題になりかねないからと。
先ず下調べだけで良いから、と言われ出てきたものの。

…あんな光景を、こうも短期間に見続けろというのか、と。どうあっても忘れさせてくれないのかと。
考えれば考える程気が重くなる。
それでも、命令は絶対。服装だけは貴族の小娘ではない、軍属のそれに取り換えて。
匿名の報せが有った、とある屋敷の前に立つ。

…実際の所。未だ、真偽は分からない。最悪、この屋敷の住人を。
怨み妬んで陥れんとする、デマの可能性も。決して皆無ではないのだから。) (09/17-21:17:24)

ティリア > (謂わば様子見。カマを掛けて、ぼろを出すならそれで良し。
どの道、貴族相手に然るべき処遇を取ろうというのなら。それ相応の事前手続きが必要だ。
踏み込むにも、調べ上げるにも…引っ立てるにも。
無論、その間に証拠を隠滅される公算は高いが…それも、この娘が選ばれた理由なのだろう。

その瞳が有れば。一見無手であろうと、記録映像という確たる証拠を、手に入れる事が出来るのだから。

だが、あくまでもそれは視覚、映像に関してのみ。
それ以外は本当に手を空けていなければいけない…というより。
この地区で迂闊に得物を抜く事、振り回す事は御法度だ。
お陰で、銃を持ってくる事は出来無かった。それも、不安且つ不機嫌である理由の一つ。

…とはいえ。何時迄も人様の屋敷前に突っ立っていれば。
それこそ不審者扱いで、逆に此方がとっ捕まってしまいかねない。
深く深く。露骨な溜息を吐いてから…屋敷の、ノッカーに手を掛けようと。)

ティリア > (扉を叩き。屋敷の内へと招き入れられる。
果たして報せは真か偽か。囚われた者が在るのか否か。
そして、無事に仕事を終えたか、帰路に就く事が出来たかは。
何が待ち受けていたかによって変わった筈で。)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からティリアさんが去りました。